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2023.06.15

【#大きな犬と】食生活のこだわりを聞く!気づき満載の大きな犬の飼い主さん座談会

【#大きな犬と】食生活のこだわりを聞く!気づき満載の大きな犬の飼い主さん座談会

同じ犬でも小型犬と大型犬では、育て方や食事など気をつけたいポイントがちょっと違います。でも世の中にある知りたい情報は小型犬向けが多いのが少々残念…。そんな飼い主さんのために、大きな犬にフォーカスした、最新情報やお役立ち情報を集めて紹介します。(POCHI編集チーム・大きい犬班)



今回のとっておき情報大きな犬の食生活

食事回数からフードローテーションやフード選びのこだわり、腸内環境を整える工夫まで、3名の大きな犬の飼い主さんにたっぷりと座談会で語っていただきました。

フードは数種類をローテーションが主流!?

今回は、犬連れOKのワインバー“内山商店”(東京都中央区)で、大きな犬の食生活についての座談会を開催しました。
集まったのは、ラブラドゥードルのかおちゃん(6歳)ママ、ラブラドゥードルの大佐くん(2歳)ママ、店長でゴールデン・レトリーバーのロータスくんの(7歳)ママの3名。

右から、ロータスくんママ、大佐くんママ、かおちゃんママ

右から、ロータスくんママ、大佐くんママ、かおちゃんママ

まずは、3頭は1日何回ごはんを食べているかを聞いてみると、大佐くんとかおちゃんは3回、ロータスくんは2回とのこと。

ロータスママ「へぇ、3回が最近は主流なのかしら?」

かおちゃんママ「どうでしょう? 我が家は以前はゴールデン、そしてグランパー・スパニエルと大型犬との暮らしが長いですが、食生活をあれこれ工夫しているうちに、かおちゃんには1日3回がベストだという結論に至ったんですよ」

大佐ママ「1日3回のほうが、精神的に満足するかなと思って」

ロータスママ「なるほどねぇ。それからフードは、うちはドライフードを中心に、メーカーやタンパク源を変えて4種類くらいを1袋食べきるごとにローテーションして与えているんだけど、みなさんは?」

かおちゃんママ「あ、うちも同じ。ずっと同じフードではなく、さまざまなタンパク源を与えたほうが、栄養や摂取成分がかたよらなくていいと思っています」

大佐ママ「それは私も聞いたことがあって、大佐くんにも3~4種類をローテーションであげています」

ロータスママ「たまたまかな、それとも最近の主流? みんな同じですね(笑)。
それから開封後の酸化も気になるから、ロータスには、大袋ではなく2kg程度が入ったパックを買うようにもしています」

大佐ママ「これから湿度の高い季節になりますし、それはいいですね。うちの子の健康が、やっぱり第一ですから」

内山商店の内山さんは代々ゴールデンと暮らしています

内山商店の内山さんは代々ゴールデンと暮らしています

グレインフリーも取り入れながらフードローテーション

ローテーションで選ぶフードについて、さらに話は盛り上がりました。

大佐ママ「どんなフードを選んで、ローテーションしていますか? 大佐は、タンパク源で言えば、サーモンやラムやシカが気に入っているようです」

かおママ「うちの子は好き嫌いがなくて、なんでも喜んで食べますね。近頃はグレインフリーフードもよく見かけますが、ローテーションには、グレインフリーフードも取り入れています」

ロータスママ「グレインフリーフード、増えていますよね?こちらのワインバーでも犬談義に花が咲くのですが、グレインフリーフードに含まれる豆類と肥大型心筋症の発症率増加リスクとの関連性を気にしているお客様がいましたが……」

POCHI編集部「一時、グレインフリーフードを実現する際に使用するエンドウ豆などに、心臓の働きに欠かせないタウリンの生成に悪影響があると言われていました。けれども、『The Journal of Nutrition』2023年4月 掲載のGuelph大学の研究発表において、穀物不使用ドッグフードに含まれる豆類は拡張型心筋症と関連性がなく、健康な犬にとって安全であることがわかったようです」

ロータスママ「そうなんですね。我が家も、もともとグレインフリーフードもローテーションに組み込んで与えていました」

飼い主さんのフード談義が盛り上がるなか、犬たちはリラックス

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ドライフードは歯に&災害対策に大切!

