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 ●アストラガルス
学名:Astragalus membranaceus
科名:マメ科・ヒビスクス属
使用部位:根部

有効成分
多糖類、コリン、フラボノイド、アミノ酸、セレン、アスパラギン、カルシオン、ホルモノネチン、アストロガロサイド、クマタケニン、ステロ―ル、イソフラボン配糖体(フォルモノネチン)、サポニン(アストラガロシドなど)、グルコース、フラクトース、ミネラルなど


●注意:免疫抑制治療をしている場合や自己免疫疾患には使用できません。
例年になく暑かった夏もようやく終わり、すがすがしい秋がやってきます。
これからは過ごしやすい季節になりますが、昼夜の気温差が激しく、季節の変わり目は体調を崩しやすいので、 今年の夏の猛暑で疲れた身体をいたわりながら、しっかりと健康管理していきたいですね。
ポイントは、自律神経の働きを意識的にサポートしてあげることと、夏の暑さで消耗してしまった体力を速やかに回復させ、 冬に備える準備期間に充分な体力を蓄えておくこと。

そこで今月ご紹介させていただくハーブは夏の疲れの回復と体力、免疫アップに役立つ「アストラガルス」です。

「アストラガルス」の歴史

アストラガルスは、中国北部や内モンゴル原産のマメ科の多年草植物で、日本では黄耆(オウギ)と呼ばれています。
2000年以上も前から、中国、日本の伝統医学では、様々な薬効を持つ重要な薬草として位置付けられ、生命力を強壮するハーブとして、多くの漢方薬に配合され、風邪などの感染症や胃潰瘍、心臓病、糖尿病、食欲不振、虚弱、精力増強などに用いられてきました。
「アストラガルス」に関係する文献も多く、現在、米国ハー ブ製品協会(American Herbal Products Association, AHPA)でも、 「(適切に使用する場合) 安全なハーブ」 であると位置づけられています。

また、中華料理や薬膳料理の食材としても一般的に使われています。
ヨーロッパでは、免疫増強や滋養強壮を目的としたサプリメントとして利用されており、米国では高麗人参(Ginseng)と並んで最も多く販売されている漢方系ハーブのひとつです。
漢方では、体力や抵抗力の源である生命エネルギーを「気」という概念でとらえます。
その気の産生を増すことで体力や抵抗力を高める生薬を「補気薬」と言い、補気薬の代表が高麗人参と黄耆なんですよ。




例えば、T細胞やナチュラルキラー細胞の活動や、 病原体に感染した細胞や癌細胞を殺すキラーT細胞やヘルパーT細胞などの生産をも活発化させるのに役立てたり、 免疫賦活(めんえきふかつ)、抗菌、抗ウイルス、消炎、利尿などの幅広い作用も確認されています。
アダプトゲン(適応素)としてインフルエンザや慢性疲労症候群などにも利用されているんですよ。

それから、血液の浄化、肝臓機能促進、腎臓感染症や腎臓疾患、消化機能の向上、肺機能の活性化、 皮膚の血液循環や新陳代謝を良くして皮膚の傷の修復を促進する効果や、 肝細胞の再生を促進する作用があることが確認されています。

また、黄耆(オウギ)に含まれるサポニン成分が、 ガン細胞の増殖を抑え、細胞死(アポトーシス)を引き起こしたりする効果も、 培養細胞や実験の研究で示され、今なお研究は進められています。
中国では放射線や化学療法によるガン治療に「アストラガルス」などのハーブを併用して処方する複合生薬療法が試みられています。
通常のガン治療で患者の免疫機能が低下してしまうのを防止し、あるいは回復を助けるためのもので、 抗ガン剤による副作用の軽減やクオリティオブライフの向上が期待されています。

近年、「アストラガルス」は、欧米でガンに対する働きが注目されたのをきっかけに、 伝統的な使用方法に関連する有効性についての研究が多く進められています。



季節の変わり目に体調を崩しやすくなるのは、身体には外の環境が変わっても、体内の環境を一定に保つ仕組みがあり、 冬でも夏でも身体は一定の体温に保たれています。
そのメカニズムは、「寒い」と感じたとき、まず皮膚からの「寒い」という感覚が脳に送られ、 次に、脳からホルモンや自律神経を介し、全身の器官に体温を保つ指令が出されます。
すると、皮膚では血管が収縮して熱を逃がさないようになり、体内に蓄えられた糖質や脂肪を燃やして熱を作ります。
こうして体温が上昇し、寒くなくなったらその温度が一定に保たれるよう再び指令が出されます。

