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2018.12.20

フランスの伝統的なお菓子で、犬たちを王様・王妃様気分に!

POCHIでお取り扱いしている季節の限定デリの中には、ちょこっと変わった由来を持つ料理やお菓子の名前も。
私たち人間と一緒に暮らしていくうちに、それぞれの地域や国の文化や風土に合わせてさまざまな姿形、習性などを持った犬種が生まれたのと同じように、食べ物も姿を変えてきたのです。

犬たちのバックボーンを知るのと同じように、デリの元となった料理についてもっと知れば、きっと犬たちのごちそう選びももっと楽しくなるはず!
ということで、今日はフランスの楽しいイベントと深く関わっているガレット・デ・ロワのお話です。

フランス語でガレット・デ・ロワとはどういう意味なの?

さて、ガレット・デ・ロワという言葉を分解すると、「薄く延ばした丸いもの」を意味する「ガレット」と、「王・王族」を意味する「ロワ」に分けられます。

ガレットは日本でも近年一般的に知られるようになりましたが、ブルターニュ地方などの伝統料理として知られるクレープに似た料理が知られています。でも、ガレットという言葉自体はクレープ状の菓子だけを指すものではありませんでした。パイのように、生地を何度も伸ばして薄く延ばした焼き菓子も、ガレットと呼ばれていたのです。

さて、一方で「ロワ」の部分ですが、こちらはフランスの風習に起源があります。元々、古代ローマでは、宴席で出されるケーキに当たりとして「フェーヴ」と呼ばれるソラマメを一つだけ入れる慣わしがありました。ケーキを切り分けたとき、このフェーヴが入っている一切れを食べた人がその宴の王となる、というルールがあったのだそうです。
この風習がフランスに伝わり、ガレット・デ・ロワでも同じようにフェーヴを入れるようになったのだそうです。

現代では、ソラマメやエンドウマメだけではなく、食べることは出来ないけれど、手元に当たったフェーヴを記念として残すことが出来る陶器やプラスチックで作られた可愛らしいものも、使用されるようになっています。

フェーヴを引いた人は国王に直談判できる!?

さて、このフェーヴの風習はやがてフランスの王室にも伝わります。ブルボン朝の王、ルイ14世は宮廷に出入りしていた人々にもガレット・デ・ロワを供し、その中で見事にフェーヴを当てた人物には1日限りではありますが、国王・王妃に任命されるという特権を手にしたことがあったのだとか。

フランス革命を通して、王制から共和制へと移行したフランスですが、現在でもフランス大統領府であるエリゼ宮では、新年会の際には数百人を超えると言われる来賓のために、特大のパイを焼いているのだそうです。
でも、こちらのガレット・デ・ロワにはフェーヴは一つも入れられていません。それはやはり、国民の投票で選ばれた大統領を元首としているため、新しく国王や王妃を選ぶことが出来ないためと言われています。

POCHIのガレット・デ・ロワで、犬たちを王様・王妃様にしてあげよう!

実はこのガレット・デ・ロワは、年末だけではなく新年の運試しとして食べられる風習もあるのだとか。
地域によっては、ガレット・デ・ロワを買った人には王冠をプレゼントしてくれるお店もあって、フェーヴを引き当てた人に被ってもらい、王様気分を味わってもらおう!なんて試みをしているそうですよ。
犬たちのために作ったPOCHIのガレット・デ・ロワでは、当たりを冬野菜のニンジンに。当たりの星型にんじんを引き当てた犬たちは、その日だけでも王様・王妃様扱いにする!……なんて特別な一日にすれば、ちょっと楽しい思い出が増えそうです。

POCHI DELICATESSEN 【季節限定品】 ガレット デ ロワ 100g ◆クール便(冷凍)◆

POCHI DELICATESSEN 【季節限定品】 ガレット デ ロワ 100g ◆クール便(冷凍)◆

年を祝うフランス伝統のお菓子「ガレット・デ・ロワ」を犬猫用に作りました。

冷蔵庫で解凍してから与えてください。
●内容量:約100g
●サイズ:約10cm×約10cm×厚み約3cm
●原産国:日本
●給与量目安(1日)
おやつとして主食の給与量の10%を目安に加減して与えてください。

【季節限定品】新年を祝うフランス伝統のお菓子「ガレット・デ・ロワ」を犬猫用に作りました。マロンクリームが詰まったサクサクで香ばしい香りの手作りパイ。特別な日のオヤツ&デザートに。プレゼントにもおすすめ。お菓子の中に「あたり(星型のニンジン)」をこっそり入れました。星型のニンジンが入ってたら、1年幸せに過ごせるそうです。新年の運試しにどうぞ。