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2026.06.03
ドイツの街角から~ドイツの最新道路事情について~
*1 pochinski: スペインで保護された犬と暮らす、ドイツ在住の旅行&ファッションライター。趣味は犬の絵を描くこと、犬の首輪や冬用のセーターを作ること、たまに犬の手作り食やケーキ作りも。犬と暮らす日常のひとコマを不定期にお届けします。
ドイツの高速道路、アウトバーンは時速無制限で走行できると思われがちです。実際にはあちらこちらで速度が制限されています。ただし、時速無制限の区域では、時速140km程度で走行している私たちの横をあっという間に走りすぎていく車は珍しくありません。アウトバーン全域に制限速度を設けるべきべきという声はあるものの、いまのところ実現する見込みは薄いようです。
そんな車社会のドイツですが、私たちが暮らすケルンでは近年、歩行者や自転車に優しい街づくりが進んでいます。歩行者や自転車を優先させることで、街中の車を減らそうという願いも込められています。
例えば、自転車専用レーン。ドイツではもともと自転車専用レーンの数は多く、比較的整っていますが、ケルンは自転車専用レーンをさらに充実させるため、歩道上にあった自転車専用レーンを車道上に移す工事を推進しています。結果として歩道にゆったりとした空間が生まれ、歩行者にとっては喜ばしいかぎり。一方で、車道の車線数が減数されたドライバーたちは窮屈な思いをしているかもしれません。
以前、この道路は3車線でしたが、3つの自転車専用レーンが誕生し、車が通れるのは1車線のみとなりました。
歩行者や自転車のための工事例はまだあります。人気のショップやカフェが立ち並ぶ、ある商店街の通りは昨年から一般車両の進入を禁止し、歩行者と自転車の専用道路へと変身。別の通りでは車線を減らして自転車専用レーンを加えただけでなく、道路上に木々を植栽し、駐輪スペースを新設したことで雰囲気がガラッと変わりました。
広くなった歩道にテーブルを置いて屋外席に。春から秋までは店内席よりも人気があります。
私たちもこうした街づくりは大歓迎です。狭い歩道に大勢の歩行者がいれば、わが家の飼い犬、タビィはすれ違ったり、後ろから来たりする歩行者に対して不安や恐れを抱きがちです。逆に、犬が苦手な人に不安を与える可能性もあるでしょう。広くなった歩道では周囲の人々と適度な距離を保てるため、お互いに気持ち良く歩けるようになりました。
犬連れの私たちが1つ注意すべきなのは猛スピードで走る自転車です。自転車専用レーンが拡張されたことで自動車並みのスピードで走る自転車をよく見かけます。私たちが気を抜いたすきにタビィが自転車専用レーンに飛び出したりしたら、自転車と衝突しかねません。どんなに歩行者や自転車に優しい街になったとしても、周囲への注意や配慮を忘れずに散歩しなければいけませんね。
写真左:ケルンの住宅地の歩道。道路側には車を駐車されており、リードの金具などで傷つけないように気をつければなりません。/写真右:犬のウンチ処理用袋がついたゴミ箱。ケルンの歩道にはあちらこちらにゴミ箱が設置されており、ウンチ処理用袋がついたものもたくさん。便利に利用しています。


