• 特集
  • 季節_ピックアップ

2019.07.12

抗酸化、免疫強化にも。食事を通して犬と楽しむ季節の味わい、夏野菜。

抗酸化、免疫強化にも。食事を通して犬と楽しむ季節の味わい、夏野菜。

もうすぐ強い日差しがさんさんと降り注ぐ、夏がやってきますね。私たちにとっては少々厄介な強い日差しや雨ですが、それらも畑の作物たちにとっては大切な恵み。
夏に旬を迎える夏野菜たちは、太陽のエネルギーをたっぷり浴びて、みずみずしく美味しいものばかり。犬たちにも嬉しい栄養がぎゅっと詰まっています。
日照時間などによって栄養成分の含有量は若干変動してしまいますが、それでも夏に嬉しい畑の恵みがあります。季節の味わいを犬たちと一緒に分け合って、夏の体調を整える助けにしてみてくださいね。

夏の食材その1抗酸化成分で紫外線ケア トマト

●リコピン
夏野菜の代表といえば、真っ赤な色合いがとても鮮やかなトマト。このトマトの赤色はカロテノイドの一種、リコピンの色です。抗酸化成分としてよく知られているリコピンですが、効率的に摂取するのなら油と一緒に摂取することがオススメ。軽くオリーブオイルなどで炒めてからトッピングすると、酸味も抑えられるので犬たちにも食べやすくなるかもしれません。

●ビタミンC
こちらも抗酸化成分として知られている栄養素・ビタミンC。抗酸化作用の他、コラーゲンの構築の際に補酵素として機能することも知られているので、加齢によりビタミンCを作りにくくなるシニア期の犬たちの関節などのサポート栄養としてもオススメです。

夏の食材その2犬のダイエットの味方 かさ増し食材 ズッキーニ

●βカロテン
見た目はきゅうりに似ているズッキーニですが、豊富とはいえませんがかぼちゃの仲間ですのでβカロテンが含まれています。白血球の働きを活性化したり、免疫系をサポートする成分が含まれていることはチェックしておきたいポイントですね。

●低カロリーで低糖質かさ増し食材
かぼちゃの仲間らしくビタミンCやカリウムなどのミネラル類を豊富に含んでいるズッキーニですが、実は野菜のなかでも100gあたりのカロリーが14kcalと低く、糖質も1.5gと低く抑えられています。さらに全体重量の94%が水分なので、細かく刻んで湯通ししたり、歯応えもいいのでさいの目に切ってオリーブオイルで軽く炒めたりとフードのかさ増し食材として活用できます。

DOG's TALK

最近では、βカロテンの免疫力サポートの力とインターフェロンなどの関連性について研究が進められているそうです。今後の研究成果に期待していきたいですね。

夏の食材その3隠れた栄養素が活躍 パプリカ

●カプシエイト
パプリカやピーマンは、唐辛子の辛味を取り除いた野菜で、どちらもナス科のトウガラシ属の植物。トウガラシには辛味成分の一種で、脂肪燃焼作用があるカプサイシンが含まれていますが、ピーマンやパプリカにはこのカプサイシンが変化したカプシエイトという成分が含まれています。これはカプサイシンの体を温める効果はそのままに、辛味だけを抑えた成分なのだそう。彩りとして活用できそうですね。