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2025.11.06

芸術は爆発だ!柴犬アートは止まらない~柴犬あるある・子犬時代の創作日記編~

芸術は爆発だ!柴犬アートは止まらない~柴犬あるある・子犬時代の創作日記編~

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、子犬時代の柴犬さんのこだわりのアートの数々をお届けします。

子犬柴犬的芸術の秋

拾った小枝をガジガジして、廃材アートを制作中

拾った小枝をガジガジして、廃材アートを制作中

流木によるアート作成中。

流木によるアート作成中。

柴犬の秋といえば、やっぱり食欲の秋! ですが、若かりし頃のうちの子は芸術活動に勤しんでいた時期もありました。

散歩中に拾った木の枝や松ぼっくり、謎のゴミたちをなぜか捨てられず、ひたすら集めていた我が家の柴犬さん。気づけば我が家が「廃材アート展」みたいになっているではありませんか。

ある日は、海辺で拾った流木を気が済むまでカミカミしたあと、咥えたまま満足げに歩き出しました。大きな流木が砂の上に模様を描き、足跡と融合した見事なアートに。
時には、謎のゴミを身に纏い、自分自身がアートになってみせることも。

地球にやさしい柴犬アート、まさにこれぞSDGs?!

おもちゃも爆発だ?!

子犬時代は、おもちゃの破壊王だったうちの子。けれども、もしかするとそれも、アーティスト魂ゆえの行動だったのかもしれません。

ヌイグルミ系のおもちゃは中綿が出されて、柴犬のまわりはまるで雪景色のよう。捨てられるはずだったチラシも、ガブガブビリビリと再構築。大小様々な紙片が舞い、床一面が色とりどりのモザイク模様に。
綿ひとつにも、チラシの切れ端にも、柴犬的こだわりが宿っているとか、いないとか。

そんな柴犬が唯一、中綿を出さなかったのが、自らを「お食べ」と言ってくる有名キャラクター。その代わり、顔の中央にある鼻だけがお気に召さないようで、毎回鼻だけちぎってペッと捨てては、ドヤドヤフェイスでこちらを見てくる!
自信に満ちたその表情には、一点の曇りもありません。どうやら柴犬には、独自の審美眼があるようです。

「これ(鼻)はこうだ!」と言わんばかりのドヤドヤフェイス。

「これ(鼻)はこうだ!」と言わんばかりのドヤドヤフェイス。

想像と破壊の間に生まれる、柴犬的インスピレーション・アート。片付けるのは大変だけれど、作品を前に満足げな表情を見せる我が家の芸術家の前では……もう、止められません。

大人柴的芸術の秋

最近は大人になったのか、芸術をつくる柴犬から、芸術を味わう柴犬へと変化を見せるうちの子。小枝チェックは欠かさないものの、ちょっとクンクンするだけで、「今年の枝も悪くないな」とでもいうようにそっとその場を離れます。

新しいおもちゃをもらうと、ちょっと遊んでみるものの 「このおもちゃを作ったのは誰だ? やり直し」という感じで、見向きもしなくなることも。その落ち着きと余裕から、そこはかとなく感じる大御所感。大人柴の芸術は、生み出すものから、味わうものへと変化したようです。

柴犬的芸術の秋、新たな作品に期待!

食欲の秋と芸術の秋の合わせ技。飼い主も負けじと、大根おろしアートで参戦です。

食欲の秋と芸術の秋の合わせ技。飼い主も負けじと、大根おろしアートで参戦です。


廃材アートや現代芸術、熱心に活動していた時は色々と大変なことも多く感じましたが、新しい作品が見られなくなるのも寂しいもの。

最近は、新しいおもちゃや小枝、松ぼっくりやチラシなど、柴犬の口元に差し出しては、迷惑そうに避けられています。飼い主の思いは空回りばかり。それはそれで、柴犬との暮らしらしくて楽しいな、と秋の夜長に思う飼い主なのです。