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 ●マシュマロウ
学名:Althaea officinalis
別名:アルテア・ウスベニタチアオイ・ホリ―ホック
科名:アオイ科
使用部位:根部

有効成分
粘液質、タンニン、フェノール酸、ペクチン、アスパラギン、テンプン


●注意:血糖値を下げる働きがあるため、低血糖の動物への使用は注意しましょう。
マシュマロウが腸の粘膜を保護することから、医薬品を使用の際、医薬品の種類によっては成分の腸での吸収を遅らせる場合があります。
日に日に寒さが増し、本格的な冬の訪れですね。 寒さは厳しくなりますが、夜空の星やふとした自然が美しく見える季節でもあります。

冬に気をつけたいトラブルと言えば、「感染症」「呼吸器系疾患」「泌尿器系」「関節」「循環器系」。
気温がぐっと下がり、乾燥した空気中ではウイルスの活動が活発になって、喉の炎症を起こしやすくなります。 犬たちも冬は鼻や喉の粘膜の働きが弱まって、細菌やウイルスの侵入に対する抵抗力が低くなり、呼吸器系の感染症を起こすことがあります。

また、寒さと運動不足で水分の摂取量が減り、加えて身体の冷えからでてくるトラブルで注意したいのは泌尿器系で、
メスは尿道が短いため、膀胱にウイルスが侵入して膀胱炎に、 オスは尿道が逆に長いので、尿道結石などによる排尿障害を起こしがちです。

冬は免疫力も低下しやすいので、すでにご紹介している、 エキナセアローズヒップなどでしっかりと免疫バランスを整えつつ、 健康な粘膜を保つのが元気に過ごすためのポイントです。
今月ご紹介させていただくハーブは、粘膜の健康維持には欠かせない「マシュマロウ」。
風邪気味で喉が痛い、お肌の乾燥が気になるという飼い主さんも必見です。
「マシュマロウ」の歴史

マシュマロウは、西ヨーロッパや中央ヨーロッパ原産の多年草のハーブで、 華やかさと優美さを兼ね備えた花として愛され、現在でも世界中で園芸用ハーブとして親しまれています。 
もちろん薬としての長い歴史があり、ヨーロッパの伝統医学では2000年にもわたり用いられて、安全で用途が広いハーブのひとつです。
別名であり学名でもある「Althea(アルテア)」は、「病気を癒す」「病気を治療する」という意味の古代ギリシャ語が語源とされ、古代ギリシャ人やローマ人にとってこの植物は食物であり薬草でした。
マシュマロウはフラワー(花)、リーフ(葉)、ルート(根)のすべてが利用でき、イタリアのある地方では働き者で明るい女性のことを「マシュマロウのような人」と呼ぶ風習があり、どの部分をとっても不要なところがなく、すべてが役立つ花に例えられることは女性にとって誇りといえそうです。




して食されています。

お菓子のマシュマロは、もともと、マシュマロウルートからとれるとろみのある粘液質に小麦粉、砂糖、香料などを混ぜて作ったもので、植物名がそのままお菓子の名前になったものです。
現在のマシュマロはそれに似せて、ゼラチンに砂糖や卵白を合わせて作られています。
昔のマシュマロは、現在のフワフワとしたマシュマロとは別物のようなお菓子でしたが、喉の痛みやトラブルを和らげたり、胃腸をいたわるために作られたお菓子だったそうです。
現在も、マシュマロウエキスが配合されている、のど飴やハーブキャンデーなどが販売されていますよね。

古くからマシュマロウリーフは、筋肉や腱の痛みの緩和に用いられ、馬の後ろ足関節の治療に使われていたことから最初はホックリーフと呼ばれていました。 そのうち、その優れた薬効から、「ホリー(聖地)ホック」と呼ぶようになったそうです。 人々はもちろん、動物たちにとっても大切な自然の恵みだったことがわかります。

その他にもマシュマロウの粘液質には、抗菌・殺菌・鎮静・消炎・作用・保湿・柔軟・保護作用に優れ、外用でも多く使用されます。
皮膚に対して使用すると、乾燥に潤いを与え、硬くなった部分を軟化させ、炎症を鎮め、組織の衰えをくい止めることから、肌荒れを防ぎ、肌をなめらかに保つことから、現在では女性のスキンケア用品やメイクアップ用品にも多く配合されています。



マシュマロウルートに含まれる有効成分であるジェル状の粘液質は、アラビノガラクタンなどの多糖類よりなり、 フラワー(花)やリーフ(葉)にも含まれますが、ルート(根)にはより多く含まれています。
メディカルハーブとしてはルートが使用されることが多く、 消化器系、呼吸器系、泌尿器系の表層粘膜の炎症や皮膚の炎症を和らげる働きがあります。
更に、粘膜や皮膚に炎症を起こす物質の間に保護バリアを作り、炎症を落ち着かせ、患部を外部の刺激から守り保護する働きがあります。
有効成分のひとつであるタンニンは粘膜の炎症や潰瘍の治癒を促進します。
例えば、胃の粘膜に炎症があった場合、マシュマロウを用いることで、胃の粘膜に保護バリアを作り、 胃酸の刺激から胃の粘膜を守り、炎症を緩和して治癒を助けます。

