犬の熱中症対策　タウリン

尋常ではないこのところの暑さ。十数年前のこの時期なら虫除け対策や犬の日焼けについて特集していたポチも、熱中症対策ものが多くなりました。熱中症の予防のあれこれは、獣医師の方たちがさまざまな注意喚起をしているのでそちらにお任せするとして、ここではどんなに暑い夏も『自然のリズムにあわせて』ふだん暮らしが快適になるよう、夏の身体に役立つものをご紹介します。

夏のファイトは、ビタミンB群とタウリン。

タウリン

◇夏には、夏の栄養を。

熱中症には、そのときの体調が大きく影響しますよね。このところの暑さは陽が落ちても容赦なく、普通に生活をしているだけでも体力が奪われ、体は疲労していきます。犬は、暑い時期には体温調節にのために、パンティング（舌を出して唾液を蒸発させ、その気化熱により体温を下げる）という荒い呼吸の仕方になりますが、暑さに負けないよう今から、夏の栄養を食事にプラスしてみてはいかがでしょうか？

夏の栄養といえば、《タウリン》が代表的です。人用のエナジードリンクに入っていることから、広く認識されている栄養成分です。タウリンは、魚介、牡蠣などの貝類や魚の血合いなどに多く含まれ、主に動物性組織（筋肉、内臓、脳など）に多く存在し、犬は肝臓で《タウリン》を合成します。

《タウリン》は、今のところAAFCO栄養基準に記載はないものの（猫は必須栄養素）、肝臓でのタウリン合成には限度があり、タウリン欠乏症と拡張型心筋症の関連性の報告もあり注目されていて、最新設計のドッグフードには積極的に《タウリン》を配合するブランドが多く見られます。ただ、体調や個体差もあって不足しがちになることも。

それから、夏はすばやく食べたものをエネルギーに変えたいですから、体づくりに必要な三大栄養素を《効率よく》エネルギーに変える働きをする《ビタミンB群》は一緒に与えたい。《ビタミンB群》は、水溶性なので必要でない分はオシッコとして外にでていきます。非常に壊れやすい成分なので、できれば夏の間は毎日補給したいところです。

日本の夏。ビタミンB群とタウリンで健やかに。

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◎サイダービネガー（リンゴ酢）。

ヌメキュット
▲スタッフTの場合、3～5倍に薄めた液を作り、蒸れがちな犬の耳のふき取りにも利用しています。

◇夏のカラダにクエン酸。昔ながらの知恵を普段の食事に取り入れて。

お酢のクエン酸は、ビタミンB群と同じように食べものが体の中でエネルギーに変わる過程で働く、有機酸の一つです。クエン酸が不足してしまうと、《乳酸》という疲れのもとになる成分が体の中に増えてしまい、夏の体に大敵。酢の物を出すなど昔ながらの知恵は、ぜひとも取り入れたいところ。クエン酸は胃腸の蠕動（ゼンドウ）運動を活発にしてくれる働きもあるので、食欲が低下しがちな夏にはありがたい栄養です。

英国ヒルトンハーブの《サイダービネガー（リンゴ酢）》は、動物用に酸度を最低5％未満に調整しています。英国ヒルトンハーブ製品は、メディカルハーバリスト（大学で学位を修めハーブ療法やハーブ治療ができる資格）、かつ、医療植物学者のもとでつくっています。また、多くのアップルサイダービネガーは、果汁を搾ったあとの果肉の残りから作られていますが、こちらは贅沢にも無農薬のリンゴを丸ごとつかっていています。犬の毎日の食事や水に加えたり、これでお手製カッテージチーズをつくったり（商品詳細に作り方を掲載しています）。その年齢を問わず良好な健康状態に貢献します。

ポチのスタッフたちは、普段食べるサラダのドレッシングに活用したり、 2％（１リットルに２ｃｃ）に薄めてスキンケアローションとして、また、石鹸シャンプー後のリンスにと大いに活用しています。
※ご使用になる前には成分(オリのようなもの)が沈殿していますので、ボトルをよく振ってからご使用ください。

暑い夏もクエン酸パワーで乗りきりましょう。

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