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2019.02.26

花粉の季節、到来。飼い主のための今から始められるカンタン対策

日中は春らしい暖かさを感じられる日が増えてきました。そうなってくると、いよいよ本格的にやってくるのが花粉の季節。鼻水や涙が止まらなくなってしまったり、くしゃみ・せきが出たり、微熱のような状態が続いてしまったりと、憂鬱な季節になってしまう方も多いですよね。
日本独自といってもいい花粉症という症状にお悩みの方は、年々増加傾向にあり、近年行われた都心部での調査では、都心部に暮らす方の3割から4割が何かしらの症状に苦しんでいる、とも言われています。

さて、そんな辛い花粉の季節、犬たちと一緒にできる簡単な対策をご紹介します。

工夫1:散歩の時間をずらしてみる

花粉の飛散量は時間帯によって変化するといわれています。

朝、日が昇るのにあわせてスギなどの花粉は飛散を始めます。この時から最初のピークに向かって飛散量は増え、午前中断続的に花粉を撒き散らします。その後、午後になると樹木は雄花から花粉を放出するのをやめ、一旦花粉そのものの飛散量は落ち着きます。
しかし、夕方になると気温が徐々に下がり、それによって空気の対流が生まれ、風が発生します。すると一度は落ち着いたはずの花粉が再び風によって巻き上げられ、私たちの暮らしている身近な場所や目線の高さに漂うようになるのです。これが、二度目のピークといわれています。

そして、この朝と夕方という時間帯は、犬たちとの散歩の時間と重なってしまうことが多いと思います。そこで、一時的に、夏のお散歩時間を採用してみてはいかがでしょうか。花粉症の症状が酷い期間はこれらの時間帯を避け、夜に散歩を行ったり、日が出る前に散歩をしてみるなどの工夫をすると、ピークを避けることができるかもしれません。

工夫2:お散歩コースを変えてみる

スギやヒノキの木は、元々は木材として栽培されていたものが多く、山や林に生えている木から花粉が飛散することが多いといわれています。しかし、実はこのスギやヒノキには、地中深くまで根を張り、しっかりと地盤を固めてくれるという特性もあります。そのため、土地の開発などが行われる際に土砂災害の被害を抑え、安全な土地作りを行う目的で植樹されていることもあるのです。
野山だけではなく、ちょっとした住宅地などにも植えてあることがある、非常に身近な植物の一つでもありますし、私たちの暮らしを文字通り支えてくれている植物でもあるのです。

もしも、お散歩中やお散歩から帰った後に花粉症が酷くなる、ということであれば、お散歩コースにスギやヒノキが植えられているのかもしれません。この時期だけは、少し散歩のコースを変更してみたりするのも良いかもしれませんね。犬たちにとっても、新しい探検コースが増えて、きっと喜んでくれるはずです。

工夫3:犬たちのブラッシングにひと手間くわえてみる

私たちの衣類に付着した花粉が室内に持ち込まれると、それによってアレルギー症状が引きこされることがあるのは良く知られていますよね。対策として、家に入る前や玄関で服をよく払ったり、花粉を防ぐスプレーをするなどされている方も多いのではないでしょうか。
犬たちの被毛にも同じように花粉が付着します。また、私たちよりも低い位置にある犬たちの体は、特に乾燥していると、ホコリと一緒に地面に落ちた花粉なども引き寄せてしまう傾向があるようです。そのため、家に入る前に犬たちの体をよくブラッシングすることが、室内に花粉を持ち込まないための対策になります。
ブラッシングをする際には、背中などはもちろん、歩いているうちに地面に近いお腹やお尻などにも花粉が付着していることがあるため、これらの部位を念入りにブラッシングしてあげてください。
また、傷んだり乾燥している被毛は静電気を帯びやすく、花粉を吸着してしまうほか、毛玉などの原因にもなります。花粉対策として、毛をなめらかにしてくれるトリートメントなどを使用しておくと、より効果が期待できるはずです。

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