おやつを有効活用しよう♪散歩を嫌がる犬の散歩嫌いを克服させる方法

犬の散歩嫌いを克服させる方法

本来、犬は散歩が大好きな動物です。しかし、その一方で散歩に行きたがらない犬もいます。 犬の健康を保つ意味でも、日々の散歩は大切です。そのため、散歩嫌いの犬に対しては、飼い主が働きかけ、散歩は楽しいと思わせることが必要です。 そこで、犬たちが大好きなおやつを活用して犬の散歩嫌いを克服させる方法のご紹介です。

おやつを使った誘導法

おやつを使った誘導法

散歩に慣れていない犬に対しては、まず、飼い主と歩調を合わせて歩くようしつける「ついて」のトレーニングが必要となります。 動物に対して行うトレーニングでは、一つの課題ができると、ご褒美としておやつを与えることが多いです。そのため、この「ついて」の訓練を行う際にも、おやつを活用すると良いでしょう。 まず、大好きなおやつの臭いを犬にかがせます。その後、おやつを犬の鼻から離すと、犬はおやつを持っている手についてきます。この動作を繰り返し、おやつの臭いをかがせながら飼い主についてくるように誘導してください。 このとき、「ついて」としっかり言葉をかけることが大切です。おやつだけではなく、言葉を組み合わせることで、犬はどうしたらおやつがもらえるかを考えるようになります。「ついて」が上手にできたら、ご褒美としておやつをあげてください。この訓練を反復して行ううちに、飼い主の「ついて」の言葉でそばに来るようになり、散歩をする準備も容易になります。

おやつの与え方について

おやつの与え方

ご褒美として与えるおやつの量は、犬の大きさによって調整します。目安としては、犬の小指の爪の大きさを基準にすると良いでしょう。小型犬の場合は小指の爪の1/4、中型犬は1/2、大型犬は1くらいが適量です。おやつは食事ではありませんから、与えすぎには注意してください。 飼い主についてくるようになったら、まずは室内や庭で犬と一緒に歩いてみましょう。いきなり散歩に連れ出しても嫌がるため、あせらずに遊びの延長のような感じで練習します。最初のうちはご褒美のおやつを与える回数を多くし、「飼い主と一緒に歩くのは楽しい」と思わせてください。(回数が多いときは、食事の量を少し減らす工夫も)
その後、おやつを犬の鼻先から徐々に遠ざけ、言葉をかけるだけで犬が飼い主と一緒に歩くようにしむけます。犬が離れそうになったら、おやつを見せて気をひきましょう。 次に少しずつ首輪・リードを着けて歩く練習もしていきましょう。 犬が飼い主と歩くことに慣れたら、一緒に外出します。犬が自分から飼い主と歩きたがるようになるまで、ゆっくりと時間をかけて訓練を行ってください。

おやつをあげて信頼関係を結び、「散歩は楽しい」と思わせる

犬の散歩を楽しくさせる

犬が散歩嫌いになる主な原因としては、犬にとって散歩がリラックスできない、嫌な習慣になっている可能性が考えられます。 単なる排泄のための散歩は、機械的に歩くだけのつまらない日課となってしまうでしょう。これでは、犬だけではなく飼い主としても楽しくありません。また、面白みのない散歩に無理やり連れて行くことを繰り返すうち、犬が飼い主に不信感を募らせてしまう可能性もあります。 散歩の際は、犬の気持ちを考えてあげることが大切です。犬はもともと好奇心旺盛な動物であるため、家の外に出ればさまざまなものに興味を示します。危険のない範囲で、適度に遊ばせてあげましょう。 もしも散歩中に怖がって萎縮したり、興奮したりするようであれば、優しく声をかけながら撫でるなど、犬を安心させるよう努めてください。逆に、犬が嬉しそうにしていたら、飼い主も一緒になって明るい声で応えましょう。飼い主との信頼関係が生まれれば、犬もきっと散歩が大好きになるはずです。

ポチのペット栄養管理士でもあるコンサルからひと言


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トレーニングには、できるだけ小さくてひと口サイズのオヤツがオススメですが、中には直径わずか約4.5mmという 犬たちが大好きなチーズを使った「ナチュラルボーントレーニングビッツ」というのがあります。
このオヤツは、正しいクリッカートレーニングを広めている国際的なネットワーク、D.I.N.G.O.の厳正なテストに合格し、 正式な推奨認定(D.I.N.G.O. Recommend)を取った世界で始めてのクリッカートレーニング用トリーツとしても認められています。 一口で食べれて嗜好性もバツグン!でも、与えすぎには注意ですよ。

 おわりに

おやつを活用し、犬の散歩嫌いを克服させる方法はいかがでしたか? 散歩嫌いを克服する訓練を行う際、忘れてはならないポイントは、犬と飼い主との信頼関係を崩さないことです。あくまでも、犬のしつけの一環であるということを念頭に置き、おやつを与えすぎたり、犬の気持ちを無視して強制的に外に連れ出したりしないよう心掛けてくださいね。 まずは室内から始め、楽しい散歩ができるようになるまで根気よくトレーニングを重ねていきましょう。




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