- コラム
2025.10.06
避暑旅行のはずが......猛暑から逃げた先でも暑かった! 〜柴犬あるある・それでも楽しい夏休み編~
柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、避暑地への旅行で涼しいお散歩を楽しみつつ、マイペースなお昼寝とビビり柴を発揮するの様子をお届けします。
猛暑から逃げて涼暑スポットへ!
連日の猛暑に、犬も人も大変だった今年の夏。それもそのはず。なんと2025年は、平均気温が気象庁の観測史上最も高い夏だったそうです。
早朝も夕方も気温が高過ぎてお散歩も満足にできない毎日。そこで今年の夏の旅行は、猛暑から逃げて涼しい場所を目指しました。
旅の目的地は、標高約1,000mの山。山頂は街中よりも、気温が5℃ほど低いのだそう。久しぶりにゆっくりお散歩できそうです。ロープウェイにのり山頂へ到着すると、そこは快適な散歩道! のはずが……あれ? なんだか暑いな。
ちょっぴり暑いけれど、それでもいつもよりは快適な様子です。よかったね。
それもそのはず。この日の気温は32℃。ということは、山頂でも27℃程度。猛暑ではないけれど、決して涼しくもない微妙な気温です。とはいえ、さすが標高約1,000m。日陰に入ると一気に涼しくなりました。
知らない場所が大好きなうちの子。知らないニオイをクンクン、木陰を通り抜ける風を感じてまったり、久しぶりにリラックスしてお散歩できました!
後から調べると、我が家が住んでいる地域では、この日の気温が38.5℃だったそうです。よかった、ちゃんと避暑旅行になっていたみたいです。
とはいえ、日向はやっぱり暑い。そろそろ、涼しい場所に移動しましょう。
涼しさvsビビり柴
展示されている魚が怖くて、見えないフリをする柴犬さん。
山頂でも暑いなら、文明の力に頼るしかない! ということで、エアコン完備の室内スポットへ。向かったのは、ペット入館OKの水族資料館です。室温はもちろん、水槽で流れる水の音や、気持ちよさそうに泳ぐ魚の姿、雰囲気も涼しげでいい感じです。のんびりと魚をみながら進みましょう。
翌日はミュージアムへ。展示されているテディベアが怖くて、いないフリをする柴犬さん。
と思ったら、我が家の柴犬さんがなんとも微妙な表情になっているではありませんか。水槽に近寄っても、目の前を泳ぐ魚を見てみぬフリをしています。牧場や動物園へ行った時は、夢中になって覗き込んでいたうちの子。子豚には「遊ぼう!」とプレイバウまでしていたのに、まるで魔法にかけられて石像になったように、ずっと同じポーズのまま動きません。
どの水槽の前に行っても固まったまま。絶対に水槽の方を向こうとしないではありません。え? ひょっとして、魚が怖いの?
館内に止まると魚だらけで怖い、けれども外に出ると気温が高くてめっちゃ暑い、究極の選択です。どちらを選択しても柴犬にとって過酷な状況だったので、早々に切り上げてお宿に向かうことにしました。
旅行先でもお昼寝・命!
最近は、日常でも寝ている時間が増えたシニアっ子なうちの子。チェックインして早々に、お昼寝タイムです。今回のお宿には、大型犬でも余裕で使えそうな大きなフワフワのベッドが用意されていました。我が家の柴犬さんは、このベッドが大層気に入った様子。すっぽりと中に入って、爆睡!
お宿にあった王様みたいなベッドで爆睡!
若い頃は、部屋に入ってもテンションが上がったまま、お外にいきたがったり、おもちゃで遊び違ったりしていたうちの子。最近は、旅行先でもお昼寝の時間が増えました。
アクティブな旅も楽しいけれど、こうしてリラックスしてゆったり過ごす時間もいいものです。気持ちよさそうに寝る姿をみながら、飼い主もまったりタイムを満喫します。あぁ、幸せってこういうことかも。
今度はどこへ行こうかな
我家の柴犬もすっかり旅慣れたなぁと思いつつ、よく考えると、飼い主の方こそ柴犬との旅に慣れてきたのかもしれません。
これからも、無理せず楽しく過ごせるペースで、たくさんいろんな場所へ行こうね。旅行から戻るとすぐに、早速、次の旅先を探す飼い主なのです。


