- コラム
2025.09.11
まだまだ年寄り扱いされたくない 〜柴犬あるある・若いもんには負けないぞ編~
柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、シニア犬の年代に差し掛かりつつも、新たなアイテムを柴犬さん流に使いこなしたり、遊びに全力だったりとまだまだハツラツと過ごす柴犬さんの様子をお届けします。
ソファー・チャレンジ再び!
我が家の柴犬は14歳。気が付けば、すっかりシニアと呼ばれる年齢になりました。子犬の頃は日々できることが増えていましたが、今はできなくなったことに気づいては、「そうかー」と優しくうなづく毎日です。
そんな変化を感じるアイテムのひとつが、リビングのソファー。子犬時代、飼い主が座っているソファーが羨ましくて、なんどもジャンプしては届かず玉砕をくり返していたうちの子。それでも諦めずに何度もチャレンジ! その結果、見事に飛び乗れた時の、びっくり&うれしい笑顔は今でもはっきり覚えています。
それ以来、1日の大半を過ごしていたお気に入りのソファーですが、最近、飛び乗ろうとしては届かず、失敗することが増えてきました。それでも諦めない心は子犬時代のまま。ソファーへのジャンプを試みる毎日です。 頑張る姿は可愛いのですが、年齢的にも怪我が心配。そこで、ソファー用の階段を購入しました。これで安心して、またソファーに乗れるね〜と思ったのですが、そこは柴犬。もちろん、飼い主の気持ちは届きません。
寝返りを打って階段からごろん。ベッドの間に挟まったまま気持ちよさそうに寝るうちの子。狭くないのー?
オヤツを使って練習している時は階段を使いますが、普段は相変わらずソファーに向かってジャンプのトライ&エラー。どうやら階段のことは、新しいベッドと勘違いしている様子です。通常のベッドよりは幅が狭いので、なんだかちょっと寝ずらそう……。
遊びたい気持ちは捨てられぬ
うちの子がシニアになっても変わらないのが、遊ぶのが大好きなところ。とくに、お気に入りのヌイグルミを使った取ってこいや引っ張りっこ、空中キャッチが大好きです。けれども、やっぱり14歳。子犬時代のようにエンドレスでは遊べません。2〜3回遊ぶだけで疲れてしまう我が家の柴犬さん。
だけど、疲れてもまだ遊びたい。「おしまい?」と聞くと、「今は休憩中ですから!」と言わんばかりに、ヌイグルミを抱え込んで離しません。遊びたい、でも体力が足りない、でもまだまだ遊びたい、そんな心の葛藤が見えるようです。
「疲れたでしょ?また今度遊ぼう?」と声をかけると、飼い主を見つめたままヌイグルミを噛み噛み。年寄り扱いされたのが気に入らないのでしょうか。結局ヌイグルミを抱えたまま、いつのまにかコテッと寝落ち。遊ぶの? 休むの? どっちなの〜!?
マナーパンツはおしゃれアイテム
めざせ! パリコレ!? おしゃれコレクションを着こなす柴犬さん
シニアになって増えてきたのが、おトイレの失敗です。寝室に入る時はマナーパンツ着用が、我が家のルールとなりました。最初はちょっと不満そうにしていたうちの子ですが、マナーパンツをつけるたびに「かっこいい!」と絶賛していたら、まんざらでもない様子。最近では、寝室に入りたくなると自ら「つけて」とやってきます。
マナーパンツのデザインは3種類。 今日はボーダー? それともチェック? これから、増えるであろうシニアアイテムは、新たな挑戦の柴犬ファッション。めざせ、シニア犬界のファッションリーダー!
若いもんには負けないぞ!
ソファーに挑んで、オモチャを抱えて、マナーパンツを着こなすうちの子。いくつになっても、気分はまだまだ若者のようです。
「まだまだ若いもんには負けないぞ」と張り切る姿は、なんとも愛おしいもの。どうかこれからも、ゆっくりと歳を重ねてほしいと願う飼い主なのです。
おでかけ大好きなうちの子。楽しい! おいしい!が柴犬的アンチエイジングなのかも



