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2021.11.11

犬も食べられる「えびしんじょ」里芋でほっこり体を温めよう

犬も食べられる「えびしんじょ」里芋でほっこり体を温めよう

ますます秋の深まりが感じられるこの頃。少し寒さを感じる地域も出てきたと思います。
今回はそんな時期に食べたい、旬の里芋を使った海老しんじょをご紹介します。

本来ならしんじょを作る際には山芋を使うのですが、今回は里芋を使います。
里芋にはタンパク質、ビタミンB群、ビタミンC、食物繊維などが豊富に含まれており、栄養価が高い食材です。また、他の芋類に比べて実はカロリーが低いので、ダイエット中の犬やシニア犬にもおすすめです。

作り方は、里芋と海老をすり潰し、れんこんなどと一緒に混ぜて丸め、つゆで煮たあと、片栗粉でとろみを付けて完成です。蒸したり、揚げたりと手間をかけず、煮るだけのお手軽レシピに仕上げました!

飼い主さんはつゆにお好みで和風顆粒だしや醤油を加えてください。優しい味付けですが、海老の旨味たっぷりの贅沢なつゆと、もちもち食感、れんこんのシャキシャキ食感が特徴のしんじょがクセになる一品です。

昼夜の気温差がある季節、体を温めるものを食べてしっかり健康管理をしていきましょう!

材料:2頭分(1頭分の出来上がり重量:約61g)

※醤油は飼い主さん用にのみ使用します。

里芋      :100g
むき海老    :60g
れんこん    :30g
三つ葉     :0.5g
片栗粉     :適量
三つ葉(飾り用):1枝

A
水      :150g

B
水      :小さじ1
片栗粉    :小さじ1

作り方のご紹介


1.里芋は耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをし、600Wのレンジで6分加熱し、皮をむいてなめらかになるまでつぶす。むき海老は細かくなるまでたたく。


2.れんこん、三つ葉はみじん切りにし、1に加えて混ぜ合わせる。犬も食べやすいサイズに分け、大判型に成形し、片栗粉をまぶす。

3.鍋にAを入れて煮立て、だしをとったら2を入れ落とし蓋をして弱火で6分煮る。火を止め、Bを加え再度火をつけてとろみを付ける。

※飼い主さん用として作るなら、お好みで和風顆粒だしや醤油を足して味を整えてください。


4.器に盛り、飼い主さん用のお皿にはお好みで三つ葉を添えて完成。

本日のメニュー『犬と楽しむえびしんじょ』の栄養計算をしてみよう

体重 5kg当り毎日の栄養要求量(NRC 1977)最低値と比較。(%)は充足率

調理時間約30分
AAFCO栄養推奨係数で計算した代謝エネルギー:62kcal/約61g

《三大栄養素》出来上がり約61g中
たんぱく質:7.6g
脂質   :0.3g
炭水化物 :11.0g

体重 5kg当り毎日の栄養要求量(NRC 1977)最低値と比較。(%)は充足率

《その他、気にしたい栄養成分》
食物繊維 :1.5g
カルシウム:21mg
リン   :135mg
鉄    :0.6mg

DOG's TALK

POCHIのペット栄養管理士

エビを食べさせても大丈夫か心配になる方も多いかもしれませんが、基本的には食べさせても問題ありません。(もちろん、甲殻類のアレルギーがあることが分かっている犬は除きます)
今回ご紹介したレシピを犬に食べさせる時には犬が食べやすい一口サイズで作るのがオススメです。
秋から冬にかけて旬を迎える里芋は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく含み、犬のお腹の健康維持に役立ちます。旬の味わいをぜひ楽しんでみてくださいね。

■ 管理栄養士がアドバイス。次の日作るときフォローしたい栄養素とおすすめメニュー

ちょっと気になる栄養素:カルシウムとリン

里芋のえびしんじょでちょっと気になる栄養素はカルシウムです。
犬の健康維持において、カルシウムは骨や歯の健康を保持したり、形成するはたらきがある他、筋肉の収縮や弛緩にも関与しています。また、腎臓の健康維持を意識するのであれば、リンとカルシウムをバランスよく摂取することがとても大切になります。今回ご紹介したえびしんじょでは、リンに対してカルシウムの量が少ないので、カルシウムを補うのがオススメです。
カルシウムは牛乳やチーズの乳製品、いわしなどの魚類に多く含まれているので、1日の中でバランスよく与えるのがおすすめです。