同じ犬でも小型犬と大型犬では、育て方や食事など気をつけたいポイントがちょっと違います。でも世の中にある知りたい情報は小型犬向けが多いのが少々残念…。そんな飼い主さんのために、大きな犬にフォーカスした、遊びや食事や健康といった暮らしの情報を集めて紹介します。（POCHI編集チーム・大きい犬班）

埼玉県飯能市にある「メッツァ」（ムーミンバレーパークとメッツァビレッジ）で北欧ムード満点のフォトジェニックなスポットをめぐったりパンケーキを味わったりしたあとに、「名栗カヌー工房」で大きな犬と湖上散策を楽しむプランを紹介します！

北欧の雰囲気を満喫！

大きな犬の“映える”写真を撮りながら、爽快な気分で散策できるスポットがあります。その施設は、埼玉県飯能市にある「メッツァ」。メッツァはフィンランド語で森を意味するとおり、「ムーミンバレーパーク」と「メッツァビレッジ」の2つのゾーンからなる宮沢湖畔沿いのメッツァ内を歩けば、木々の懐にいだかれ、時おり姿を見せるムーミンとその仲間たちに顔をほころばせながら、大きな犬と楽しいひとときを過ごせます。

入口からほど近い、メッツァビレッジの芝生エリアである「ノルディックスクエア」は、大きな犬とくつろいだり遊んだりするのに最適。
ここは、オフ会でレトリーバーが大集結した開放的なスポットでもあります。

なお、メッツァビレッジに入園料はかかりません。
北欧雑貨や地場産のおみやげ品がそろうマーケット棟に大きな犬は入れませんが、レストラン棟のテラス席で犬と一緒にカフェや軽食タイムを過ごすのは可能です。

ムーミンの世界で思い出づくり

メッツァビレッジを数分歩くと到着するムーミンバレーパークの入口では、ムーミンの本をモチーフにした大きな門がお出迎え。ここも、絶好の写真撮影スポットです。

ムーミンバレーパークには、チケットを購入して入園します。
一歩足を踏み入れた瞬間から、自然と融合したムーミンの物語の世界に引き込まれることでしょう。
湖に突き出た「水遊び小屋」周辺を探索したり、小川を渡る木橋を渡りながら「ムーミン屋敷」を眺めたり、「コケムス」エリアでムーミンのオブジェと写真を撮ったり、「エンマの劇場」でキャラクターたちのショーを観たり……。心がワクワクする非日常の空間で、大きな犬との思い出が豊かに彩られていくに違いありません。

ムーミン屋敷から先は、森林浴にもってこいの「おさびし山エリア」。大きな犬となら、まだまだ元気に自然を満喫しながら「灯台」や「スナフキンのテント」まで坂道を散策できることでしょう。
シニア犬や高齢犬であれば、「おさびし山エリア」の手前で引き返して、ムーミンバレーパーク入口近くの「パンケーキレストラン」のテラス席で、湖を渡る風を受けながら一休みするのもおすすめです。

カヌーで名栗湖を水上散歩

メッツァ内の「カヌー工房（ソグベルク）」でレンタルできるカヌーには犬は同乗できませんが、メッツァから車で30分ほどのところにある「名栗カヌー工房」では、大きな犬と一緒にカヌーに乗れます（要予約）。
名栗カヌー工房には、代々の看板犬である“大きな犬”もいます。運がよければ、ゴールデン・レトリーバーのあんずちゃんにも、会えるかもしれません。

名栗湖は周囲を山々に囲まれているので、カヌーに乗れば、鳥のさえずりが耳に心地よく、春から夏は木々の葉が織りなす緑のグラデーション、また秋には紅葉が目を楽しませてくれることでしょう。大きな犬と、カヌーで湖上をゆらゆらと散策するのも、また一興です。
なお、人間用のライフジャケットは借りられますが、犬のライフジャケットは必要に応じて持参するようにしましょう。

外秩父山地の一部も含み、奥武蔵とも呼ばれる飯能の2つのお出かけスポットで、森林浴を堪能しながら大きな犬と心地よいひとときを過ごしてみてくださいね。

ライター：臼井 京音