旅行先では頑固さ増し増し！それでも一緒に出かけたい...。～柴犬あるある旅先編～

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、我が道を突き進む柴犬と暮らす方はもちろん、マイペースな性格の子と暮らす飼い主ならきっと「あるある！」と声を揃えてくれそうな「旅行先あるある」をお届けします。

サービスエリアを旅の目的地だと思い込む

柴犬には、ドライブ大好きな子や車酔いしてしまう子などいろいろなタイプがいますが、我が家の柴犬は車ではひたすら眠って過ごします。
知らない場所が大好きなので、到着した時のためにエネルギーをチャージしているという噂も…。

そんな状況ですから、休憩でサービスエリアに立ち寄るとテンションアップ。
知らないニオイや景色に夢中でなんとも楽しそうです。とはいっても、ここは休憩スポット。すぐに目的地に向かって出発しなければなりません。
「いくよー」と声をかけると驚いた顔でこっちを見る柴犬。「もうですか？今、着いたばかりですよ？」とでも言いたげです。
というか、まったく納得しない様子で車に乗ってくれません。

ここでゆっくりしている時間はないのに、降りたらそこが目的地だと思ってしまう柴犬なのです。

肝心な場面で不動柴と拒否柴が発動する

あと1ブロック昇れば、山寺の絶景が見られる！というところで石段と同化する不動柴となりました。無念…。

柴犬といえば、自分が行きたくない方向へはガンと進まない拒否柴や、テコでも動かなくなる不動柴という飼い主泣かせの習性を持っていますが、旅先ではこれが加速します。

観光名所へ向かう道は、知らないニオイを嗅ぎながら楽しそうに歩いているのに、目的地に着いた途端に拒否柴が発動。「ここには絶対に入りません！」と動かなくなります。

なんなら、観光名所もなにもない方角へ向かおうとします。ようやく歩き出したと思えば、なぜか途中で不動柴の登場です。しかも大抵、あと少し歩けばメインのエリアに到着するという場所。わざとやっているのかと疑いたくなるほど、毎回、目的地の手前で止まる！

そんなところで寝てると、大怪獣にやられちゃうぞ～！……なんてことも知ったこっちゃないそうです。ハイ。

また、観光地によくある銅像やオブジェとの撮影も、なんとなく怖いのか全力で拒否。
記念写真といえば、撮影拒否も柴犬あるある。ニッコニコだったのに、カメラを向けた途端に能面のような表情になることも日常です。
うちの子の場合、最初の1枚は協力的なのですが、撮り直しを許してくれません。
撮り直せば撮り直すほどに、ドヨンとした表情が加速するのも柴犬あるあるでしょうか。

うちの子の笑顔は一瞬の輝き…。「1枚で完璧に捉えるのがプロじゃない？」とでも言いたそうな表情の変化です。上手く撮れなくてごめんね！？

水もごはんも断固拒否！

いつもの器がないと、食事はおろか、水も飲めなくなるという繊細さ…。おかげで大荷物です。

「いつもと同じ」が大好きな柴犬にとって、いつものお皿やマットがないのは大問題のようです。うちの子は宿泊先では水を飲んでくれません。
いつも食べているフードを持っていっても、お皿が違うと食べません。

最近は犬連れに優しい宿が増えてきて、犬用ベッドやお皿なども用意されているところも多いのですが、使ってくれないので"いつもの"を自宅から持っていくことが当たり前に…。
美味しそうなお宿特製の犬用メニューも「それ、食べられるもの？」と疑ってかかります。
そのくせ美味しいとわかると、翌朝に同じメニューがないと怒るのですから勝手なものです。