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2025.05.15

目指せ!お元気シニア犬〜柴犬あるある・予防の春は試練の季節編~

目指せ!お元気シニア犬〜柴犬あるある・予防の春は試練の季節編~

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、フィラリア予防、狂犬病予防、健康診断と予防の春を乗り越えて元気なシニア犬を目指す柴犬さんの様子をお届けします。

春は柴犬にとって試練の季節?

春といえば、予防の季節。
フィラリア予防薬はチュアブルタイプのため、うちの子はおやつと勘違いして大好物です。

けれどもそれ以外は、狂犬病予防接種に健康診断と大の苦手なものばかり。
もちろん、動物病院は「絶対に行きたくない場所No.1」の座をキープし続けています。
つまり、春はうちの子にとって試練の季節なのです。

狂犬病予防注射に行ってきました

動物病院へ向かう道を覚えてしまい、はるか手前で拒否柴を発動するようになった我が家の柴犬。できる限りスムーズに到着できるよう、ペットカートに乗せて向います。
けれども最近では、ペットカートを準備するだけでダッシュで逃げて隠れるように。

お出かけの時は、ペットカートを見ると自分から進んででルンルンで乗りにくるうちの子。
家族の会話から動物病院へ行くとバレないよう、不自然なほどに話題にも出さずに過ごしているのに……。
なぜ行き先が動物病院だとわかるのか?

狂犬病予防注射時の柴犬は、さまざまなタイプがいるようです。

針を刺す前から断末魔のような叫ぶ声をあげる、熱演怪優派。
逃げ出そうと大暴れして何人もの人に抑えてもらう、力技マッスル派。
悲しく鳴き続けて飼い主の情にうったえかける、お涙ちょうだい派。
この世の終わりかと思うほどに震え続ける、絶望のガタブル派。
そして、我が家の柴犬は、ただひたすらに虚無の顔で終わりを待つ、無の境地派です。

昔は絶望のガタブル・命乞い派だったのですが、最近はもう無理だと悟ったようです。
今年も、虚無度をパワーアップして、一刻も早くこの時間が過ぎるのを祈っているようでした。

会話からなにかを察した様子。

会話からなにかを察した様子。

春の健康診断も行きました!

診察台の上で、安心させようと差し出した飼い主の手を疑う柴犬さん。

診察台の上で、安心させようと差し出した飼い主の手を疑う柴犬さん。

別の日は、春の健康診断へ。
先日来たばかりのはずの動物病院に、また連れてこられて腑に落ちない顔の柴犬さん。
けれども、元気で過ごすために諦めてもらうしかありません。

診察台の上では、早々の虚無状態に突入。
けれども、尻尾はしょんぼり、よく見ると足がちょっと震えています。
そんな姿を見ていると、「頑張ってるんだなぁ」と思って、ウルっときちゃう飼い主です。

健康診断では少々気になる数値も出てきたので、シニアになってからは年2回に増やしています。
今回の結果次第では、もっと間隔を短くするかも。
苦手な動物病院へ行く機会は増えてしまうけれど、元気でいて欲しいから、一緒に頑張ろうね。

ちなみに、最近気になってきたのが、「老犬になった時、狂犬病予防注射が体に負担になったりしないのかな」ということ。
獣医さんに聞いてみたところ、基本的には、狂犬病予防注射は生涯接種だけれど、健康状態によって獣医さんの判断で接種を猶予できる場合もあるそうです。

つまり、年齢で判断するのではなく、その子の体調や状態に合わせて判断してくれるんですよね。
かかりつけの獣医さんに、狂犬病予防注射や混合ワクチンの判断を相談できるのは、本当にありがたいこと。
だからこそ、うちの子のことをもっと知ってもらえるように、健康診断はこれからも大切にしていきたいと思います。

ずっと元気でいてほしいから

うちの子にとって試練の春がようやく終わりました。春はお出かけ日和の楽しい季節でもあります。
いつまでも一緒にお出かけできるように、しっかり備えて過ごそうね。

「もうなにも信じない」病院帰りのリフレッシュ散歩のはずが、ずっと疑われ続けています。

「もうなにも信じない」病院帰りのリフレッシュ散歩のはずが、ずっと疑われ続けています。