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2026.04.09
年に一度の大騒ぎ! 春のシバデミー賞はだれだ?~柴犬あるある・ワクチン接種編〜
柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、予防接種を受ける柴犬さんの"迷"演技についてお届けします。
今年のシバデミー賞はだれの肉球に?!
先日、SNSで、狂犬病予防注射会場の様子を収めたドタバタ劇の動画が話題になりました。会場での微笑ましい(あるいは壮絶な)攻防戦をまとめた様子は、多くの愛犬家に共感を呼んでいるようでした。
我が家も同じく、動画に夢中になっていたのですが、そこで気づいたのが動画に登場する柴犬率の高さ。自分が柴飼いだからつい目がいってしまうのかとも思いつつ、いや、でもやっぱり、冷静に見直しても予防接種会場での柴犬はクセが強い子が多い!
確かに、周りの柴犬たちを見回しても、個性的なことを思い出しました。今回は、注射が嫌すぎるあまり過剰に演技してしまう柴たちに注目したいと思います!
迷演技がアダになる? 演技派柴の落とし穴
歩いて行こうとすると、かなり手前でUターンしようとするため、最近は病院へはカートでしか行けなくなりました……
柴犬に限らず、犬たちはみんな注射は嫌なもの。ちょっと抵抗してみたり、怖くて飼い主さんに助けを求めたり、犬たちが注射と気づいた時の様子は微笑ましい光景です。けれども柴犬となると、ちょっと様子が違います。なんだか妙に、ドラマティックな展開になる場面の多いこと!
会場の入口で気づいた柴犬たちは、突然「ここのニオイが気になりますよ」とまったく興味のない場所のニオイを嗅ぎ続けて歩かなくなったり、「あ、忘れ物したかも」とでも言うようにクルリとUターンして家に帰ろうとしたり。自然派演技の真骨頂を見せつけてきます。
一方、憑依型役者の柴犬は、普段は不動柴を極めているくせに、突然俊敏な動きで飼い主をかわし、スタッフをかわし、伝説のアスリート役を見事に演じ切るのです。
また、すでに注射をされているかのように「痛い!痛いです!」と迫真の演技で叫び続ける柴犬もいます。このタイプは、たいていの場合演技に夢中になりすぎて、注射されても気づかないのが、柴的愛しいポイント。飼い主さんに「終わったよ〜」と声をかけられ、スンとした顔にもどる様子がなんともかわいい!
ひと仕事終えた柴犬も、これまたそれぞれ
「飼い主のことは二度と信用しない」という冷めた目で見つめてくる、病院からの帰り道。
演技派柴の見どころは、注射の時だけではありません。ひと仕事(注射)を終えた柴犬も、個性が爆発する時間です。
「ひどいことされた!」と飼い主さんに甘えて訴える柴犬や、「なんでこんなトコに連れてきたんだ、おら!」と飼い主さんに文句を言う柴犬。会場から一目散に走り去る柴犬もいれば、何事もなかったように、一瞬で切り替えて散歩を楽しむ柴犬もいます。
撮影風景のドキュメンタリーで、役者のオンとオフの様子を見て楽しむような、そんな贅沢な時間を凝縮して味わえるのが、シバデミー賞の会場こと、狂犬病やワクチン接種会場なのです。
ちなみに、ごくまれに注射の前も後も変わらず、マイペースで過ごす柴犬もいます。その姿は、なんだか大御所感があってかっこいい!
すべての柴犬にシバデミー賞を!
ちなみに我が家の柴犬さんは、とにかく早く終わらせようと「無」になって過ごします。魂を抜かれた役を演じさせたら、今年のシバデミー賞は総取り間違いなしです。
きっとどこの柴犬も、役者魂(?)をかけて挑む1日のはず。彼らの姿を見ながら、その名演技にほっこりしたり、爆笑したりしながら、「今年も元気に1年を過ごしてね」と思う飼い主なのです。
おつかれさまでした。よく頑張ったね。ゆっくり寝てね。


