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2026.11.05
ヒュッゲ(Hygge)な暮らしを満喫!デンマークで出会った犬たち~南半球のDog's letter・番外編~


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この記事を書いた人:グルービー美子
ニュージーランド・オークランド在住のトラベルライター。JAL機内誌やガイドブック「地球の歩き方」などに寄稿。子供の頃から柴犬と暮らし、現在はサビ猫のお世話係。趣味はサーフィン
ルールを守って日常生活に溶け込む犬たち
ボーダーテリアのテディ
ガイドブックの取材で10月中旬にデンマークの首都コペンハーゲンを訪れました。
朝晩は冷えるものの、日中は15℃前後と過ごしやすく、街歩きが楽しい季節です。
流行発信地のひとつとして知られているヴェスターブロ地区を散策していると、カフェでボーダーテリアのテディに出会いました。
10歳だそうですが、つぶらな瞳とあどけない表情はまるでパピーのよう。コーヒーを味わう飼い主さんの足元で穏やかにくつろいでいて、幸せそうな様子が伝わってきました。
カフェで会った犬。ハスキーの血を引くミックス犬だそう
デンマークではすべての犬に登録とマイクロチップ装着の義務があり、公共の場所では基本的にリードを付ける必要があります。
ただし、マナーさえ守ればほとんどの場所へ犬を連れて行けることが利点。
ほかの北欧諸国同様、電車やホテル、ショップ、飲食店などでたくさんの犬たちと会うことができました。
宿泊先のホテルのロビーにいたゴールデン。欧州の犬連れ旅行はハードルが低いです。
コペンハーゲンはヨーロッパでも有数のドッグフレンドリーな都市ですが、飼い主がしっかりとルールに沿っていることがそうした環境を作っているのです。
ちなみに飼い主が犬の排せつ物の後始末を怠った場合、1000デンマーク・クローネ(約2万4000円)の罰金が科せられるそうです。
犬も乗れる自転車大国
デンマークは自転車大国
コペンハーゲンは世界一とも称される自転車都市。
道路には自転車専用レーンが用意され、その総距離は何と約300kmに及ぶそう。
公共交通機関には自転車専用スペースもあり、2023年の調査によると通勤・通学時の自転車利用率は55%。
子供や荷物を載せられる荷台付きのカーゴバイクも一般的で、犬を乗せて颯爽と走るサイクリストも珍しくありません。
デンマークでは各都市を結ぶ自転車スーパーハイウェイの整備を進めており、完成すればおよそ800km以上の広域ネットワークとなる予定とか。
この国なら自転車を使った犬連れ旅行も快適でしょう。
街中でも犬と自転車の組み合わせはよく見かけます。
心地よさを重視する国民性は犬も同様
スモーブロー(オープンサンドイッチ)の名店、チボリハレンの看板犬プーフィーはハイタッチが得意
少し前までデンマークでは大型犬が好まれる傾向にあり、今でもラブラドールやゴールデン、ジャーマンシェパードが人気犬種に挙げられます。
その一方、とりわけコペンハーゲンではライフスタイルの変化から小型犬がポピュラーな存在に。
特にデンマーク王室マリー妃の愛犬として知名度を上げたハバニーズがよく飼育されているそうで、ほかにマルチーズやダックスフントもよく見かけました。
ベルビュービーチで会ったペキニーズ。一眼レフで撮らせていただきました。
街中では日本でもおなじみのダックスの姿も
郊外のベルビュービーチでは愛らしいペキニーズに遭遇。
「かわいいね!写真を撮ってもいい?」と飼い主さんに尋ねると「もちろんよ。
でもスマホではなく、一眼レフで撮って。この子はヴォーグのモデルになれるくらいの美犬だからね」と返されてほっこり。うちの子が一番かわいいのは世界共通認識なのです。
シュナウザーでしょうか。ビーチで気持ちよさそうです。
そして犬種に関係なく印象的だったのは、多くの子がリラックスして落ち着いていたこと。
デンマークには「ヒュッゲ(Hygge)」という「心地よい空間」や「ほっとくつろげること」を意味する言葉があり、国民の大切な価値観となっているそうです。
飼い主の心情を敏感に感じるとる犬にも、このライフスタイルは伝わっているのでしょう。
世界幸福度ランキングでも常に上位のデンマーク。
すべての犬たちがこれからも幸せに過ごせることを願います。