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2019.11.11

犬にひづめ(蹄)を与えるのは危険?歯に安全なデンタルケアアイテムがオススメ

犬にひづめ(蹄)を与えるのは危険?歯に安全なデンタルケアアイテムがオススメ

犬たちのハミガキおやつとしても販売されている動物たちのひづめ。犬たちがよく噛んで長持ちする、とも言われていますが、とっても固いので試したことがないという方が多いかもしれません。
実際のところ、犬にとってひづめはオヤツとして適しているのでしょうか?危険性などはないのでしょうか?
本日は犬のオヤツとして活用されるひづめはどんなものなのか、そして与える際の注意点と代用品としてオススメのアイテムをご紹介します。

犬のオヤツとしてのひづめ(蹄)とは。

犬たちのおやつとして販売されているひづめの多くは、牛のひづめです。牛のひづめは二つに割れた形をしていて、人間で言うところの中指と薬指に当たる箇所の爪が発達したものなのだそうです。
この形のひづめを持っている動物たちは偶蹄目(ぐうていもく)というグループに分けられていて、ブタやヤギ、羊などもこのグループに含まれています。

ひづめは爪の一部なので、タンパク質の一種であるケラチンから構成されています。ケラチン自体は犬の被毛を作る際にも使用される成分で、害があるものではありません。
しかし、体が大きな牛たちはひづめを使って地面を踏みしめて歩くので、大変な負荷をかけられて伸びたひづめは非常に固くなってしまいます。この固い牛などのひづめを犬たちのオヤツとして与えている、というわけです。牛などの場合は四本の足で800kgから1トンほどもの重さを支えているので、とても丈夫なひづめが必要になるのです。
非常に硬く丈夫なひづめですが、程よく温めて湿らせた状態であれば、いくらか柔らかくなります。

ひづめ(蹄)が犬のオヤツとして人気の理由。

ひづめは長く繰り返し噛むことができるので犬の唾液の分泌が促され、しっかりと噛むことによって歯垢の除去に繋がるため、デンタルケアのひとつとして活用されます。
きちんと丁寧に処理をされたひづめであれば、そこまで独特のニオイが出ることはないのですが、一般的にすぐに手に入るような手軽なひづめは独自の強烈なにおい(獣臭)があります。
犬たちは鼻が利きますから牛のひづめから出るニオイはとても魅力的なもののようで、ついつい夢中で長時間噛んでしまう犬も多いです。
長持ちするので「楽しめるおもちゃ的なおやつ」という感じで、ポチスタッフも「途中で取り上げる」とのことでした。

飼い主目線で言えば、犬たちの注意を逸らしたいときや手が離せない時に、犬たちが夢中になってくれるひづめはありがたいですが、嗜好性が高い一方でとにかく固いので、無我夢中でかじっていた犬たちの歯が折れてしまう・歯が割れてしまうというケースや大きめの破片を飲み込んでしまい消化不良を起こした、という事例も多いです。本来、噛んでオモチャ感覚で楽しめる物ではありますが、ひづめを飲み込んでも消化が良いものでは決してありません。
犬の歯の丈夫さや体格などにもよるとは思いますが、与える際に注意が必要なポイントではあります。

DOG's TALK

POCHI ペット栄養管理士

POCHI ペット栄養管理士

特に小型犬は体が小さいぶん、歯も薄いことが多いので、歯が割れてしまう事故が起こりやすく注意が必要です。
また、中~大型の犬であっても、与える際には必ず飼い主が見守りましょう。長時間噛み続けているとそれだけ歯や顎に負担がかかり、歯の破損につながる可能性が大きくなります。
犬たちは本能的にひづめから出るニオイに惹かれてしまうので、犬たち自身に任せるのではなく、飼い主がある程度は管理しながら与えられるかどうかを検討することが大切なのかもしれませんね。

犬の安全を考えるなら、デンタルガムがオススメ。

「今までにひづめを使ってきた」「どうしても犬が欲しがる」という方は、犬たちに与える際は時間を決めて長時間必要以上に噛ませない、必ず飼い主が見ているところで与えるようにする、ということが大切です。

安全性が気になるなら、歯石や歯垢を取り除くという目的であれば、ひづめを与える必要はないはずです。
他にも犬たちに与えられるほどよい固さのおやつもあるので、それらと比較して犬たちの反応を確認しながら選んでみてください。オススメとしては、程よい固さを持っていて歯にこびりついた歯垢などをしっかり絡め取るローハイドガムや、リブボーン、長く噛んで楽しめる腱を使ったオヤツなどです。部屋に充満するヒヅメ特有のニオイや、犬の歯の安全性が気になっていたという方には代替としていかがでしょうか。

デンタルケアアイテムとしても使えるおやつ

おわりに

今回は、犬のデンタルケアオヤツとして紹介されるものがある「ひづめ」についてご紹介しました。犬が喜んでかじりたがるので、ついつい与えてしまいたくなる方も多いようですが、歯が折れてしまったり、割れてしまったりするリスクがあることを知っておきましょう。
犬の歯は、一度生え変わってしまうと二度と生えて来ない一生ものです。ひづめを与えている内に歯が割れてしまうと、最悪抜歯などの手術が必要になるケースもあります。デンタルケアをするつもりで与えたひづめで、歯が割れてしまうなんて本末転倒ですよね。
長い犬たちの犬生を考えると、歯を大切にしていった方が健康維持のために繋がります。