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2018.02.28

「第2の脳」と呼ばれる「腸」。お腹の健康にはやっぱり発酵食品だった!

発酵食品の代表選手はヨーグルトやチーズ、そして、昔ながらの健康食品の味噌や納豆といった身近なものまでたくさんありますね。体の中で産生される消化酵素の働きをよくするためにも、発酵食品は大いに役立つ食材です。

また、発酵食品は体内に入る前からすでにある程度消化された状態なので、胃腸にとてもやさしい。しかも、最近よく耳にする「腸内フローラを整える」、といったことにもつながるのです。なんだかとってもよさそうな発酵食品をわかりやすく解説。夏バテにもやっぱり発酵食品がオススメなので、さっそく、ご紹介します。

発酵ってなに?まずは、ちゃんと知っておこう。発酵ってこんな仕組み

広義で発酵とは、食材に発生した菌などの微生物が、自身が生きるための活動として物質を分解する過程で、 アミノ酸やビタミンなどの栄養素、またアルコールが生成されたりすることです。どんな現象が起こるかは、微生物(菌)によって違います。たとえば、よい香りを放ち、さらにアルコールが出るなら、それはビールやワインに。発酵に役立つ微生物(菌)は、大きく分けると6つで、乳酸菌、酢酸菌、納豆菌、こうじ菌、絡酸菌、酵母菌です。なんとなく聞き覚えがありますよね。
この「発酵」と「腐敗」二つの現象は、どちらも同じ物質が分解する過程で起こること。人の体に有用なものを「発酵」と呼んでいます。「発酵する」とは、体に有用な微生物(菌)が、自前の酵素で食材の栄養を分解し、その過程でできる副産物「発酵代謝物」が生成され、本来その食べ物にはなかった健康に役立つ豊富な栄養成分が産み出される過程のことです。

また、その微生物自体も体によい働きをするものが多数います。乳酸菌が腸の環境を整えることや、納豆菌が血流を良くすることなどは広く知られています。そしてなんと!近年の研究では、特定の腸内細菌の《不在》がガンや肥満、アレルギーなど様々な病気の発症リスクを高めていることも分かってきているそうです。腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)を調整することで体質を改善し病気を防げるかもしれないということで研究に期待が集まっています。だから、「腸内細菌叢=腸内フローラを整える」ことが注目されているのですね。

腸内フローラを調える鍵は?体内に摂り込まれた発酵食品と微生物。

続いて、体内に摂り込まれた発酵食品と微生物の話・・・の前に、発酵食品の酵素と消化酵素は、分解するという同じ働きをするのですが、実際はちょっと違うものですよという話から。
HP-MAX(エイチピーマックス)》などのようなサプリメントに含まれる消化酵素は、口から入ってきた食べ物を分解し、栄養として吸収できるように手助けをするものです。 消化酵素には、炭水化物をブドウ糖に分解するアミラーゼ、たんぱく質をアミノ酸に分解するプロテアーゼ、 脂肪を脂肪酸に分解するリパーゼ、食物繊維などのセルロースを分解するセルラーゼなどがあります。 セルラーゼ以外は、犬の体内で作ることができる消化酵素なのですが、加齢や個体差により必要な消化酵素を自前で生成するのにも限度がでてきます。たとえば、総合栄養食をきちんと与えていても、体内の消化酵素の働きが鈍いと必要な栄養分に不足が生じる可能性が出てきます。
また犬の場合、炭水化物を分解するアミラーゼは唾液にほとんど含まれておらず、すい臓から分泌されています。 そのあたりが「犬は穀類の消化が苦手」といわれる所以のようです。 消化酵素は、加熱されていない食べ物、たとえば、生の野菜やフルーツ、肉、魚にも含まれています。 その食材に含まれる消化酵素は、体内に入ってから消化を助けます。

これがイチ押し発酵食品。もっとおいしく活用しよう。

今回注目した「腸内フローラを整えるカギ」となるのが、発酵食品に欠かせない微生物(菌)。
発酵食品の微生物(菌)は、もとの食材を体内に入る前からすでにある程度消化された状態にします。だから、消化するために必要な消化酵素やエネルギーが少なくて済みます。また、体内に取り込まれたあとも腸内にいる菌のエサになります。

