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2019.05.20

犬の紫外線対策、始めてますか?犬の体に出る影響を知ろう ~眼のトラブル編~

犬の紫外線対策、始めてますか?犬の体に出る影響を知ろう ~眼のトラブル編~

私たち人間の場合は、「紫外線が強くなる5月から対策を!」なんていわれたりもしますが、犬たちには本当のところはどんな影響があるのでしょうか?
今からでも知っておきたい犬たちへの紫外線の影響、そしてその対策を「皮膚のトラブル編」「眼のトラブル編」の2回に分けてまとめてみました。今回は、「眼のトラブル編」です。

→第1弾 皮膚のトラブル編はコチラ!

紫外線による犬たちの眼へのダメージ。

犬たちに多くみられる眼のトラブルに「白内障」がありますが、これには遺伝的なものが原因となっているケースと、後天的な原因によるものがあります。
遺伝的な要因によって引き起こされる白内障は、シニア期よりも早く症状が見られることが多いといわれています。また、後天的な主なケースとしては加齢によることが多く、元々犬たちは視力よりも嗅覚に頼っている動物なので、飼い主も犬たちのシニア期の白内障は受け入れる方が多いようです。
しかし、シニア期以降に引き起こされる白内障では、紫外線を多く浴びることが原因で進行してしまう可能性が大きくなります。なんとなく、見えにくくなることで犬も不安をおぼえ、散歩に行きたがらなくなることもあります。健康的で元気なシニアライフを楽しんでもらうためにも、紫外線対策をしておくことは大切なのかもしれません。

紫外線による白内障の対策は?

白内障の症状は、強い紫外線を浴び続けたりすることが原因のひとつとなっていますが、水晶体自体の機能の低下とも深く関わっています。
眼に役立つとされる栄養素は、ルテインやアントシアニンなどの抗酸化作用のある成分です。白内障は水晶体のタンパク質が酸化していくことで白濁するといわれているので、この酸化にできるかぎり抗って、抗酸化成分のものを積極的にとり入れるという対策があります。瞳のエイジングケアというわけですね。

犬たちの眼に強い紫外線が入らないように、お散歩の時間をずらしたり、直射日光が当たらない日陰で過ごしたりすることも効果的です。オシャレなどではなく、本気の犬のサングラスなどもあるようです。

犬たちの目線は私たちよりも低い位置にありますから、照り返しなどの光などが眼に入り込むことは、想像以上に多くありそうです。そういったことも踏まえて、これから紫外線の強い季節の過ごし方を見つめなおしてみるのも良いかもしれませんね。

DOG's TALK

眼の健康に良いとされているアントシアニンなどを含むベリー類には、抗酸化作用があるビタミンCもたっぷりで、眼の紫外線対策としてはとてもオススメです。凍らせたブルーベリーはシャーベットみたいでおいしいですし、夏のトリーツ代わりに与えてみてはいかがでしょうか。

労わりたい眼の紫外線ダメージケアに。