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ペパーミント

梅雨もようやく明ければ、海、山、とたのしい夏が待っている……はずですが、
ここ数年は猛暑の到来も早まって、すこし身体がまいっているというケースが多くなっているように感じます。
この時期は、犬も私たちも熱中症や夏バテ、消化器の不調が気になります。
そこで、今月ご紹介させていただくハーブは、暑い夏に爽やかな香りで清涼感を与えてくれる「ペパーミント」。

「熱中症予防」「夏バテ予防」として、 ペパーミントを生活の中にさらりと上手に使って、快適な夏をおくるアドバイスをしていきます。


6月のおすすめハーブ「ペパーミント」

●ペパーミント
学名:Mentha piperita
別名:西洋ハッカ
科名:シソ科
使用部位:葉部
有効成分:
メントール(精油成分)、ルテオリン、アビゲニン、ビタミンA、B複合体、C、アズレンなど
注意:妊娠・授乳中、および胆石の治療中は使用を避けましよう。

身近なハーブ、ペパーミント

ミントは現在約30種類もの交配種があるといわれていて、交雑種も多く特定が難しいハーブでもあります。
医療用・メディカルハーブとして使用されるのは、ミントとウォーターミントの交雑種であるペパーミントとスペアミント。
食用から薬用まで広く利用されています。

ペパーミントといえば、紅茶やカクテルなどの飲み物やシャーベット、アイスやゼリーなどの夏のデザート、ガムやキャンディー、クッキーなどのお菓子、そして料理にも利用され、エスニック料理にはかかせないハーブのひとつです。
またオーラルケア、スキンケア用品、医薬品にも利用され、私たちの生活に身近な植物として親しまれています。

イギリスの家庭料理では、一枝のミントを鍋に入れてジャガイモやグリンピースを茹でたり、フルーツサラダに加えたり、肉の臭みを取り除くため、刻んで少量の砂糖と酢を合わせたソースをラム肉のローストの風味づけに使うのが定番です。


ペパーミントのどんな成分が「夏向け」なの?

ペパーミントの代表的な成分である爽やかなメントールは、その香りで中枢神経を刺激し、脳の働きを活性化するので、
暑い夏、集中力が途切れたりして、気分転換が必要なときにオススメしています。

科学的研究でも、ペパーミントの香り成分(精油成分)は、平滑筋に直接的に働きかけ、
カルシウムイオンの調整を行い、リラックスさせることが報告されており、鼓腸や過敏性腸症候群にも適用されます。
平滑筋の活動電位は、カルシウムイオンの細胞内への流入により発生し、
メントールには、カルシウムイオン拮抗作用があることがわかっています。



※カルシウムイオン拮抗作用とは・・・
心筋や血管平滑筋に作用してカルシウムイオンの細胞内への流入を調節することです。
全身の動脈や冠動脈を拡張させ、心筋の収縮を調整したり、 また、消化管の平滑筋にも直接作用して消化器運動を調整し、腸管運動を整えます。

その他、精油成分には大腸菌や黄色ブドウ球菌に対する抗菌にも利用され、 湿度の高い日本の夏の季節は、食中毒予防、消化不良や吐き気、下痢の予防に用いられます。


フィトセラピスト伝授。簡単なハーブの使い方

ペパーミントの使い方としては、ペパーミントティーでの飲用が、簡単でオススメ。
温かいティーは、身体を温め、血液を身体の表面に行き渡らせて発汗を促進しますし、
夏風邪をひいてしまった時や冷房による冷えの緩和に役立ちます。また、心地良い眠りを誘うことから、寝つきが悪いときにもいいんですよ。
さらに、ペパーミントティーは、肝臓や胆のうの働きを促し、消化器系の健康を維持することがわかっており、
夏場の食欲不振や食べすぎ、飲みすぎ、消化不良、口臭予防にはとても役立ちます。
漢方薬の分野でも、苦かったり、きついニオイのする薬に加えて飲みやすくしたり、
胃腸内にたまったガスの排出を促したり、また、整腸、解熱、発汗、健胃の目的で調合されているんですよ。



○ 夏の疲れ
○ 食欲不振や食べすぎ、飲みすぎ、消化不良、口臭予防
○ 手作り食など、夏の食品衛生上の胃腸とお腹


 犬のためには、ジャーマンカモミールをブレンドしてまろやかに。
ブレンドする際の量の目安は、ジャーマンカモミール1に対して、ペパーミントを1/3ぐらいの量をブレンドしたものがオススメ。
嗅覚が繊細なため、スッとした香りが苦手な場合や刺激が強すぎてしまう場合があります。 ですから、犬にペパーミントを使用する際は、内用、外用どちらの場合も少なめに使用することが大切。例えば、乗り物酔いの緩和や消化器系のサポートとして使う際には、 ブレンドすると香りにやさしさが加わり、消化機能にも相乗効果が得られます。

 ペパーミントとラベンダーのブレンドティーを、アスファルトの熱でダメージを起こした犬のパットのケアに。
飼い主さんへも、冷たいペパーミントティーをラベンダーとブレンドして肌にシートパックすることもできます。 日焼け後のほてった肌を鎮め、炎症をおこした肌を鎮静してくれます。


 少し濃く抽出したペパーミントティーを冷まし、 それをタオルに含ませ、おしぼりのようにして冷凍庫で凍らせておき、お散歩の際に保冷バックに入れて持ち歩く。
(夏を快適に過ごすため、熱中症予防、夏バテ予防として私がいつも常備していたものです。)
お散歩の途中、ほどよく解凍された頃に、犬の身体を拭いたり、クールダウンのためのコンプレスとして脚の付け根のところ冷やしてあげます。
もちろん自分も一緒に。
冷たいペパーミントミントティーの外用は皮膚のかゆみの予防に役立ち、運動後の熱をもった筋肉をクールダウン、 むくみの改善、ちょっとした関節の違和感の緩和にも役立ちます。
お散歩の時や海や山への行楽、乗り物酔いにもOK!車でお出掛けの際にも常備してみてくださいね。


シニア犬や病気療養中で家の中にいることが多い場合は、冷房による冷えが気になりますね。
その場合はさらに身体を温めてくれるジャーマンカモミールティーを食事に加えたり、お腹や脚先など、気持ち良さそうにする部分に温かいコンプレスをしてみてください。


最後に、これからの暑さに備えて、バッグナンバーでご紹介させていただいた心機能、循環器系サポートに役立つ《ホーソン》を忘れずに犬の食事にプラスして、愛犬と一緒に暑さに負けず、夏を元気に満喫してください。

【この特集の資料提供】Urara Herb Design Lab. フィトセラピスト 堂山うらら氏
現在、ホリステックケアアドバイザーとして人と犬へのフィトセラピーを中心としたカウンセリングや、人と犬のクオリティ・オブ・ライフに役立ち、犬と一緒に楽しめるフィトセラピー講座、ハーブ講座を行っている。

さぁ、ハーブのやさしいチカラをかりて、今よりもっとHappyな毎日をスタートしましょう。


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春は冬の溜まった老廃物をとりのぞくためにせっせと働く肝臓をいたわりたい。


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春の訪れを知らせる、皮膚と免疫の癒しのハーブ。