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2023.04.17

忍者?エスパー?はたまた名優?〜柴犬あるある~動物病院編

忍者?エスパー?はたまた名優?〜柴犬あるある~動物病院編

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。

今回は、犬と暮らす人なら「春の風物詩」の動物病院を訪れたときの柴犬のおはなし。
動物病院が苦手、という犬は少なからずいると思います。予防接種の注射が待っているとなると、なおさら!
嫌なことに関する記憶力がピカイチの柴犬の場合は、家を出る前から戦いが始まっているようで…?

柴犬と暮らす飼い主ならきっと「あるある!」と声を揃えてくれそうな「笑っちゃうけど真剣」な柴犬と飼い主の日常をお届けします。

動物病院とバレたら負け!家を出る時からはじまる戦い

まずい、この目は完全に気付かれてます。なんですぐバレるんでしょうか…ご近所の犬同士の連絡網でもあるんでしょうか?

まずい、この目は完全に気付かれてます。なんですぐバレるんでしょうか…ご近所の犬同士の連絡網でもあるんでしょうか?

動物病院が苦手な犬は多いと思いますが、こと柴犬に関しては苦手を通り越して恐怖と拒絶の塊のような場所になっていることがほとんどです。
家族との会話でうっかり「病院」と言ってしまったが最後、ガタガタと震えだしたり、部屋の隅に隠れて忍者のように気配を消したりと、連れ出すのが一苦労です。

そのため、なるべく「病院」という言葉を出さずに家族と会話します。「今日はチックンDAYだよ」「ホスピタル行くよ」など違う単語を使うのですが、嫌なことはあっという間に憶えるのも柴犬です。

使えなくなる単語が増えてしまうので、柴犬が寝ている間にヒソヒソ話する飼い主さんも少なくありません。
お友達柴の飼い主さんは、メールを使って打ち合わせするそうです。どちらも家の中にいるのに!

 

「散歩だと思ったら病院だった」という時も、柴犬の抵抗力は半端ありません。
拒否柴を発動するのはもちろん、気づいた途端にクルリと向きを変えて家に帰ろうとする柴犬や、見たこともないスピードで病院の前を通り過ぎようとする柴犬もいます。

お友達柴は、自動車のナビの「目的地周辺です」の声が聞こえた途端に悲しい声で鳴き出すそうです。
お出かけの時はナビの声を聞くと喜ぶのに、なぜ病院だとわかるのでしょう。エスパーなのか?

我が家の柴犬は、子犬の頃は病院が見える場所までは歩いていました。
けれどもそのうち、病院へ曲がる角の手前、病院方向の信号を渡る時といった具合に、病院だと気づく場所がどんどん手前に!
歩いて病院へ行くのは不可能と判断した今は、気づく前に抱っこして連れて行っています。

アカデミー賞候補?柴犬は超演技派

左:「開け開け開け…」 右:「念じたけどダメだったので開けてください」

左:「開け開け開け…」 右:「念じたけどダメだったので開けてください」

待合室になんとか入っても、大人しく待っていられない柴犬も多いようです。
悲しく鳴き続けたり、この世の終わりのようにガタブルになったりするため、病院の外で待っている柴犬の飼い主さんもよく見かけます。
我が家の柴犬は、子犬のころはドアの前でひたすら「開け」と念力を送っていました。

シニアになった今は、抱っこでないと病院へ入れません。
しかも抱っこでも安心できず、飼い主をのぼって天井からの脱出を計ります。
動物病院で頭の上に柴犬をのせている飼い主がいたら、それは私かもしれません……。

痛がる演技に関しては本当に天下一品。時代劇の斬られ役のような迫真の演技を見せてくれます。

痛がる演技に関しては本当に天下一品。時代劇の斬られ役のような迫真の演技を見せてくれます。


動物病院では、診察室のドアの向こうから断末魔のような柴犬の声が聞こえてくることがあります。
「どんな痛い治療をしているんだろう」と心配してしまいますが、大抵の場合はまだなにもされていません。
診察台にのせられただけか、獣医師さんがそっと体に触れただけの場合がほとんどです。
そう、柴犬は動物病院で演技派俳優になるのです。
わんこアカデミー賞があったら、動物病院部門のノミネートは、間違いなく柴犬で埋め尽くされるでしょう。

柴犬の個性が出まくり病院の帰り道

こんなに怯えて、「痛い痛い痛いおかあさーん!」と騒いでいたのに、病院を出た瞬間ケロッとすることも…。毎度毎度、嵐のような時間です。

こんなに怯えて、「痛い痛い痛いおかあさーん!」と騒いでいたのに、病院を出た瞬間ケロッとすることも…。毎度毎度、嵐のような時間です。

動物病院から出た後の柴犬も、それぞれの個性が際立つ場面です。
我が家の柴犬は、とにかくはやい!家に向かって、脇目も振らず一目散に猛ダッシュです。
いつもの不動柴はどこへ行ったのでしょうか。そんなに早く歩けるのなら、いつもの散歩でも歩いて欲しい……。

動物病院のなかには、ご褒美にオヤツをくれるところもありますが、警戒心の強い柴犬たちは、せっかく獣医師さんがくれるオヤツもソッポを向いて食べてくれません。…と思ったら、病院の外に出るなり「さっきもらったオヤツ出して!」と飼い主に要求してくる犬も。
あれほど怖がっていた動物病院の前で、モグモグとオヤツを楽しむのだそうです。

それでもやっぱり柴犬が好き

柴犬と暮らす飼い主は、狂犬病ワクチンのお知らせが届くこの季節はちょっと大変です。
いや、正直に言います。柴犬、かなり面倒くさいぞ!

それでも元気でいて欲しいから、動物病院だとバレないようにアレコレ工夫しては、柴犬の謎の力の前に玉砕する飼い主なのです。

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