今年の冬は例年と比べると、冷え込む日が多く寒さが厳しくなっています。
犬たちは寒さに強いと思われがちですが、寒くなると増えてくるのが尿に関するトラブル。
この時期は特にお客さまからのお問い合わせでも尿トラブルのご相談が多くなります。
今回は寒い季節に気をつけたい尿トラブルと、日ごろのチェック方法やオススメ品などをご紹介します。
冬に気をつけたい尿トラブル
犬の尿トラブルとは?
犬も寒くなると夏に比べて運動量が少なくなり飲水量が減ります。飲水量が減ると尿の量と回数が減ってくることから、泌尿器疾患が増えてきます。
代表的な泌尿器疾患としては以下があります。
尿路感染症(膀胱炎)
尿路感染症は尿道から膀胱などの泌尿器から雑菌が侵入して感染し、炎症をおこす病気です。
尿がアルカリ化しやすくなり、尿路結石につながることもあります。
尿路結石症
膀胱結石は、尿の中に排泄されるミネラルがくっついてできる結石です。
尿の中には常にミネラル成分が含まれますが、尿の量が多いとそれが希釈されて石になりにくくなります。
一般的に犬でよく見られる結石の種類はストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石と言われています。
冬の尿トラブルのケアと予防
尿トラブルの原因はさまざまな要因が挙げられますが、次のような対策を心がけることが予防につながるといわれます。
適切な食事管理
尿のpHが極端に偏らないようにするためにもマグネシウムやカルシウム、リンなどのミネラルが適切に調整された栄養バランスのよい食事を与えることが大事になります。
水分をたくさんとらせる
主に冬場に泌尿器疾患のリスクが高くなる原因が、飲水量の低下に伴う尿量の減少です。飲水量を増やして尿量を減らさないことがポイントになります。ドライフードだけでなく缶詰タイプのフードを混ぜたり、ドライフードに水を入れて与えたりふやかして与えるなど、普段から飲水量を増やす工夫をすることが大切です。
清潔な環境を
細菌感染を防ぐためにも、犬のトイレ掃除を徹底すること、糞尿や餌の食べ残しをそのままにしないことなどなど、清潔な環境をできるだけ整えてあげましょう。
pHをチェックしよう
犬たちの泌尿器の健康管理に、pHをチェックしておくことで尿トラブルを未然に防ぐことができます。
pHは7.0を基準にして、より大きい数値であればアルカリ性、小さい数値であれば酸性であることを示します。
犬の尿は正常であればpH6~6.5前後となっており、この数値を大きく逸脱している期間が長くなると、犬の健康に何かしらの問題が生じる可能性があります。
酸性だと「シュウ酸カルシウム結石」、アルカリ性だと「ストラバイト結石」や「尿路感染症」に注意が必要です。
pHチェックをすることで犬の体調状況を把握し、結果に応じて専用のフードに切り替えたり、サプリメントや食事の影響を確かめることができます。
pHチェック時に気をつけたいこと
pHは食事や睡眠などの影響で1日のうちでも酸性に傾いたり、アルカリ性に傾いたりします。
なのでpHをチェックする時は、なるべく朝一番の食事前の尿を基準にして計測してくださいね。
アミノ酸の力でpHコントロール
クランベリーパウダーゴールド+DLメチオニン(pHコントロール)は、アルカリ尿で悩む犬たちに向けたサプリメントです。
尿路への雑菌感染を防ぐクランベリーとエキナセア、オレゴングレープなどの機能性ハーブと、
尿pHを健康な弱酸性に保つ必須アミノ酸であるDL-メチオニンを配合しました。
尿を酸性にするメチオニン
メチオニンは、魚などの動物性タンパク質に多く含まれている必須アミノ酸です。
代謝されると硫酸を生じ、尿として排出され尿が酸性に傾きます。
また、実はメチオニンは毛の主成分ケラチンになるため、健康な被毛や皮膚の維持には欠かせない成分です。
泌尿器の健康維持に役立つクランベリーの力
クランベリーは細菌感染によって引き起こされる膀胱炎や尿路感染症の予防に効果があるといわれ、泌尿器の健康維持に役立つ代表的な食べものです。
クランベリーに含まれる「キナ酸」は尿のpHを酸性に傾け細菌の増殖を防ぐといわれています。
クランベリーパウダーゴールド+DLメチオニン(pHコントロール)100g
2,916円(税込)