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2026.09.17
できないことが増えたら自由になった!〜柴犬あるある・シニアになるのも悪くない編〜

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。今回は、ハイシニア期になって感じた柴犬さんとの日常の変化、日々の中で感じるシニアだからこその喜びについてお届けします。
番犬卒業・悠々犬生

散歩の定番・ワープ。「してやったり」のご満悦の表情で運ばれます。
うちの子も15歳、シニアらしい変化を感じるお年頃になりました。お座りがちょっと大変そうだったり、散歩コースもグッと短くなってきたり。
飼い主としては切ない変化ではありますが、うちの子にとっては意外と悪いことばかりではないようです。
まず、耳が遠くなってきたので、吠える機会がグッと少なくなりました。
若い頃には、インターホンが鳴ると「わんわん!」
救急車などのサイレンが聞こえると「わんわん!」
散歩中に道路を走るバイクの音に「わんわん!」
THE 番犬という感じで、とても忙しそうだった我が家の柴犬さん。
今では、そのどれにも反応しなくなりました。よくよく見ていると、反応しないのではなく、聞こえていない様子。
お耳も動かず、穏やかに過ごしています。
お仕事熱心だった我が家の柴犬さんですが、今では番犬を卒業して、悠々犬生を満喫中のようです。
ついに武士引退(隠居)か?!

武士を卒業して、ついに恐竜ともご挨拶ができるようになったのか?!
シニアになって、もうひとつ大きく変わったのがお散歩です。視力と聴覚が弱くなったためか、柴的距離がグッと短くなりました!
以前は、柴的距離に厳しかった我が家の柴犬さん。
たとえ相手がパピーでも、距離を詰めると「ガウガウ!」
通り過ぎた相手が振り返っただけで「ガウガウ!」
天敵わんこが車道を挟んだ道路の反対側にいるだけで「ガウガウ!」
それが今では、天敵わんことも、通路の両端にいればすれ違えるように!
そんなある日、散歩デビューしたばかりのパピーちゃんと遭遇。怖いもの知らずのパピーちゃん、一気に距離を詰めてきます。
さすがに武士の魂が蘇ったのか、軽く「ガウッ」と息を吐いて威嚇する柴犬さん。とはいえ、かつてのような迫力ある「ガウガウ!」ではありません。いわば、エアガウガウです。
当然ながら、パピーちゃんにはまったく通じません。「なにやってるの〜?」とでも言いたげに、何度もアタック!
この日以来、我が家の柴犬さんに会うと、めちゃくちゃ楽しそうに近寄ってくるパピーちゃん。笑
武士を引退しつつあるご隠居として、パピーちゃんとどう付き合っていくのか。飼い主としては、今後の展開に注目しています。
飼い主の使い方も上級に

目的地について、歩いていないクセになぜかドヤ顔する柴犬さん。
シニアになってますます磨きがかかったのが、飼い主の扱い方かもしれません。
フードボウルの端に寄ったごはんが食べにくいと、飼い主の顔とごはんを交互に見てアピール。こうすると、飼い主が手で食べさせてくれるのを知っているのです。
散歩中も、その力は存分に発揮されます。
疲れやすくなり、歩く距離が短くなったうちの子。けれども、ちょっと遠くの散歩コースにも行ってみたい。
そこで覚えたのが、飼い主に抱っこしてもらって「ワープ」する方法です。
「もう歩けない」と猛アピールして抱っこしてもらい、しばらく移動。すると今度は、自分が降りたい場所で「降ろせ!」とアピールします。
降ろしてみると、さっきまでの「もう歩けません」はどこへやら。ルンルンで歩きはじめるのです。
ただし難しいのは、抱っこした時点では「どこにワープしたいのか」飼い主にはわからないこと。
歩き出した方角が違うと、行きたかった方を見つめながら「そっちじゃないんだけど……」とでも言いたげに、ため息をつくではありませんか。そのため息の、深いことといったら!
もちろん、行きたい場所にたどり着くまでやり直しです。
できることは少しずつ減っているはずなのに、王様っぷりはますます加速中。シニアになった我が家の柴犬さん、飼い主の使い方だけは確実に上達しているようです。
シニアライフは快適無敵!
できないことが少しずつ増えていくシニアライフ。けれども、番犬を卒業して、飼い主を上手に使いながら、自由気ままに過ごしているうちの子。
そんな姿を見ていると、「シニアになるのも悪くない」と思う今日この頃です。