• コラム

2025.08.07

飼い主を使って猛暑を乗り切れ!〜柴犬あるある・真夏のケアあれこれ編~

飼い主を使って猛暑を乗り切れ!〜柴犬あるある・真夏のケアあれこれ編~

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、マイペースを貫きかご入り散歩をしたり、ひんやりグッズやひんやりおやつを取り入れながら、真夏の暑さを乗り切る柴犬さんの様子をお届けします。

夏の柴犬は伯爵散歩

灼熱の夏がやってきました。年々加速する猛暑に、途方にくれている飼い主さんも多いのではないでしょうか。我が家の柴犬も、空に太陽がある時間は暑すぎて外に出ることもできません。外に出たら最後、熱々の柴犬の丸焼きの出来上がりです。

お散歩に行けるのは、太陽が昇る前と沈んだ後だけ。まるでドラキュラ伯爵の生活スタイルです。しかも、その時間でさえ、すでに気温はホットです。そこで登場するのが、うちの子仕様にカスタマイズされた自転車。ふかふかクッション&保冷剤入りの自転車かごに乗って、木陰のある公園まで移動します。あまりに乗り心地が良いのか、公園に到着しても降りたがらないのがお約束。

お気に入りの自転車を満喫中。いや、サイクリングじゃないから。散歩へ行こうよ。

お気に入りの自転車を満喫中。いや、サイクリングじゃないから。散歩へ行こうよ。


「飼い主、散歩に行ってきていいよ。ここで待っているから」とでも言うように、かごの中へ沈んでいく柴犬。いやいや、あなたの散歩だから!

朝の散歩も、陽が昇る前から気温は高め。歩けるのに歩きたくない、それがうちの柴犬クオリティ。ちょっと歩くと立ち止まり、じっと飼い主を見つめてきます。そうです、抱っこの要求です。散歩コースにあるお気に入りスポットへ、抱っこワープでの移動を狙ってます。ワープ&休憩、それもう散歩じゃない気がするけど?

ひんやりグッズ、活躍してる……よね?

うちの子は、保冷剤を入れたネッククーラーが大好き。見せると、自分から頭を通してきます。問題は、気持ち良いのかそのまま寝ようとすること。ネッククーラーを使うのは、基本、暑さを感じる屋外。つまりお散歩中です。お願い、寝ないで歩いて。快適に歩いて欲しくて装着しているんだよー。

ひんやりシャツとネッククーラーは、夏の散歩の強い味方です

ひんやりシャツとネッククーラーは、夏の散歩の強い味方です

その一方、室内で使うひんやりグッズは、我が家ではほとんど活躍しません。最初に買った、アルミプレートは、硬くて嫌だったようで近寄りもしませんでした。

そこで冷感マットとベッドを買ってみたら、ふわふわ好きなうちの子が喜んで乗った!……のも束の間、すぐに降り、なぜか掘りまくって視界から追放。喜ぶと思ったのになぁ、切ないなぁ。
ぬくぬく好きのうちの子は、どうやらエアコンの効いた部屋の中、あたたかいベッドで寝るのがお気に入りのようです。

ペットカートで移動できる季節も限られてきました。日本の夏、どうなっちゃうの?

ペットカートで移動できる季節も限られてきました。日本の夏、どうなっちゃうの?


今年は、カートでの移動で使えるように、ファン付きマットも用意しました。ファンの音や風の感覚を怖がるかと思ったのですが、意外にも気にならないようです。6月下旬頃までは、詰め込んだ保冷剤で生まれるひんやりした風を満喫していたうちの子。

でも、猛暑日にはNG。保冷剤が即溶けて、まさかの熱波師のショータイム開幕! ここはサウナか!?ととのうどころか、むしろ危険すぎる!このファン付きマットは、気温が下がりだす頃に、また活躍しそうです。

ひんやりおやつで水分補給

我が家の柴犬は、あまり水を飲んでくれません。そんなうちの子が、今年の夏は散歩中に水をゴクゴク。本当に暑いんだなぁ、と感じる瞬間です。それでも、水を飲まない日もあり、水分補給が追いついていないのではないかと、ちょっと心配になることも。

そんなうちの子も、水分を摂れる秘密アイテムがあります。それは、旬の味覚・スイカ。お散歩から帰ると、冷やしたスイカを食べてクールダウンです。おやつやヨーグルトをコングに入れて凍らせた、なんちゃってアイスも大好きです。どんなに暑さを避けても避けきれない今の季節、ひんやりおやつが嬉しいのは、人も犬も同じですね。

この夏も、ずっと元気でいてほしいから

日本犬である柴犬は、日本風土に合った犬。とはいえ、日本の気温自体が昔とは大きく変わってきています。14歳といえば立派なシニア。今年も灼熱の夏を無事に乗り切ってほしい。そのためなら、なんでもするよ。そう思う飼い主なのです。