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2019.02.06

ペット栄養管理士の講習から~「犬たちのデンタル事情」~

ペット栄養管理士の講習から~「犬たちのデンタル事情」~

年々、感心が高まりつつある犬たちのデンタルケア。犬たちの歯に良いトリーツを与えたり、ハミガキを習慣付けたり、サプリメントを試したり…。ポチでも、犬たちの歯を守るためのさまざまな取り組みをご紹介してきました。
さて、今日は先日開催された、ペット栄養管理士講習から、犬たちの歯の健康に関連する話題をご紹介致します。

ウチの子の利き顎はどっち?チェックしてみよう。

ちょうど、このあたりです。

ちょうど、このあたりです。

近年、犬たちのデンタルケアや口臭対策への意識が高まり、メーカーでもさまざまな新商品が登場しています。繰り返し噛むことで歯垢を除去するガムや、動物の骨や角、非常に固いチーズなど、選択肢も増えて選ぶ機会も増えていますよね。犬たちは本来、繰り返しそういったものを噛むことを楽しむという性質があります。

犬たちにデンタルケアのオヤツやオモチャを与える際には、どの歯で噛んでいる時間が長いのか、どちらかの顎にばかり負担がかかっていないかをチェックしておくと良いかもしれません。

さて、講習で気になったのは、犬たちの歯が折れてしまう事故のこと。

大前提として、健康的な犬たちの歯はとても強く、そう簡単には折れたり欠けたり、虫歯もめったにありません。では、なぜ犬たちの歯が折れてしまうのかというと、犬たちの歯の構造に理由の一つがあります。犬たちの歯のなかには、野生で狩猟を行っていた頃に、獲物にとどめを刺したり、攻撃をするために発達した「犬歯」などのほかに、獲物の肉を引き裂き、食べやすい大きさに切り取るための「裂肉歯」と呼ばれる歯があります。この歯は、犬たちの一番奥の歯から数えて4本目(上顎第4前臼歯)にあたります。

この裂肉歯を初めとして、犬たちの臼歯は他の歯とは異なり、正常な噛み合わせがはさみのように前後に重なる構造をしています。
そのため、固すぎるオヤツを繰り返し同じ歯を使って強い力で噛み切ろうとしていると、そのすれ違うはずの歯と歯の間の部分に強い力がかかり、とくに歯石がたまったりして、歯周病などになっていると、犬たちの歯が折れてしまうこともあるので注意が必要です。

気になるデンタルケアのちょこっとポイント。

犬たちに多い口内トラブルの歯周病。進行すると、繁殖した歯周病菌が顎の骨を溶かし、骨折のリスクを高めたり、心不全などの循環器系のトラブルのリスクを高めたりすることはご存知の方も多いのではないでしょうか。
そのほかにも、歯周病菌は犬たちのくしゃみや鼻水を引き起こしていることもあるのだとか。増殖した菌が、鼻腔に入り込んで炎症などを引き起こすことで、頻繁にくしゃみを起こしたり、鼻水が止まらなくなってしまう……というケースも。
犬たちのくしゃみや鼻水が気になる時には、お口の中のトラブルを疑ってみて、獣医さんに相談してみるのも良いかもしれません。

犬たちのデンタルガムの中には、噛むことで物理的な摩擦などで歯石や歯垢を除去するタイプのもののほかにも、科学の力で口内環境を整えるタイプのものもあるのだそうです。
例えば、好みもありますが、最近一般で流通しているもので出てきたのが、「塩酸デルモピノール」という海外の人間用のマウスウォッシュなどにも使用される成分を配合し、歯垢(口内細菌の塊)の形成を防ぐもの。この塩酸デルモピノールは、歯垢や歯石が歯に密着することを防ぎ、口内トラブルを抑制する効果があるのだとか。こういった口腔ケア成分が配合されているデンタルケアアイテムは、使用量や使用時間を必ず守り、正しい使用方法で使うことが大切です。今後は、ナチュラルな自然由来の成分で、似たような効果が期待できる成分を配合した商品が増えていくと良いですよね。