• コラム
  • 知るという、栄養

2019.01.16

「犬と食の」一問一答 アルファ化って、どうして消化に良いの?

「犬と食の」一問一答 アルファ化って、どうして消化に良いの?

アルファ化って、どういうことなの?

米などの成分の多くは、デンプンに代表される炭水化物です。デンプンの分子を見てみると、エネルギーに効率良く還元されることで知られているブドウ糖が長く鎖状に連なって構成されています。
しかしながら、この長い鎖状の結合の力は非常に強く、犬など穀物の消化に長けていない動物は、デンプンを上手に分解できず、消化が難しいと言われているのです。

このデンプンを水を加えて一度加熱し、ごはんを炊くように処理を行うことで、分子の結合を崩し、分解されやすい状態にすることができます。また、一度加工したでんぷんであれば、加工後急速に乾燥することで、分解されやすい状態を維持することが可能になります。

このように、デンプンを含む食材が加熱処理され、デンプンの分解効率を良くした状態を、アルファ化と呼び、その処理が施された米などはアルファ化米と呼ばれたりします。昔なつかしの「ポン菓子」なんかもアルファ化したものになります。

アルファ化米であれば、犬たちにとってはメリットも!

本来は穀類の消化が苦手とされている犬たちですが、デンプンなどの分解がされやすい状態になっているアルファ化米であれば、豊富な食物繊維が腸の働きを助けてくれるほか、エネルギー還元効率が良いブドウ糖の吸収も可能になります。
私たち、日本人が毎日食べてきたお米の良いトコロを、犬たちにも実感してもらえるかもしれません。
個体差もありますが、ポチスタッフ犬の場合、季節の変わり目などで軟便になってしまったときは、たまご粥を作って様子を見て、便が戻ったらいつものフードに戻すそうです。

また、一度アルファ化した米であれば、処理が施される前のように、再び消化が悪い状態に戻ってしまう……ということもなく、長期の保存が可能であるというメリットもあります。
手作りごはんのベースフードとして活用できるほか、犬たちの食事のかさ増し食材としても利用することができますよ。