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2025.04.16

初めてでも安心!犬が喜ぶ手作りごはんレシピ #桜鯛めし

初めてでも安心!犬が喜ぶ手作りごはんレシピ #桜鯛めし

3月〜6月ごろに水揚げされる「桜鯛」。この時期の真鯛は産卵期であり身体に栄養が蓄えられていて1年で最もおいしいそうです。高級魚のイメージが強い鯛ですが、小ぶりの桜鯛はお財布にやさしい価格で売られており、まるごと調理しやすく、煮ても焼いてもおいしくいただけます。
今回は桜鯛を丸ごと使った鯛めしのご紹介です。こどもの日など春のイベントにぴったりな鯛めしを犬と一緒にたのしみませんか。桜の型を使って見た目も春を感じられる鯛めし、ぜひお試しください!

管理栄養士から調理のアドバイス

鯛はスーパーや魚屋さんで買うことができます。その際三枚におろしてもらうと手軽に調理ができます。1匹丸ごと売っていない場合は、鯛の切り身とあらを購入して代用も可能です。

鯛めしは余計な味付けはせず、うま味と香りを十分に味わえる仕立てになっています。
まず調理前の鯛に塩を振って水分を出し、しっかりふき取ることが大切なポイントです。
魚の臭みの原因は余分な水分なので、ここでしっかり臭みを取り除くことで味を足さなくてもおいしく食べることができます。そして鯛を焼くことで香ばしさが加わり、あらと骨を使って出汁をとり、お米を炊き上げます。出汁は多めに出来上がるので、余ったらスープとして使ってもOK。鯛めしにかけてお茶漬け風にしても◎

材料のご紹介(材料:2頭分/1頭あたり200g)

・桜鯛:1匹分※あら、骨があり、三枚おろしされているものを使用
・白米:1合
・昆布:1枚(5cm角)
・塩:小さじ1/2
・水:400g
・木の芽(飾り用):適量

作り方のご紹介

下準備:米は浸漬しておき、水気を切っておく。鍋に水と昆布をいれ30分つけておく。

1.鯛の切り身とあらをバットに並べ、全体に塩を振り、10分ほど置いておく。水分がでてきたらキッチンペーパーでふき取る。

2.オーブンを250度に予熱しておく。オーブンシートをひいた天板に①の鯛を並べ、焼き色がつくまで焼く(約10分~15分)

3.下準備しておいた鍋の中に②のあらと骨の部分(切り身はいれない)をいれ、弱火で加熱する。アクがでてきたら取り除く。沸騰しない程度の火加減で20分ほど加熱する。粗熱がとれるまで冷ましておく。

4.炊飯器に浸漬しておいたお米、②の鯛の切り身の部分、③の汁を1合目盛りまでいれる(足りなかったら水を足す)炊飯器でいつも通り炊く。

5.炊きあがったら切り身を取り出し、身をほぐす。炊飯器に戻し全体を優しく混ぜる。

6.桜の型で形をととのえ、仕上げに木の芽をのせ完成。

<飼い主さんにおすすめの食べ方>
食べる前に塩やごま塩をふり、塩味を足してください。

【栄養計算:1頭分】
エネルギー:419kcal ※AAFCO養分基準の場合の代謝エネルギー
たんぱく質:30.9g
脂質   :12.5g
炭水化物 :59.9g
食物繊維 :1.3g
カルシウム:38mg
リン   :380mg
鉄    :1.0mg

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

管理栄養士からこのメニューの栄養素ポイント

【不足栄養素】カルシウム
骨を出汁に使った桜鯛めしは、カルシウムが不足しています。リンがカルシウムの10倍となりバランスが悪くなっています。一般にカルシウム不足は、骨や歯の形成不良、成長障害、筋肉のけいれん、歩行困難などが起こる可能性があります。もしも成長期の子犬や手作り食中心の場合、カルシウムはリンとのバランスがとても重要です。他のメニューと組み合わせてしっかり補うようにしましょう。

【嬉しい栄養素】タウリン
桜鯛めしにはタウリンが含まれています。タウリンは桜鯛に含まれており、犬の心臓や目、肝機能の健康維持に役立つアミノ酸です。犬の場合、通常は体内で合成されますが、加齢などで不足しやすくなります。補給することで抗酸化作用が期待されます。

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