これらの仕組みは、人も犬も無意識下で働く自律神経が深くかかわっています。
外の環境が大きく変化すると、自律神経の中枢である視床下部が対応しきれなくなると、 自律神経やホルモンなどに影響を及ぼして、抵抗力や免疫力が弱まってしまいます。

特に秋は夏にたまった疲れ、食欲不振、強い紫外線によるダメージなど、 様々なストレスの影響が、ちょうどこの時期にどっと出てしまうことがありますから、「アストラガルス」を夏の疲れによる体力の低下、活力不足、免疫低下に伴う疾患、 また、ストレスによる免疫低下などが気になる時に、定期的に取り入れることをオススメしています。


アドバイス


○ 季節の変わり目にはいつも体調を崩す
○ 冬に備えて予防しておきたい
○ がん予防として



自律神経を整えるひとつ方法として有効なのが森林の「香り」。
以前「ミルクシスル」のハーブ便りでも森林浴(フィトンチッド)のお話をしましたが、 この時期は、その自然の恩恵をしっかりといただくチャンスです。
せっかくの心地良い季節、晴れた休日に秋の風景を楽しみながら近くの公園を散歩したり、紅葉名所へドライブしてみてはいかがですか。
自宅で手軽に森林浴効果が得られる、植物の花や葉のエッセンシャルオイルやハーブを使ったアロマもオススメですよ。

免疫アップの秋の味覚、木の実やキノコ類を食事に混ぜて与えましょう。

森林浴で臭覚、旬の食材で味覚、いつもと違う自然の風景を見たり、 鳥や虫の声、風や川の音を聞くことで視聴覚、枯葉を踏んだりと、犬の五感をフルに刺激して自然のエネルギーを与えましょう。 心と身体のバランスが整えられると思いますよ。

肺に良いとされている食材、これからおいしい季節になる梨や柿、栗、サツマイモ、キノコ、かぼちゃ、大根、銀杏、百合根などを積極的に摂りいれましょう。
特に梨は粘膜を潤して咳や咽の炎症を鎮める働きのほか、消化を促進する働きがあるので、たまにおやつ代わりにあげても良いかもしれませんね。

(なぜ秋に肺機能?)
秋は実りの季節といわれますが、実は、漢方では「乾燥」の季節と考え、 五臓の中の「肺」が乾燥によるダメージを受けやすく、「肺」が乾燥すると、呼吸器系に色々な症状が出やすくなります。
また、「肺」は皮膚を正常に保つ働きも持っていると漢方では考えられおり、そのため皮膚のトラブルも出やすくなり、皮膚が乾燥しがちで、 アレルギーがある場合は痒みが出てしまうことがあります。

肺は身体の外から空気を取り込む臓器ですから、 外界からのウイルスや細菌などの侵入を防ぐ働きも持ち、 「肺」が弱るとウイルスが侵入しやすいので、肺に良いとされている食材を取り入れことも大切なんですよ。


「アストラガルス」を免疫サポートとして使用する場合、 エキナセアを使用する時と同じく、3週間使用したら1週間ほど休むといった具合に、お休み期間を設けながら使用することをオススメします。



秋は食べ過ぎに注意しながら、よく食べて、よく遊び、十分な運動や日光浴をしましょう。
そして、旬の食材と身体に活力を与えるハーブを食事に取り入れ身体の内側からも夏の疲れを取り去り、免疫アップを心がけてくださいね。
犬と一緒に心地良い秋を楽しみながら、寒い冬を乗り切るパワーを充電してください。

【この特集の資料提供】Urara Herb Design Lab. フィトセラピスト 堂山うらら氏
現在、ホリステックケアアドバイザーとして人と犬へのフィトセラピーを中心としたカウンセリング 『Dog Life Design(東京・駒沢)』のインストラクターとして、人と犬のクオリティ・オブ・ライフに役立ち、犬と一緒に楽しめるフィトセラピー講座、ハーブ講座を行っている。

さぁ、ハーブのやさしいチカラをかりて、今よりもっとHappyな毎日をスタートしましょう。

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