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2025.11.07
アイメイト・デー レポート!
2025年10月26日、東京・千代田区永田町にて、『アイメイト・デー』が開催されました。今回で第47回を迎える本会は、アイメイトに関わる人々が一堂に会し、相互の理解と親睦を深める会として、アイメイト(盲導犬)と使用者13組をはじめ、後援会、元使用者、支援する議員や行政、企業・団体が出席し、総勢175名が参加し、13時より開催されました。
多くの人々が携わる会
今回で47回目を迎えるアイメイト・デーの当日、駅や会場までの道中に黄色いベストを着た誘導員の姿がありました。これは、使用者の方が通りかかった際に声をかけて道を伝えたり、誘導したりするため、アイメイト後援会員がボランティアとして担当していました。
会場に到着すると、受付にて諸々の案内書類とともにエコバックを受け取りました。アイメイト後援会の手作りの品とのことで、携わる人々のアイメイト愛を早速感じる瞬間でした。
アイメイト後援会手作りのエコバック。小さくまとめられるゴム付きで、パターン色違いのものが複数ありました。
また、アイメイト・デーの開始時刻まで会場を歩いていると、続々とアイメイト(盲導犬)と使用者が到着。やや長時間の滞在となるため、会場所定の場所で「ワン・ツー、ワン・ツー」という使用者の合図をもとに、アイメイト(盲導犬)が用を足す様子が見られました。
アイメイト・デーがスタート
アイメイト・デーは、関係者からの祝辞に始まり、アイメイト協会職員の紹介や歩行指導員認定報告、勤続表彰、今後注力していくことについての表明などがありました。
続いて、「アイメイトを語る」と題し、支援企業・団体の代表者3名、ならびに使用者の中から代表して1名、そして協会職員1名より、それぞれの視点からアイメイトへの想いが語られ、企業・団体の代表者からは、支援に至った経緯や社内での周知に対する取り組みを中心に、使用者からは、今のアイメイト(盲導犬)との実際の歩行時のエピソードと想いが、協会職員からは仕事への熱意や支援者への感謝などが話されました。
大手飲料メーカーによる支援施策のプレゼンテーションののち、アトラクションとしてジャズバンドの演奏を楽しむ時間が設けられていて、耳馴染みのある曲が多く演奏される中、アイメイト(盲導犬)たちは使用者の足元で、静かに演奏を聴いているように感じました。
そして最後に開催されたのが、豪華景品の当たる「スピードくじ」。受付で配付された番号を受け取った全員が平等に参加対象となるくじのため、使用者、一般参加者、支援企業の代表者など、幅広く当選しており、大いに盛り上がりを見せました。
会場には手作りのチャリティーグッズ販売も
会場には寄付につながるグッズも販売されていました。ずらりと並ぶグッズの中には、POCHIの協賛している”犬のしあわせ実行委員会”企画の「手紙コンテスト」にて、金賞絵画作品と特別審査員を務めるはせがわかこ氏の手がけるものも。また、取材スタッフが一目惚れして思わず購入したサコッシュは、はせがわ氏の義弟が手がけたデザインなのだそうです。
写真右がはせがわ氏がイラストを担当した「てぬぐい」。写真左は、スタッフの一目惚れした「サコッシュ」。
ほかにも、絵を描くことが好きなアイメイト協会職員作のイラストが描かれたハンカチや、POCHI内コラムで連載中の「Dog Snapshot R 令和の犬景」の執筆を務める内村コースケさん撮影の、アイメイト(盲導犬)の犬種であるラブラドールの写真が大々的にプリントされたカレンダー、 編み物キーホルダーなど、可愛らしいグッズが多く陳列されていました。
まとめ
日本では最も古い歴史を持つ盲導犬の協会で、2年後には70周年を迎えるという「アイメイト協会」。これまでに送り出してきたペアの数は1,400組を超えるそうです。協会のある地である練馬区では、訓練場所として区役所の一部を提供しているそうです。多くの人が携わり、長い歴史を刻んできたアイメイト協会の発展を、POCHIとしても心から願いたいと思います。