マシュマロウの使用範囲は広く、泌尿器系では、利尿剤として働き、膀胱炎による粘膜の炎症をおさえ、 尿砂、結石の排出を助ける治療薬として用いられてきました。
また、消化を助け便通を整え、消化器系の潰瘍や胃の粘膜の炎症などの疾患、長く続いた下痢に伴う血便、 大腸炎、さらにケンネルコフに伴う乾いた咳、上気道の炎症の緩和などに用いられます。



アドバイス 今回のハーブ「マシュマロウ」を、ぜひ、犬の健康な毎日のために、お役立てくださいね。
たとえば、


○ 下痢、便秘などが気になる(整えたい)ときに
○ 消化器の不調が気になるときに
○ 膀胱炎や結石になりやすい犬の冬場の予防に
○ 口内トラブルに(歯茎、歯肉)
○ 皮膚・パット


 冬、カモミールティーにちょっと加えて。
その場合、ちょっとコツがあります。マシュマロウの有効成分である粘液質とは、ちょっと葛湯を思い浮かべていただくとわかりやすいと思いますが、マシュマロウを抽出すると、その有効成分の粘液質によりティーにとろみがつきます。
通常、ハーブティーはお湯で抽出しますが、マシュマロウもお湯で抽出してはいけないということではありませんが、水で抽出したほうがより良く抽出することができます。
例えば、ジャーマンカモミールのハーブティーに適量を加えてよくかき混ぜ、ややとろみをもたせて服用するなどの方法もあります。
その場合、ジャーマンカモミールをお湯で抽出して冷ましたところにマシュマロウを加えてとろみがつくまでかき混ぜます。
もしくは、カップにマシュマロウを入れ、お水を注いてとろみがつくませ混ぜ、マシュマロウティーを作り、 他のハーブティーに後から足すようにされると良いと思います。


 マシュマロウのハーブティーで皮膚のケア。
冬の空気の乾燥に加え、寒くなると犬たちは暖房器具などに身体を近づけすぎてしまい皮膚が乾燥して粉をふいてしまったようになったり、低温やけどをしてしまうことがあります。
そんなとき、マシュマロウを湿疹や軽いやけどや皮膚炎などに湿布として外用すると、粘液が患部を保護して、 修復を早め、また、感染によって二次的に起こる皮膚の炎症を抑えるのでオススメしています。パットのケアにもいいですよ。
◎冬に温かいコンプレス(外用)をする時のポイント
もともと皮膚が乾燥気味な場合、そこに温かいタオルをあてると、熱で更に水分が蒸発してしまい乾燥してしまうことがありますので、コンプレス用のハーブティーにマシュマロウをプラスして保湿力を加えたり、植物性のグリセリンを加えたものでコンプレスをすると皮膚、被毛を保湿して乾燥を予防することができます。
それでも、乾燥が改善されない場合は、ミツロウやシアバターをベースに作られたクリームなどを塗ってあげてください。
皮膚と被毛の乾燥を防ぐことで、お互いにびっくりしてしまう嫌な静電気防止にも役立つかもしれませんね。(コンプレスってなに?


 関節にも。
これからの季節、ハーバルティーを使った温かいコンプレスは、身体の冷えの緩和や血行を促進することから 腰や脚、関節の痛みの緩和にもいいですよ。


 マシュマロウのハーブティーで耳ケア。
マシュマロウの抗菌力の研究では緑膿菌やブドウ球菌のなど、動物の皮膚、耳などにみられる細菌感染にも有効であることがわかっているため、 抗菌、殺菌力の高いタイムやウィッチへーゼル、エキナセアなどのハーブとブレンドして、耳のお掃除にもグッド。

これから年末にかけて、何かと楽しいイベントが多くなりますので、身体を温める冬が旬の食材とハーブを上手に食事に取り入れ、適度に運動をして、寒さに負けず犬と一緒に元気で過ごしてくださいね。

【この特集の資料提供】Urara Herb Design Lab. フィトセラピスト 堂山うらら氏
現在、ホリステックケアアドバイザーとして人と犬へのフィトセラピーを中心としたカウンセリング 『Dog Life Design(東京・駒沢)』のインストラクターとして、人と犬のクオリティ・オブ・ライフに役立ち、犬と一緒に楽しめるフィトセラピー講座、ハーブ講座を行っている。

さぁ、ハーブのやさしいチカラをかりて、今よりもっとHappyな毎日をスタートしましょう。

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