- コラム
- スタッフコラム
2026.09.14
ドイツの街角から~ドイツの人々の夏休みの過ごし方~

*1 pochinski: スペインで保護された犬と暮らす、ドイツ在住の旅行&ファッションライター。趣味は犬の絵を描くこと、犬の首輪や冬用のセーターを作ること、たまに犬の手作り食やケーキ作りも。犬と暮らす日常のひとコマを不定期にお届けします。
8月の最終週、私たちが暮らすケルンにも活気が戻ってきました。
というのも、9月から始まる新学期に合わせるように、人々が夏休みを過ごした旅行先や帰省先から帰ってきたからです。
7月中旬に学校の夏休みが始まって以来、どことなくひと気が少なかったわが家の周辺もいつもの風景に戻りつつあります。

散歩の時間帯、いつもならば授業を終えた子どもたちとお迎えの人たちでにぎわう学校前も夏休み中は静か。子どもが苦手なタビィも安心して歩けます。
ケルンの場合、今年の新学期は9月からのスタートとなりましたが、毎年同じ日程となるわけではありません。
ドイツの初等~高等学校の夏休みは通常6週間ほどあり、日程は州ごと、年ごとに異なります。早い州では6月下旬から、遅い州だと8月に入ってからそれぞれ夏休みが始まります。
このため、ケルンでも夏休みの開始日は毎年、数日から数週間ほど前後します。
一方、仕事に就いている大人たちは2~3週間の夏休みをとることが一般的。
そして、夏休み中には旅行をしたり、帰省したりと、自宅以外で過ごす人は少なくありません。
平均的な旅行期間は2週間程度とのことで、日本人の感覚からするとかなり贅沢な夏休みです。

ある朝のケルン駅前。もう少し時間が経つと、旅行へ向かう人、帰省する人などで駅前がにぎわいます。
その旅行先として人気が高いのは、国内ならば北ドイツの北海やバルト海、南ドイツのアルプスの山々や国立公園など、国外ならばスペインやイタリア、ギリシャ、トルコなど南方の国々でしょうか。
ドイツに比較的近いデンマークやオランダのビーチも人気があるようです。
旅行の移動手段としては飛行機を利用することもできますが、イタリアもスペインもドイツとは地続きのため、その気になれば車で行けるのもヨーロッパならではです。
例えば、家族4人で2週間旅行するとなれば着替えから洗面用具、遊び道具、食料品など相当の荷物が必要となり、車に詰め込んで持っていける点はメリットです。
また、わが家のように犬を連れて行きたいときにも車での移動は便利です。

夏休み中のマルクトも出店業者や買い物客の数が減ります。タビィは魚屋さんが気になっているよう。
ちなみに、私たちは秋に旅行を計画しており、夏はケルンで過ごしました。
いつもならば週末に長い行列ができるパン屋さんも並ばずに買い物ができたり、ふだんはぎっしりと詰まって縦列駐車されている車道に隙間ができていたりと、ケルンの“居残り組“にもいいところはあります。
ただ、行きつけのパン屋さんや八百屋さん、カフェまでそのうち夏休みで2,3週間の休業となり、ちょっぴり寂しい気分にもなってしまいました。

いつもは行列ができる人気のパン屋さんもこの通り。