適切な食事と運動で健康的に犬のダイエット!犬のおすすめ減量方法

犬のダイエットについて語っています。

犬の体調管理は飼い主の大切な役目です。太り過ぎ・痩せ過ぎなど、極端に偏った体型にならないよう食事と運動に気を遣わなければなりません。とくに、冬は寒さを乗り切るためにたくさん脂肪を燃焼してエネルギーを作り出せるよう、 本能的に脂肪を蓄える傾向があります。ただ昔と違って家の中で快適に暮らしている犬には不要で、脂肪を落とす機会が無いまま冬が終わり気づけば肥満気味に…ということも。ここでは、肥満気味の犬を飼っている方向けに、犬の減量方法をご紹介していきます。ポイントを押さえて犬のダイエットをサポートしましょう。

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 【食事によるダイエット法1】体型に合わせて食事の量を調整する

人間と同様に、犬も犬種によって標準体重があります。飼い主は犬が標準体重と比べて太りすぎていないか、健康管理のためにも正しく把握しておく必要があります。最近では犬用の体脂肪計も売られているため、定期的に計測してみてはいかがでしょうか。
肥満体型の予防・減量には食べ過ぎないよう飼い主による食事の調整が必須です。きちんと計測した上で犬に合わせた適正な量を与えてください。
また、肥満に特に注意したい時期が「犬の成長期」です。この時期に太ってしまうと将来的に肥満体型になりやすく、痩せづらくなる傾向があります。
なお、食べ過ぎで太っている場合は食事の回数を分けることで減量することができます。しかし食事の量をいきなり減らすと空腹のあまり思わぬものを食べる危険性があるため、徐々に減らしていくよう心掛けてください。また、胃液を吐くようになったら減らしすぎのサインかもしれません。食事を与える回数の目安は、1日2〜3回です。

 食事によるダイエット法2】低カロリーの食事を与える

ダイエットのために食事の量を減らすと犬はイライラしたり、ストレスのせいで手足を噛んだりすることがあります。そのままでは病気になってしまう可能性もあるため、「食事量は据え置いてカロリーを減らす」ダイエット方法がおすすめです。その際はカロリーを抑えただけではなく、栄養バランスの取れた食事を与えましょう。 市販のドッグフードの中にはダイエットの専用食もありますが、時間がある方は管理栄養士が監修した手作りレシピを試してみてはいかがでしょうか。例えば、「おから」を使ったダイエット食などがあります。おからは食物繊維が豊富な上、腸内環境を整えるだけでなく排せつ量を増やし、満腹感を得やすいというメリットがあります。

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 【運動によるダイエット法1】刺激的で楽しめる散歩をする

犬は散歩をしたりボール遊びをしたりと、飼い主とコミュニケーションを取りながら運動することで楽しみながらカロリーを消費することができます。肥満になると運動が面倒になる犬が増えますが、なるべく外出する機会を増やしましょう。 ただし、いきなりハードな運動を始めさせても体に負担がかかり、痛めてしまう恐れがあるため注意が必要です。軽い遊びから初め、楽しく運動させましょう。 また、散歩コースを変えて気分転換させたり、階段や坂道をコースに入れたりすると効果的です。
見知らぬ道を散歩すると、犬も冒険をするような感覚になり積極的に歩いてくれますよ。

 【運動によるダイエット法2】持病のある犬には、運動環境を工夫して遊ばせる

外出が難しい病気を持った犬と暮らしている場合は、室内でできる遊びを考えてあげましょう。柔らかいボールを使った「持って来いゲーム」は、躾にもなるダイエットにピッタリな運動です。 なお、足腰が弱っている場合はフローリングの床ではなく、絨毯やクッション性のある床にすることをお忘れなく。ボールを飛ばす距離も調整が必要です。 運動量を増やさなければならない病気の犬には、短い距離でもカロリー消費量が多くなる川べりの土手を使った散歩が効果的です。土手は草がクッションとなるため、足への負担も軽減できます。 持病のある犬を運動させる際の注意点は、休憩時間を多めに取ることです。持病がある犬は息切れをしたり、疲れやすかったりする傾向があります。十分な水分補給をし、徐々に運動量を増やすよう計画を立てましょう。

業界35年のベテラン(フードオタク?!)からひとこと


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一般に筋肉量が多いと太りにくい傾向にあります。同じ体重でも脂肪率が低く、 たくさん食べても、どんどんエネルギーが消費され、脂肪が蓄積しにくい状態になります。 逆にエネルギーをなかなか消費できなくて、余ったエネルギーが脂肪として体内にため込まれ、 太りやすい状態の犬もいます。
筋肉質の身体であることが太りにくい身体として理想的です。
《運動をする⇒筋肉量が増える⇒基礎代謝量が増加する⇒脂肪の燃焼量も増える》

基礎代謝でエネルギーが使われるところは、筋肉が最も多く、次に脳、肝臓や胃腸と内臓が続きます。 内臓の運動量を増やすことはできませんが、筋肉量を増やすことで基礎代謝全体の量を増やし、 消費エネルギーの量を上げることが可能です。 それには人と同様に、良質なタンパク質摂取と適度な運動が必要。 体質に合う、合わないもあるかと思いますが、ダイエットでカロリーだけを制限するのではなく、日頃の食事から筋肉量を増やして脂肪に変わりにくい身体にするという考え方もプラスするとより効果的です。そのポイントは3つ。

1.食事内容はタンパク質中心にし、摂取カロリーを少しだけ減らしましょう! (炭水化物はあまったエネルギーが脂肪に変わりやすいので。) 特にビタミンBを一緒に摂ると効率よく脂肪を燃焼することができます。

2.毎日の生命活動を維持していくために、体内ではまず食事から得たエネルギーを使います。
何もしないでいると基礎代謝だけで終わり残ったエネルギーは脂肪として蓄積されますので、 軽い運動で脂肪の燃焼を助けましょう。 ハードな運動は乳酸がたまってしまい、かえって脂肪が燃焼しにくくなるので注意が必要です。 おすすめしたいのは、早足お散歩を30分~1時間くらいすること。飼い主の方もウォーキングのつもりで一緒に出来ます。

3. ダイエットはゆったりとした気持ちで行なう。

大切なのは、義務感にとらわれるのでなく、無理をせず飼い主のペースを作っていくことです。
毎日必ず運動しなければ効果を得られないということはありません。
タンパク質中心のメニューも難しく考えずにトッピングを利用したり、初めは週3日くらいとか夕食だけなど、だんだん回数を増やしていくことがダイエット成功への近道になると思います。
継続することが大切です。 ゆとりをもって行なってください。

 おわりに

犬の肥満の原因はほぼほぼ私たち飼い主の責任です。犬の体重に合わせた食事と毎日の運動できちんと健康管理を行っていきましょう。 肥満は生活習慣病や糖尿病など、重篤な病気を引き起こす原因にもつながります。大切な家族である犬の健康のためにも、ちょっと太ったかなーと思ったときがその時。ダイエットをはじめるタイミングですよ。


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