2019.01.31

雪遊びについてくる犬たちの雪玉。原因と体への影響は?

雪遊びが好きな犬たちも多いですよね。犬たちと一緒に楽しめる冬のレジャーも多くなってきました。大はしゃぎで楽しんでくれるのは嬉しいのだけれど、ちょっぴり心配になるほどにできてしまうのが雪玉です。
ちょっと目を離すとお腹や足、首元などに大量の雪玉をぶら下げていた……なんてこともありますよね。

この雪玉、なぜできてしまうのか?そして、犬たちへの影響や防止策などについてご紹介します。

犬の体に雪玉が出来る理由と、できない犬との差。

長毛なら雪国原産のバーニーズMドッグでもこの有様。

犬たちの中でも雪玉が出来やすい犬と、そうではない犬たちがいることは、なんとなくご存知の方も多いのではないでしょうか。

実は、犬たちの被毛にぶら下がってできる雪玉は、犬たちが体から発する蒸気に雪が付着して固まることでできていきます。犬たちの体温で溶けた周囲の雪が水分となり、さらに雪が付着することでどんどん雪玉を大きくしていってしまいます。

雪玉が特に出来やすい犬たちは、長毛であることと、毛質が柔らかくウェーブしていることが特徴としてあります。
特に毛質が柔らかくウェーブしている犬たちは、雪を巻き込んでしまうので、大きな雪玉を作りやすいのです。

シベリアンハスキーやアラスカンマラミュート、サモエドなどの寒冷地の犬たちの被毛は、オーバーコートと呼ばれる表面を覆う毛は直毛で固く、若干の油を帯びているので撥水効果があり、雪玉になりにくいという特徴があります。

犬たちへの影響と注意点

香港のカンフースターのようですが、スタッフ犬の雪玉対策です。

この雪玉ですが、もちろん犬たちにとっては重たくて邪魔なもの。あまり大きくなりすぎてしまうと、動きにくさから疲れて歩きたがらなくなることも。
さらに、重くなった雪玉に耐え切れず、被毛が切れてしまったり、抜けてしまったりするほか、濡れた状態が長時間続くと不衛生ですので、早めに温かいお湯で手早く洗い流し、溶かしてあげましょう。
雪玉を作ってしまった被毛を放置しておくと、毛がフェルト状の毛玉になってさらに厄介なことになるケースもあります。

対策としては、全身を覆うタイプの服を着せたり、靴を履かせたりするほか、遊んだ後は速やかにブラシでとかして、乾かしましょう。
乾かす前にトリートメント効果があるスプレーをしておくと、静電気対策にもつながりますよ。

犬たちは、楽しいと自分の体力の限界まで遊び続けるので、飼い主さんがセーブしてあげてくださいね。

冬のお手入れにオススメ

*1  Earth Leaf(アースリーフ)