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2026.03.02

日々コツコツと行うことが大事!ゆがみ調整トレーニング《RETRIEVER + POCHI archive051》

日々コツコツと行うことが大事!ゆがみ調整トレーニング《RETRIEVER + POCHI archive051》

写真=大畑陽子
構成・文=RETRIEVER編集部

「RETRIEVER」は、ゴールデン、ラブラドール、フラットコーテッドを中心とした、レトリーバー種の専門誌。
陽気で明るい性格は家族に笑いをもたらし、豊かな表情は言葉が通じなくてもコミュニケーションを可能にしています。
何と言っても、人間に対する愛情がとても深い。そんな犬種との暮らしを紹介する「RETRIEVER」さんの素敵な記事をピックアップしてPOCHIバージョンでご紹介。
犬種が違っても読めばきっと皆さんのドッグライフがより充実したものになるはずです。(POCHI編集チーム)

ゼロポジション=理想の姿勢を意識しよう

年を取ってもできるだけ長く自力で歩くためには、若いうちから筋肉をつけるトレーニングが大切です。ただし、姿勢がゆがんだままでは正しく体を使えず、効果的な筋力アップは望めません。まずは筋肉や骨格のバランスが取れた理想の姿勢「ゼロポジション」を知り、犬の立ち姿や重心、筋肉量の左右差などを確認しましょう。偏りのある部分を意識して鍛えることや、体幹を支えるインナーマッスルを強化することも重要です。日常生活の中で姿勢を意識し、必要に応じて専門家の助言を取り入れることが大切です。

✔ 背中がまっすぐ
真横から見た時に、背中が丸まったり反った り横に曲がったりねじれたりしておらず、まっすぐの状態。カラダ全体のバランスが取れ ていると、背筋は伸びてまっすぐになる。

✔ 肩・股関節の真下に足がある
肩関節の真下に前足の指があり、手首、ヒジ、肩に負荷が分散される。同様に、股関節の真下に後ろ足の指があり、カカト、ヒザ、股関節に負荷が分散される。

✔ 前足70~60%:後ろ足30~40%荷重
真横から見た時に、体重の70%程度が前足、30%程度が後ろ足にかかっているのが理想。前に荷重がかかりすぎることが多く、後ろ足が先に衰えやすい。



✔ 左右の足が対称
前後どちらから見ても、左右均等に体重がのっている。前から見た時に肩関節、ヒジ、手首、足の指が、後ろから見た時に股関節、ヒザ、カカト、足の指先が地面に対して左右並行。

ゆがみ調整トレーニング その1スクワット

オスワリとタッテを繰り返すスクワットは、後ろ足に体重をのせて曲げ伸ばしすることで、後ろ足の筋力を強化できます。ポイントは、理想の姿勢を意識しながらゆっくりと行います。普段から常に理想の姿勢でオスワリさせる必要はありませんが、トレーニング時にはバランスよく筋肉をつけるために、できるだけ理想の姿勢に近づけるよう意識することが大切です。時間や回数は、例えば1分やって1分休むなど途中休憩を挟みながら、犬が楽しんでやれる範囲で日々コツコツ行いましょう。

ゆがみ調整トレーニング その2バランストレーニング

カラダのゆがみを調整する上で欠かせないのが、バランストレーニング。バランスディスクにはさまざまな使い方がありますが、両前足をのせるのが後ろ足の強化に適した方法です。前足を不安定なディスクにのせた状態でゼロポジションを維持することで、後ろ足に体重をかけつつ体幹を鍛えられます。ステップアップさせるなら、そのまま頭を左右や前後に揺らしたり、トレーニング①のスクワットをさせたり、片方の後ろ足を手で持ち上げて揺らしたりといった方法もあります。バランスディスクがない場合は、クッションなどでも代用が可能です。

ゆがみ調整トレーニング その3ハードル

犬が自ら関節を動かして足を上げる意識をさせるのに、ハードルは大切なトレーニングです。ハードルといっても高い障害物を飛び越えさせるわけではなく、歩いて越えられる低い障害物を、4本の足をバラバラに動かしてゆっくり越えさせるのがポイント。コーンとバーがセットになったキャバレッティはネットショップなどで手に入りますが、障害物があるだけで足を上げる意識をさせられるので、タオルを丸めて並べるだけでもOK。障害物を三つほど並べてトレーニングさせてみましょう。

出典:『RETRIEVER』 vol.121/「日々コツコツと行うことが大事!ゆがみ調整トレーニング」

*1 監修=清水佐知子(しみずさちこ)。愛玩動物看護師。Pawsitive Zero Po sition 整体師。13年以上の病院勤務を経て、2018年に『ドッグケアスマイル』を設立。動物病院や老犬ホームと連携して活動中。 dogcare-smile.com/