腸は、免疫細胞や末梢神経の過半数が集中し、健康を左右する重要な臓器であり、第2の脳とも呼ばれています。微生物(菌)は、その腸の消化を助け、疲労回復などにつながる栄養素を産み出し、腸内細菌叢(腸内フローラ)調整にもひと役買っているわけです。腸内の善い菌が優勢な状態で維持できると、お腹の健康以外にも免疫力を上げたり、アレルギー体質を変えたりと多岐にわたるメリットが得られるようです。 だから、犬たちにもオススメしたい発酵食品。発酵食品は日本人にとっても身近な健康食品ですし、毎日の犬の健康づくりにぜひとも役立ててください。

そして、せっかく発酵食品を日々の食生活に取り入れるなら、嗜好性があって安心、できれば、使いやすいものにしたいですよね、そうした要望に応えてくれるのが、有用な微生物(酵母菌、乳酸菌、こうじ菌等)で発酵させた、ポチの栄養管理士イチ押し「発酵ベジ・フルーツ&ハーブWild Mix」です。

発酵ベジ・フルーツ&ハーブWild Mix

発酵ベジ・フルーツ&ハーブWild Mix

発酵した野菜(12種類)・果物(9種類)、犬がかつて自然下で自主的に摂取していたと言われる野草(ハーブ、33種類)を配合。また、昆布・発酵カルシウムも加えたトッピング。消化吸収性の高い半消化態の食材を多品種摂取できます。
原産国:日本

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チャレンジ商品のこだわり解説と使い方のヒント

最後に、ポチのペット栄養管理士たちによる商品のこだわり部分の解説と使い方のヒントをご紹介します。

【ペット栄養管理士(大島)】
ちょっと前、バーフという考え方が広まった頃、ポチは最初、肉食獣が最初に食べる獲物の内蔵に詰まった半消化態の野菜・果物を再現したいと考え、発酵食品を探して作った商品です。当初は、何種類もの野菜やフルーツを乾燥させ、粗挽きのパウダーにしてものだったのですが、現在は、通常の食材としては得がたく機能性の高い野草も豊富に配合しています。バーフ食や手作り食にはもちろんのこと、ドライフードのトッピングにもオススメ。
ぜひ試していただき、ウンチの状態でチェックしてほしいです。

【ペット栄養管理士(田島)】
野草といっても種類はたくさんありますが、サプリメントにもよく使われるものをセレクトしています。たとえば、アマチャヅル、イチョウ葉、ターメリック、オオバコ葉、カンゾウ、キダチアロエ、クコ(葉・実)、クマザサ、シナモン、ダンデライオン、ハトムギ、ヨモギ・・・などなど、一度は耳にしたことありますよね。ドライハーブと違って、発酵させているのでトッピング食材のように扱っていただいて大丈夫です。

【愛用中のスタッフ(T)】
もう何袋目かなんて記憶にないほど繰り返し使っています。我が家の犬は、調子が良いときはわりとどんなフードでもいけるタイプなのですが、若い頃は遠出して遊びすぎたり季節要因などで敏感に反応し、ちょっとお腹緩めになることが多い犬でした。あくまで私が使った感想ですが、軟便が長引くことが少なくなりました。発酵ベジのニオイはふわっとほのかに甘い感じで食いつきがいいような、それでいてウンチのニオイが軽減しているような・・・。天然素材だけで作っているこの商品は、生産量が比較的少なめ。でもでも、手放せない一品なのです。

不足しがちな栄養素のプラスアップとして犬の手作りごはんにはもちろん、犬の免疫力アップへのカギとなる腸内環境を整え、そして、よいウンチにつなげたいと考えているドライフード派の方へも。 どんな食事スタイルにもよくあうので、プラスしてみてはいかがでしょうか?

発酵食品と消化酵素のサプリメント。オススメはこの2つ

  • 発酵ベジ・フルーツ&ハーブ Wild Mix詳細を見る 発酵ベジ・フルーツ&ハーブ Wild Mix

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    腸内フローラを整えよう。 12種類の野菜と9種類の果物、そして、33種類の野草を、酵母菌、乳酸菌、こうじ菌等で発酵し、使いやすい粗挽きパウダー状に。全56種の食材が一度に摂取出来ます。 
  • HP・MAX詳細を見る HP・MAX

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    消化酵素を配合したサプリメント。 プロテアーゼ・タンパク質分解酵素 セルラーゼ・セルロース分解酵素 ペクチナーゼ・ペクチン分解酵素 これらが、 タンパク質の利用効率を高めます。 さらに、納豆菌、酪酸菌、オリゴ糖も入っているので、腸内細菌バランスを整えます。