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2019.01.15

使う機会が増えた暖房器具。犬たちへの影響は?お手入れを工夫してみよう。

二十四節気の内で、もっとも寒さが厳しくなる「寒」に入る小寒を過ぎ、テレビのニュースなどでは「寒の入り」という言葉で紹介されているように、ぐっと冷え込みが厳しくなっていく時期になりました。
犬たちは、(ヘアレスドッグなどを除き)被毛に覆われた体をしていますので、私たちよりは寒さに強いとされていますが、室内で過ごす犬たちも増えて、暖房器具に慣れてしまっている犬も増えていますよね。

そこで、犬たちと暖房器具の上手なお付き合いの仕方について、ご紹介したいと思います。

室内で人と一緒に過ごす時間が増えた犬たち。

昨年ご紹介した記事ですが、まだ寒さが本格的に日本を襲う前、犬と暮らすPOCHIスタッフたちに「暖房は使っていますか?」という質問をぶつけ、その回答をまとめました。(留守番中の犬たちのために暖房は使う?暖房の使い方と注意について)
その中では、服を着せたり暖かいベッドなどを活用しているという意見も多かったのですが、しかしいよいよ冬も本番、寒さも厳しくなってくると、私たちが適温で過ごすために暖房器具を使用することも増えてくるはず。

室内で過ごしている犬たちも、その恩恵を受けたり、一緒にこたつでくつろいだり……。「犬たちのために」というよりも、「家族と一緒に使う」という場面が多くなっていますよね。
実は、人間用の暖房器具を犬たちも一緒に使っていることで、一年を通して適温で過ごすことができる時間が増え、夏毛→冬毛といった被毛の生え変わりのサイクルが変わることもあるのだそうです。

暖房を使用している室内で過ごすとき、気をつけたいこと。

この時期、活用することが多い暖房器具はいくつかありますよね。
代表的なものと、犬たちと一緒に使用する時に気をつけたいことについてまとめてみました。

・エアコン:空気が乾燥するため、皮膚・被毛が静電気を帯びやすくなる、敏感肌の犬たちはかゆみを感じることも。
・ストーブ・ガスヒーター:近づきすぎると被毛がこげてしまうことも。酷いとやけどの可能性があります。
・こたつ:コードに足を取られて転倒する、コードをかじってしまい、感電してしまうことがあるほか、長時間の使用で低温やけどをすることがあります。
・ホットカーペット:シニア犬など、長時間同じ体勢で寝てしまったりすると低温やけどをすることも。コードは要注意。

どの暖房器具でも言えることですが、分厚い被毛を持っている犬たちにとっては直接的に高温に感じないこともあるので、注意が必要です。
また、冬は空気が乾燥している時期でもあるので、暖房を犬たちと一緒に使用する時にはいつでも新鮮な水で水分補給できるようにしておく、暑そうに見えるときは暖房を使用していない部屋で涼ませる定期的に換気を行うなども大切なことです。

そのほか、犬たちの抜けた毛がこたつのヒーター部やストーブについてしまうと、思わぬ出火などの原因になることもあるので、冬の間はこまめなブラッシングと被毛ケアを心がけたいですね。

冬の間は入念な犬たちの被毛・皮膚のお手入れを!

冬は犬たちの被毛も抜けやすく、静電気を帯びてしまうことも多い時期。いつものように撫でようと思ったら、バチッ!「キャンッ!」なんてことも……。
静電気は、パチパチして痛いだけではなく、犬たちの被毛にダメージを与えます。ツヤがなくなったり、傷んで引っ掛かりができることで、ホコリを吸着させて毛玉の原因になるなど、放っておくと面倒なことに。乾燥でフケも出やすくなりますから、お散歩後のブラッシングを念入りに行うことで、だいぶ違ってきますよ。
この時期は犬たちにとってもわずらわしい静電気対策を。被毛や皮膚の保湿・ケアアイテムを使って入念なお手入れをおすすめいたします。

この時期オススメ!お手入れアイテム