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2026.01.29

遊びという名のしつけ -チャレンジが暮らしを彩る-《RETRIEVER + POCHI archive049》

遊びという名のしつけ -チャレンジが暮らしを彩る-《RETRIEVER + POCHI archive049》

写真=今井卓
構成・文=RETRIEVER編集部

「RETRIEVER」は、ゴールデン、ラブラドール、フラットコーテッドを中心とした、レトリーバー種の専門誌。
陽気で明るい性格は家族に笑いをもたらし、豊かな表情は言葉が通じなくてもコミュニケーションを可能にしています。
何と言っても、人間に対する愛情がとても深い。そんな犬種との暮らしを紹介する「RETRIEVER」さんの素敵な記事をピックアップしてPOCHIバージョンでご紹介。
犬種が違っても読めばきっと皆さんのドッグライフがより充実したものになるはずです。(POCHI編集チーム)

暮らしに取り入れたい楽しいしつけ

犬と暮らす上で大切なしつけの基本は「反復」ですが、同じことの繰り返しだけでは犬が飽き、注意力の低下や老化の原因にもなってしまいます。そこで重要になるのが「新しいことへのチャレンジ」です。ノーズワークやトリック、筋力トレーニングなど、遊びを通じた新しい刺激は心身の活性化につながります。難易度を上げたり、オリジナルのトリックを加えたりすることで無限に楽しめ、生涯を通じて続けられます。「反復」と「挑戦」こそが犬の豊かな一生を支える鍵。焦らず、日々の積み重ねを通して犬と心を通わせることを大切に取り組みましょう。

犬の独自性を尊重できる!ノーズワーク

犬が自分のペースで取り組めるノーズワークは、犬の気持ちが興奮ではなくリラックスへと向かいやすく、カラダを動かす運動とは異なりますが、嗅覚や脳を使うため犬も満足できます。エンリッチメントが高いトレーニングの一つです。家の中にオヤツを隠して宝探し感覚で探させたり、ノーズワークマットを用いて簡単に取り組んでもらうのでもオーケー!

■ POINT

「マテ」の合図で待ち、「サガシテ」の合図でスタートします。飼い主は基本見守るスタンスで犬自らの行動を尊重しましょう。

一緒に達成する喜びが互いのハッピーに!トリック

犬のしつけにおける「トリック」とは、犬に教える「芸」や「技」のことで、「オテ」、「オカワリ」、「ハイタッチ」、「スピン」など、楽しみながら学べる行動を指します。犬にとってクイズ的な頭を使った遊びで、新しいことへのワクワクから飼い主へのアテンションも自然と強化されていく。また、「スワレ」、「フセ」、「タッテ」などの定番トリックも、連続して行うと姿勢を変える行動が筋力トレーニングに。後からついてくる恩恵も実は多いのです。

■ POINT

できると単純にかわいい「オテ」も、 散歩後の足拭きや動物病院での診療に生かせます。トリックの練習は楽しませることが大事です!

健康長寿にも大いに貢献!筋力トレーニング

バランスディスクやクッションなどを用いて、ごほうびのトリーツを使って犬を誘導します。犬にとって遊び感覚で楽しむことができ、同時に筋力トレーニングや関節の可動域を広げる効果を得られます。健康長寿のためにも自分の足でできるだけ長く歩けることが理想です。運動量の減ったシニア犬も筋力維持にぜひトライしましょう。

■ POINT

トリーツで誘導しながら クッションをまたいで歩 く。ポイントはゆっくり。 足を上げるので関節の可動域を広げる効果もある。

出典:vol.120「レトリーバー、しつけの新定番」

*1 監修=野口ゆづる。のぐちゆづる。『さきがおか動物病院』獣医師。日本獣医動物行動研究会獣医行動診療科認定医。JAHA認定家庭犬しつけインストラクター。