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2025.03.06

鶏むね肉と春キャベツのエチュベ[#犬の手作り食レシピ]

鶏むね肉と春キャベツのエチュベ[#犬の手作り食レシピ]

そろそろ旬を迎える春キャベツ。キャベツはトッピングとして身近で手に入りやすく、混ぜるとボリュームも出てとても活用しやすい野菜です。普段は生のまま、または、さっと茹でて与えるキャベツに、ちょっとひと手間かけていつもと違う美味しいメニューを作ってみませんか?

今回のレシピは、フランス語で「蒸し煮」や「煮込み」を意味する調理法であるエチュベ。肉や野菜の素材の美味しさが味わえるので、手作りごはんでは調味料を使わない犬たちにおすすめの料理です。
蒸す前にオリーブオイルをからめながら焼くことでうま味や栄養を閉じ込め、よりおいしく仕上がるレシピにしました。ぜひお試しください!

お役立ち情報春キャベツの栄養と選び方

春キャベツは初春から初夏にかけて収穫されるキャベツ。普段のキャベツよりも葉が柔らかく、みずみずしいのが特徴です。
栄養成分の中でもビタミンCとビタミンUが多く含まれており、免疫力を高める働きや胃の粘膜を修復する働きを持っています。葉が軽くふんわりと巻いてあり、芯の切り口がみずみずしいものを選ぶといいですよ。
鶏肉と一緒に蒸すことでキャベツに肉のうま味も染み込んで食べ進みもばっちりです。

材料のご紹介(材料:2頭分/1頭あたり110g)

・春キャベツ:200g
・鶏むね肉:200g(小さめ1枚)
・オリーブオイル:20g
・水:15g

<作り方のご紹介>

1.春キャベツ、鶏むね肉は食べやすいように小さめにカットする(2~3cm角くらい)

2.鍋にオリーブオイルをしき、中火でまず鶏肉の表面を焼く(中まで火を通さなくてOK)

3.鶏むね肉を取り出し、次にキャベツの表面を焼く。

4.軽く焦げ目がついたらキャベツの上に鶏肉をのせ、弱火にして水をいれ蓋をして10分蒸す。

人肌程度に冷まし、器に盛り、完成!

<飼い主さんにおすすめの食べ方>
蒸す前に塩をいれ、塩味を足してください。仕上げに黒コショウも合います。

【栄養計算:1頭分】
エネルギー:200kcal ※AAFCO養分基準の場合の代謝エネルギー
たんぱく質:24.5g
脂質   :12.0g
炭水化物 :5.3g
食物繊維 :1.8g
カルシウム:46mg
リン   :245mg
鉄    :0.6mg

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

【不足栄養素】ビタミンB12
鶏むね肉と春キャベツのエチュベには、ビタミンB12が不足しています。ビタミンB12は、水溶性ビタミンで不足すると食欲不振や倦怠感、体力の低下などが起こる可能性があります。レバーや貝類に多く含まれているため、他の食事で補うのがおすすめです。

【嬉しい栄養素】ビタミンU
鶏むね肉と春キャベツのエチュベには、ビタミンUが含まれています。ビタミンUはキャベツに豊富に含まれている栄養素です。犬の胃腸の調子を整える効果が期待できるので、日々の食事に取り入れるといいでしょう。

■ ペット栄養管理士からのコメント

ビタミンUはキャベツなどのアブラナ科の野菜に含まれる栄養素で、別名「キャベジン」ともよばれる胃腸の健康維持に役立つ成分です。
主な働きとして、胃酸の分泌を抑制したり、胃腸粘膜の新陳代謝を促進するなどがあげられます。
ビタミンUは水に溶けやすく、熱に弱い性質もあるので、胃腸が弱っている時に取り入れる場合には、加熱時間を短めにすると損失を少なく抑えられます。