植物療法士が綴る巡る季節のハーブ便り
もっと犬との生活に植物のピュアな力を取り入れましょう。
古くから動物たちはケガをした時や体調を整えるために、身近にあるハーブ(薬草)をごく自然に利用してきたのに、
残念ながら現代は、自主的にハーブを探しだせるような環境ではありません。
そこで、日頃私達がハーブティーとして楽しむくらい健康に役立つ身近なハーブを、もっと犬にも気軽にとりいれたいですよね。
また、ハーブは食事とヘルスケア(内側と外側の両方)として使用することで、心と身体の健康に役立てることができます。
心地良い香りと可憐な姿で、穏やかで豊かな気分にさせてくれるひとつひとつのハーブには、
独特の味や香り、多岐にわたるそれぞれの働きがあります。
季節に応じてピックアップしたハーブについて学びながら、犬の食事やケアにお役立てください。
【アレルギー・過敏症や病気治療中の犬について】
ハーブに限らず、食品全般にわたって言えることですが、一般的に安全性が確認されていても、私たちや犬の体質や
体調によって、まれに合わないものもあるということがあります。
皮膚がデリケートな犬や植物や食品などにアレルギーを持つ犬にハーブを使用する際は、ハーブティーを
お腹の柔らかいところなどに少量つけてパッチテストしてから使用すると安心です。
また、病気で治療中の場合は、処方された医薬品の効果が減少してしまうハーブも中にはありますので
必ず、獣医師に相談してその指示に従ってください。
バックナンバー
紫外線の影響は眼にも。犬たちの眼に役立つハーブ情報。 「アイブライト」 [春]
季節に合わせて春の身体へ。消化器官からはじめよう 「メドウスイート」 [2月]」
おいしいハーブティーの使い方 [1月]
関節に痛みがありそう?!消化器のフォローにもいい 「ヤロー」 [12月]
健康な皮膚被毛を保ち、育毛を促進。海のハーブ 「ケルプ」 [10月]
気温の低下で弱い部分がぶり返したら。とくにオシッコ系にオススメ「ゴールデンロッド」[9月]
気がつかないうちに溜まる夏の疲れに注意したい ~ 自律神経の疲れ「リコリス」[8月]
暑さに負けない身体づくりのハーブ。「アーティチョーク」「スウィートバジル」[7月]
暑さに弱い犬たち、特にシニア犬の健康にオススメハーブ。「フェヌグリーク」[6月]
夏至と関係が深いハーブ。「セントジョンズワート」[5月]
心のバランスや平静を保つ助けをしてくれる植物の力。「レモンバーム」[4月]
春の訪れ。関節にいい旬のハーブを取り入れよう。「ホーステール」[3月]」
出来るだけ早いうちに皮膚バリア機能を高めて。「リンデン」[2月]
春を快適に過ごすために役立つハーブ 。「ネトル」[1月]
いつもよりご馳走を食べる機会が多いときは消化にいいハーブを。「ターメリック」[12月]
乾燥した季節のはじまりは、まず、粘膜の健康維持から。「マシュマロウ」[11月]
季節性のカユミなど、皮膚の不調とダイエットにも。「ヘンプ」[10月]
季節の変わり目と自律神経のバランスを理解しよう。「アストラガルス」[9月]
「熱中症予防」「夏バテ予防」にオススメのもうひとつのハーブ、「ハイビスカス」。[8月]
爽やかな清涼感を利用して熱中症予防・夏バテ予防を。「ペパーミント」。[7月]
身近なハーブだからこそ、きちんと理解して生活に取り入れよう。「パセリ、セージ、ローズマリー&タイム」。[6月]
ジメジメした梅雨に、皮膚コンディションを整えるには…「バードッグ」。[5月]
春から梅雨時期にかけて、毎年でてくる皮膚トラブルに「カレンデュラ」。[4月]
リンパから腎肝へ。春への変わり目も引き続きデトックス強化「ダンディライオン」。[3月]
早めの予防と対策で春先のアレルギーが起こりづらい身体づくりを「クリバース」。[2月]
寒さで縮こまった平滑筋、消化管の緊張と痙攣をリラックス「ジャーマンカモミール」。[1月]
「冷え」からカラダを守って、血液をスムーズに循環させよう「ジンジャー」。[12月]
シニア犬や尿疾患を持つ犬は、寒さが厳しくなる前からしっかりとケア「クランベリー」。[11月]
夏の回復ケアその2。フィラリア予防薬でそろそろ肝機能のケア「ミルクシスル」。[10月]
夏の疲れを回復し、冬に備えて体調を整える準備「ローズマリー」。[9月]
高温多湿の夏、気をつけたいのが夏バテや熱中症「ホーソン」。[7,8月]
梅雨の時期にオススメしたいハーブ「ローズヒップ」。[6月]
花粉の時期に知っておきたいケアのポイント。
寒さに負けないおすすめハーブ。