2023.02.27

アレルギーが気になる犬に与えるなら?アレルゲン別オススメおやつピックアップ

アレルギーが気になる犬に与えるなら?アレルゲン別オススメおやつピックアップ

今や、多くの飼い主が気にしているトラブルのひとつがアレルギーではないでしょうか。ドッグフード選びでもアレルギー項目を心配する方が多く、ポチに寄せられるフード選びに関連する相談でも、よく聞くキーワードになっています。
ドッグフードでは、「アレルギーに配慮」と書いてあるフードも多いのですが、一方でオヤツとなると何を選んだら良いのか分かりにくい…と悩んでしまいがち。
そこで、今回ポチがアレルギーが気になる犬にオススメのオヤツをピックアップしてご紹介いたします。

DOG's TALK

この記事を書いた人:POCHIのペット栄養管理士 岡安

この記事を書いた人:POCHIのペット栄養管理士 岡安

ペット栄養管理士です。犬ぞりやフリスビーなど、犬とできるアクティビティが好き。大型犬を見るとテンションが上がります。

犬のアレルギーが起こる仕組み

まず、知っておきたいのが犬のアレルギーが起こる仕組みです。これが分かれば、どんな食材を避けるべきかが分かります。

犬のアレルギーは、原因となる「アレルゲン」と呼ばれるタンパク質が体内に入ることで起こります。
厄介なことに、アレルゲンは犬によってさまざまで、ある犬では鶏肉が、また別の犬では小麦が…といった感じに、バラバラです。また、食べ物だけではなく、花粉やハウスダスト、ノミアレルギーに代表されるように虫に刺されてその唾液や体液がアレルゲンとなることもあります。

本来であれば、これらの物質が体内に入ったところで免疫系が異物を排除して終わりなのですが、アレルギー体質を持つ犬では、免疫が過剰に働いてしまい、炎症を起こしたりさまざまな反応を引き起こします。これがアレルギー反応です。

アレルギー反応は、まず「アレルゲン」を体内に入れないことが第一の対策となります。
食物に含まれるタンパク質がアレルゲンとなっている場合は、その食品を食べさせないことが一番の対策です。

犬のアレルギーの症状とは

では、どのような症状が出た時に、犬のアレルギーを疑う飼い主さんが多いのでしょうか?


基本的によく食べて、元気はあるけど…

・慢性的な軟便、下痢、嘔吐などの消化器症状
・皮膚のかゆみ、赤み、脱毛や掻き壊しなどの皮膚症状
・涙やよだれが増えて涙焼けやよだれ焼けが目立つようになる

などが多いようです。


ただし、これらの症状があるからと言って犬がアレルギーを持っていて、その症状だとは断定できません。
例えば、食物アレルギーかどうかを判断するには、動物病院と協力して長い時間をかけて行う「除去食法」という方法を取られることがあります。実際に除去食法を行うには、かなりの時間と根気が必要なため、行うことはあまり多くないように思います。

疑われるアレルゲンの範囲が広いため動物病院では「アレルギーの可能性があります」と指摘されるにとどまることも多いです。また、アレルギー検査ではあれもこれも引っかかってしまうことも多く、「いったい何を与えたら良いの?」と混乱してしまうことも多々あります。飼い主はとりあえず、アレルギーに配慮したドッグフードを与えていたら、徐々に症状が治まっていくので、アレルギーだろうという確信を強める方もいます。とはいえ、具体的にどんな食品に反応しているかまでの特定には至っていないので、飼い主としては「アレルギーかも…でもどうしたらいいの?」と不安な気持ちだけが残るというケースも。

犬のアレルギーで気を付けたい代表的なタンパク質

一般的に犬のアレルギー項目として代表的なものは、以下の通りです。
事例として多いものであり、すべての犬に当てはまるものではありません。
犬のアレルゲンを特定するには、血液検査や除去食法などの専門的な検査を必要とします。あくまで参考としてお考え下さい。

 

代表的な犬のアレルゲン


・牛肉
・鶏肉
・卵
・牛乳
・小麦
・大豆
・トウモロコシ

代表的なアレルゲンを含まないオススメのおやつとは

アレルギーがある犬、アレルギーが疑われる犬であってもおやつを与えることはできます。ただし、注意が必要なのが、食物アレルギーのケース。
アレルギーがある犬の場合は、アレルゲンとなるタンパク質を避けたものを選べばよいのですが、"アレルギーの可能性がある犬"の場合は、迷ってしまいますよね。

