薬用シャンプーの成分から読み解く、目的の違い。

犬たちがカユミにより皮膚を掻き過ぎたり、舐め壊したりして分泌物が出たり腫れ上がっている場合は、二次感染してそれ以上ひろがらないよう動物病院にいくべきです。
その多くの場合、抗生物質やステロイド系の塗り薬や飲み薬と同時に薬用シャンプーが獣医師により処方されます。
「シャンプー」というアイテムは薬と違って普段、自宅でも使いますが薬用シャンプーにはクロルヘキシジンなどの消毒薬の成分などが入っていて、菌を消毒しつつ現在の症状を改善することを目的としています。
ですから、一時的に皮膚への負担もありますし、薬用成分の消毒薬などで殺菌してしまうことは、皮膚表面にいる常に良い状態を保とうとしている善玉菌まで死滅させる恐れがあります。
ナチュラルな成分で日頃から皮膚被毛を清潔に保ちつつ、健康的な皮膚の再生サイクルを心がけたい自宅ケアとは少々目的が違っていて、薬成分には慣れないようにしたいところ。

トラブルになる前の段階、例えば、「フケが多くなったな」とか「よく後ろ足でカシカシするようになったな」などは、家庭で予防線を張ることで皮膚トラブルを防ぐどころか、より健康的に被毛の艶まで 保てることがあります。

コンニャクのセラミド成分に注目した今回ご紹介のスプレーは、健康な皮膚なら外部のバリアとして皮膚の表面にきれいに隙間なく並んで覆っているセラミドが、 乾燥などで荒れしまったときに、表面を整え強化することで埃などと一緒に入ってくるアレルゲンの侵入をブロックしようという考え方。
保湿成分も入っているのでしっとりとします。自然成分のコンニャクが原材料だから舐めても安心です。