犬の手作りひな祭りごはん　サーモンのちらし寿司風

彩り鮮やかなちらし寿司で犬と一緒にひな祭りを楽しみませんか？
今回ご紹介するちらし寿司の中には栄養がたっぷり詰まった鮭を使っています。
鮭の鮮やかな赤い色はアスタキサンチンという成分由来のもので、強力な抗酸化作用で犬の健康をサポートしてくれるはたらきがあります。
体内に過剰に発生した活性酸素のはたらきを抑えてくれるので、体調管理や筋肉疲労回復にも期待ができますよ。サーモンには関節や皮膚の健康維持にも役立つEPAも豊富です。

飼い主さん用にはご飯を酢飯にしたり、卵に味付けをして味を調整してくださいね。

桃の花や雛飾りを飾って犬も一緒にひな祭り気分を味わってみてください。

材料：2頭分（1頭分の出来上がり重量：95g）

白飯　　　　　　：140g
鮭　　　　　　　：40g
きゅうり　　　　：1/4本(24.5g)
卵　　　　　　　：1/2個(25g)
のり　　　　　　：適宜
白すりごま　　　：適宜

作り方のご紹介

1.きゅうりに塩少々(分量外)で板ずりし、薄い輪切りにする。

2.ボウルに卵を入れて溶きほぐし、フライパンにサラダ油(分量外)をなじませ卵の両面を薄焼きにして粗熱が取れたら千切りにして錦糸卵にする。

3.鮭は小鍋に少量の水を入れて熱し、茹で、火が通ったら皮と骨を取り除き身をほぐす。

4.ごはんにきゅうりと鮭を入れて混ぜる。

※飼い主さん用に作るなら、ご飯を酢飯にし、卵に砂糖・塩を加えて味を調整してください。

5.4を皿に盛り、上に錦糸卵とお好みでのり・白すりごまを飾る。

本日のメニュー『ひな祭りのサーモンちらし寿司風ごはん』の栄養計算をしてみよう

体重 5kg当り毎日の栄養要求量(NRC 1977）最低値と比較。(%)は充足率

調理時間約15分
AAFCO栄養推奨係数で計算した代謝エネルギー：135kcal/約95g

《三大栄養素》出来上がり約95g中
たんぱく質：7.9g
脂質　　　：2.3g
炭水化物　：26.4g

体重 5kg当り毎日の栄養要求量(NRC 1977）最低値と比較。(%)は充足率

《その他、気にしたい栄養成分》
食物繊維　：1.2g
カルシウム：14mg
リン　　　：95mg
鉄　　　　：0.4mg

DOG's TALK

POCHIのペット栄養管理士

サーモンは犬の嗜好性も高く、ドッグフードの原材料としても非常に人気があります。EPAなどのオメガ3脂肪酸を手軽に取り入れることができる食材なので、オススメですよ。今回は加熱調理したものを使用していますが、お刺身用のサーモンなら生のままちらし寿司に使っても大丈夫です。彩りとして塩漬けやしょうゆ漬けになっていないイクラを少しだけ加えてあげるのも良いですね。

ペット栄養管理士について

*1 2002年5月より実施されている、「ペット栄養管理士」の認定試験に合格した、犬や猫の栄養学の専門家です。栄養・健康増進及びペットフードの品質向上等に関する会員相互の知識、技術の向上を目的に1998年6月に設立された一般社団法人日本ペット栄養学会によって認定されている資格です。　日本ペット栄養学会　

■ 管理栄養士がアドバイス。今回のレシピからとれる栄養素とちょこっとメモ

飼い主さんへ知っておくと役立つ栄養素：アスタキサンチン

サーモンに含まれるアスタキサンチンは、ビタミンEの約550倍の抗酸化作用があるといわれています。また、同じく含まれるEPAは関節や皮膚などの炎症を落ち着かせる時に効果的。若々しくいたい時に役立つアスタキサンチン、そして炎症が気になる時にはEPA。いずれも最近では美容のために取り入れる方も多いのだとか。私たち人間にとってもサーモンは嬉しい栄養がたっぷりです。ちょっと気になる時には、犬と一緒にサーモンを美味しく楽しんでお役立てくださいね。