そこで、オススメなのが代表的な犬のアレルゲンを避けたおやつを選ぶこと。
今回は、ポチで扱っている人気の犬のおやつの中から、犬に多く見られるアレルゲンを含まないものをピックアップしてご紹介いたします。

アレルギーがあっても安心!珍しいタンパク源のオススメのおやつ

No.1POCHI フリーズドライ ルーミート 20g

POCHI フリーズドライ ルーミート 20g

主原料:カンガルー
原産国:日本
代謝カロリー 332kcal/100g

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原材料はカンガルー肉のみのフリーズドライオヤツです。カンガルー肉だけなので、もちろん代表的なアレルゲンは含まれず、アレルギーに悩む犬のオヤツとして非常にオススメです。
シンプルで食べ応えのあるおやつを与えたいなら、カンガルー肉は非常にオススメ。実は脂質も低めで高タンパクの健康食材でもあります。

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No.2バックトゥベーシックス ムーラムーラトリーツ DOG シャーク 35g

バックトゥベーシックス ムーラムーラトリーツ DOG シャーク 35g

主原料:シャーク、ケール、ケルプ
原産国:オーストラリア
代謝カロリー:315kcal/100g

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オーストラリアのサメをたっぷり使ったふわふわ食感が特徴のフリーズドライおやつです。サメも犬の代表的なアレルギー項目に含まれない食材です。ほかの食材もハーブや海藻で、アレルゲンにはなりにくいのでアレルギーが気になる犬にも嬉しいですね。
ほかにも、ムーラムーラのシリーズはエミューやウズラなどの珍しい肉を使ったラインナップをご用意しています。
アレルギーに悩む犬のオヤツとしてオススメのブランドのひとつです。

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No.3J&C プレミアムトリーツ ホースアキレス

犬のオヤツの人気アイテムと言えば、噛み応えたっぷりのガムやカミカミオヤツ。でも、ガムにはトウモロコシや小麦、チキンエキスが、カミカミオヤツは牛肉や牛皮が使用されていて、アレルギーが気になる犬のことを考えると、なかなか選びにくいという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方にオススメなのが、馬のアキレス腱だけで作られたカミカミオヤツ。
噛み応えがあり、長い時間噛み続けることで歯や歯茎の健康維持にも◎。
実は馬のアキレス腱の成分のほとんどは、肌や関節に嬉しい成分のコラーゲンです。

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No.4NY BON BONE

与えやすく、ベタベタしない犬用ビスケットやクッキーは人気がありますが、小麦などにアレルギーがある犬だとどうしても避けてしまいがち。
でも、NY BON BONEシリーズは、小麦ではなくオーツ麦を使用しているから、小麦にアレルギーがある犬にも与えられます。小麦とオーツ麦は種類が別物なので、小麦にアレルギーがある子でもアレルギーは出にくいといわれています。
また、シリーズの中のバナナココナッツとパンプキンパイにはいずれも犬に多いアレルギー項目の食材は使用されていません。

 

No.5J&C プレミアムトリーツ 白イワシの開き 20g

J&C プレミアムトリーツ 白イワシの開き 20g

主原料:イワシ
原産国:インドネシア
代謝カロリー:286kcal/100g

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最後にご紹介するのも、シンプルさが魅力のオヤツ。片口イワシの仲間インドアイノコイワシ(通称:白イワシ)を使ったパリパリ食感が美味しい一品です。
弱い力でも割れるので、噛む力が弱い子犬や老犬のオヤツにピッタリ!
もちろん、代表的な犬のアレルゲンは含まれていません。犬の食物アレルギーは肉類に出ることが多いので、魚系のおやつは選択肢としてオススメです。種類も豊富ですので、選ぶ楽しみもありますよ。

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おわりに

今回は犬のアレルギーに悩む方にオススメのオヤツをご紹介いたしました。意外と多い犬のアレルギーに関連するご相談ですが、中でも「オヤツは食べさせて良いのか」「何をあげれば良いのか」という質問はよくされます。
それだけ犬におやつを与えたいと思う方は多いということでしょうね。犬にとってオヤツは飼い主との大切なコミュニケーションですから、上手くオヤツを選んでお楽しみタイムを取り入れてみてください。

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