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2025.07.24
犬も飼い主も安全&快適に!夏を乗り切る、家電の賢い使い方《RETRIEVER + POCHI archive025》
イラスト=金井淳
構成・文=RETRIEVER編集部
「RETRIEVER」は、ゴールデン、ラブラドール、フラットコーテッドを中心とした、レトリーバー種の専門誌。
陽気で明るい性格は家族に笑いをもたらし、豊かな表情は言葉が通じなくてもコミュニケーションを可能にしています。
何と言っても、人間に対する愛情がとても深い。そんな犬種との暮らしを紹介する「RETRIEVER」さんの素敵な記事をピックアップしてPOCHIバージョンでご紹介。
犬種が違っても読めばきっと皆さんのドッグライフがより充実したものになるはずです。(POCHI編集チーム)
犬も飼い主も快適にかつ電気代も節約できたら…
夏になると室内を安全に過ごせる環境に保つため、エアコンなど家電の力を借りることが必須になります。本誌『RETRIEVER』が実施したアンケートでも、一年で電気代が高くなるのは7月と8月が同着1位という結果になりました。節約はしたいけれど、やっぱり安全・快適も欠かせない…。そんな悩みに対し、家電ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさんは「夏を乗り切るための家電として、まずはエアコン、サーキュレーター、空気清浄機の三つが挙げられます。そこに室温と湿度を確認する温湿度計も用意しましょう。それぞれを上手に正しく使うことで、消費電力を抑えながら、より快適に過ごしていくことができます」と話します。
三種の神器①エアコン
★夏の期間は“つけっぱなし”が基本、調節は温度設定で!
「夏の期間、エアコンは空調として捉え、消してはいけません」とサリーさん。なぜならエアコンは電源を入れ、暑い室内を一気に冷やそうとする瞬間が最も電力を消費するからです。エアコン自体にも負荷が大きく、寿命を縮めることにもつながります。逆に室温が設定温度になると、あとはそれを維持するだけなので、そこまで電気代はかからなくなっていきます。目安として6〜9月の間は常時つけておき、調整はON/OFFではなく室温設定で行うようにするのが賢い使い方です。
三種の神器②サーキュレーター
★室内の空気を循環させ、エアコンの冷房効率を上げられる!
一般的な扇風機に比べて風力の幅や首振りの可動域が広いサーキュレーターは、室内の空気を循環させることで、室温のムラを減らしてくれます。エアコンの冷房効率を上げることにもなるため、エアコンの温度設定を1度上げた時と同等の快適さを感じられるようになります。また、快適性に加え省エネにもなるため、エアコン台数とセットで用意したいアイテムです。留守番中の犬の快適さを確保する時は、床に向けて稼働させ、家族がそろった時間帯は人の快適さを確保するため空間に向けるなど、目的に合わせて設置場所や風力を決めましょう。
三種の神器③空気清浄機
★空間をきれいにし、送風機としても活躍する!
「湿気は犬の毛やホコリにたまり、それがカビの原因にもなりますから、窓を閉め切る夏は特に空気清浄機があるといいです」とサリーさん。冷房時はエアコンの真下に配置すると、空気をきれいにするだけでなく、サーキュレーターと同様の役割も果たしてくれます。「日中の活動で舞い上がったホコリは人が寝ている間に6〜 8時間かけて落ちるといわれています。きれいな空気は安眠のためにも大切で、空気清浄機があると睡眠の質が上がることもわかっています。空気清浄機は電力をそこまで使うまでもなく、24時間365日稼働が基本です」。
+αでもっと快適に:温湿度計
★実際の室内の温度を確認するために必須!
エアコンの設定温度と実際の室内温度は異なることがあるため、温(湿)時計で実際の温度を知り、調整しながら管理していくことはとても大切です。部屋の中であればどこでも温度が同じとは限らないので、犬の主な活動場所に設置することも心がけましょう。
出典:『RETRIEVER』Vol.112/「夏を前向きに乗り切るヒント集」
*1 監修=神原サリー。かみはらさりー。新聞社勤務、フリーライターを経て家電ライフスタイルプロデューサーとして独立。家電分野を中心に執筆や商品企画、コンサルティングなどで幅広く活躍している。2015年2月、表参道に事務所兼「家電アトリエ」をオープン。2016 年3月に渋谷区広尾にアトリエを移転。ラブラドール・ レトリーバーの大和と18 年をともに生きた大の犬好きでもある。