3名とも、ドライフードを与えることについても、こだわりがあるようです。

かおママ「災害時などに備えて、ドライフードは食べ慣れておきたいものです。電気やガスや水道などのライフラインが使えないとき、手作り食を与えるのは困難ですが、ドライフードならすぐにあげられます。あと、決められた種類のフードしか口にしない子だと、被災後に手に入ったものを食べない可能性もあるでしょう。その意味でも、フードローテーションの重要さを感じています」

大佐ママ「なるほどね。旅行のときも、ドライフードは便利ですよね」

ロータスママ「確かに。いつでもどこでもあげられる総合栄養食として、ドライフードは助かります」

大佐ママ「うちの子は、POCHIザ・ドッグフード ベーシックのML粒をあげたら、初めてカリカリと嚙みながら食べました。ドライフードを噛んで食べると、アゴの力が強くなるし脳への刺激にもなるし、歯垢が落ちやすくなっていいと、犬の専門媒体で読みました。まだ2歳ですけど、シニア期になって健康でいられるように、大きめの粒のドライフードを噛んで食べさせたいと思っています」

かおママ「へぇ~! それはいいですね。犬は食べ物を丸飲みしても、消化機能には影響がないことは知っていましたが、噛むって大切なんですね」

ママやパパの話をよく聞くという大佐くん

ママやパパの話をよく聞くという大佐くん

水分を摂らせる工夫も

大きな犬たちの食生活のこだわりをさらに聞いてみたところ、水分の大切さもわかりました。

かおママ「我が家はドライフードの上に、圧力鍋でくたくたにした野菜と、魚や肉など異なるタンパク源を日によってトッピングして、さらに白湯をかけています」

ロータスママ「水分、大切ですよね。うちもドライフードに白湯をかけていますよ。あと、酵素や納豆、キャベツや白菜など茹でたのものをトッピングしています」

かおママ「同じ白湯派ですね(笑)。実は以前一緒に暮らしていたグランパー・スパニエルが、尿路結石ができやすくて、水分の大切さに気づきました。水分をしっかり摂って、1日に何度もおしっこをさせることが、結石予防になると知って。かおちゃんも、まぁ~水を飲まない子なんですよ。一緒にお散歩した大きな犬から『散歩中は水を飲むといいよ』と、見せて教えてもらうまでは外でまったく飲みませんでした」

大佐ママ「うちは、食後にカブガブと水をよく飲みますし、特に水分を足してはいないです。水をあまり飲まないと思ったことはないかなぁ」

かおママ「そうなんですね。生まれつきの体質もあるでしょうから」

ロータスママ「それぞれ、うちの子に合う食生活を工夫するのが大事ですね」

かおちゃんとロータスくんは大の仲良し

かおちゃんとロータスくんは大の仲良し

快便につながる食生活とは?

腸内環境を整える工夫も、3名は行っています。

大佐ママ「大佐は、キャベツなどの生野菜をポリポリと食べるのが好きなんですよ。それから、焼き芋をあげたり、毎日一緒にヨーグルトを食べたりしています。腸内環境が整うのか、おかげで毎日快便です」

ロータスママ「それはすばらしい!うちは、とくにPOCHIザ・ドッグフード ベーシック ワイルドサーモンを食べたら、うんちが増えてよく出るようになって、ダイエットできました。シニア犬になりつつありますし、ちょっと太り気味で、ダイエットしたかったんです。個人的な意見ですが、このフードのサーモンはサツマイモ(スイートポテト)が入っていて、ダイエットに良いと感じました」

かおママ「かおは3回の食事のうち 昼過ぎがウエイト高いんです。昼はタンパク源とドライフード。朝は野菜とミルクとドライフード。夜は少なめで、ヨーグルトと焼き芋とドライフードです。快便で健康ですよ」

大佐ママ&ロータスママ「興味深い!なぜ?」

かおママ「いろいろな犬をたくさん育ててきての結果、ここにたどり着いたって感じですかね。経験と、あとはその子に合わせてどういうのがいいかな~って(笑)」

ロータスママ「うちもね、夜はヤギミルクを飲ませていますよ」

大佐ママ「やっぱり、うちの子たちの胃腸が健やかであって欲しいですよね」

「今日もおいしいごはん楽しみだなぁ~」と、思ってくれているかな?

「今日もおいしいごはん楽しみだなぁ~」と、思ってくれているかな?

フード選びで重視しているポイントとは

3頭とも、POCHIザ・ドッグフード ベーシックもローテーションに加えていて、食いつきがよく、状態の良いうんちが出ることが気に入っていると口をそろえます。
そのほか、以下のポイントでドライフードを選んでいるとか。

かおママ「原材料がヒューマングレード(※人間の食用に流通しているグレード)であることは、ゆずれませんね。POCHIザ・ドッグフード ベーシックはヒューマングレードの生肉を使用して作られている点が安心材料のひとつです」

大佐ママ「同じです。原材料の品質は重視したいポイントですね」

ロータスママ「フードの定価は安すぎると、原材料の面で不安なのは正直なところ。逆に高すぎても、大きな犬との暮らしでは経済的に大変な部分もあります」

トータルバランスを考慮しながら、みなさんドッグフードを選んでいるようです。

いずれにしても、それぞれの体質にマッチした食生活を送らせることの大切さと家族の愛情が、座談会をとおしてひしひしと伝わってきました。

文・写真:臼井京音



犬好きが散歩帰りに集まる、立ち飲みワインバーの内山商店にて

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撮影協力:

*1 内山商店(東京都中央区湊2丁目6-6)



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