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2025.05.12
子犬を迎えたら実践したい!ファーストトレーニング《RETRIEVER + POCHI archive018》
イラスト=macco
構成・文=RETRIEVER編集部
「RETRIEVER」は、ゴールデン、ラブラドール、フラットコーテッドを中心とした、レトリーバー種の専門誌。
陽気で明るい性格は家族に笑いをもたらし、豊かな表情は言葉が通じなくてもコミュニケーションを可能にしています。
何と言っても、人間に対する愛情がとても深い。そんな犬種との暮らしを紹介する「RETRIEVER」さんの素敵な記事をピックアップしてPOCHIバージョンでご紹介。
犬種が違っても読めばきっと皆さんのドッグライフがより充実したものになるはずです。(POCHI編集チーム)
トレーニングが暮らしの基盤をつくる
子犬を迎えたら、ついついかわいさのあまり甘やかしてしまいそうですが、甘やかすだけでは、犬も人も幸せになれません。楽しみながらできるトレーニングで、犬も人が心身ともに健康で穏やかに暮らせるよう、犬との暮らしの土台づくりをしていきましょう。
トレーニングというと、どんなイメージを持っていますか? おそらく“しつけ”と同義だと思っている人が多いと思います。しかし、トレーニングというのは、犬の心身の健康と安全を向上させるためのケアなのです。人間社会で生きている犬達には、トイレを決まった場所でしたり、爪を切ったり、リードをつけて散歩するなど、野生では起こり得ない不自然な行動を要求されるシーンが多々あります。だからこそ、それらの行動や刺激を犬達にとって”楽しく、価値のあるもの“、人とかかわることを彼ら自身が”したいこと”にトレーニングを通して変えていき、彼ら自身に選択してもらうことが大切です。
【ファーストトレーニング例】
✓ オモチャを噛むことを覚える
✓ 飼い主に注意を向ける練習
✓ 名前を呼ばれたら、飼い主のそばに戻る練習
✓ 横並びで歩く練習
✓ ハーネス、リードになれる練習
✓ 伏せて、落ち着いて待つ練習
✓ サークルやクレートに慣れる練習
Training1飼い主に注意を向ける練習
最初にやりたいのが、飼い主に注目させるトレーニングです。
まずは手でフードをあげることから始め、何か合図を出したらこちらを見たり、名前を呼んで近くに来たらフードをあげるなど、徐々にステップアップしましょう。
Training2足元で伏せて落ち着いて待つ練習
家の中でも外出時でも役に立つのが、足元で静かにリラックスして待機する練習です。
フードを床に近づけ、足元にいるコを伏せの状態へ導きましょう。最初はベッドなどを活用して練習するのもGood!です。
Training3横並びで歩く練習
散歩に備えて家でやっておきたいのが、横に並んで歩く練習です。
子犬の横に立って、誘導するようにフードをあげましょう。フードに集中しているため、足に噛みつくなど他の行動を選択しなくなり、散歩デビューも快適になります。
Training4ハーネス、リードになれる練習
散歩の準備として重要なのがハーネス、リードに慣れるトレーニングです。
見たこともない物を急に体に着けられるのは怖いものです。フードを使いながら装着することで、ハーネスやリードは怖くない物、つけるとフードがもらえるうれしい物であることを理解してもらいましょう。
ドッグトレーナーの選び方
大切な我が子(犬)のトレーニングを任せるトレーナーはどう選べばいいのでしょうか。いい出会いのためには、最初にコミュニケーションを取って、犬目線でものごとを見て、犬の幸せを考えているトレーナーかどうかチェックするといいでしょう。一頭一頭に合わせたトレーニングを提供できているかも確認しておきたいです。納得いく説明を丁寧にしてくれるかなど、飼い主とのコミュニケーションも大切です。
*1 出典:『RETRIEVER』Vol.107/レトリーバーとの暮らしがもっと楽しくなる! 子犬の迎え方


