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2019.06.03

梅雨と一緒に旬が来る。関節に栄養たっぷり"入梅イワシ"の美味しいお話。

梅雨と一緒に旬が来る。関節に栄養たっぷり

もうすぐ梅雨空に覆われるこの時期に、旬を迎える食材の中に大衆に愛されてきた魚・イワシがあります。6月~7月の梅雨の時期に水揚げされるイワシは、「入梅イワシ」(にゅうばいいわし・ついりいわし)と呼ばれ、特に関東地方では古くから愛されてきました。
梅雨の時期はイワシの産卵時期に重なっていて、もっとも脂が乗ってまるまると太ったイワシが取れるといわれています。まさに食べごろを迎えたイワシには、犬たちにも嬉しい機能性成分もたっぷりと含まれています。

旬のイワシには、犬の関節に嬉しいEPA・成長期に必要なDHAがたっぷり!

産卵を控えたイワシは、この時期にもっとも栄養を貯めこんでいます。脂がのっているということは、魚油(魚が持っている油分)が普段よりも格段に多いということ。体の中の炎症を抑えたりする作用があるDHAやEPAといったオメガ-3脂肪酸を、普段の食事から摂取するならこの時期のイワシがより豊富です。
特にEPAは犬たちの関節や皮膚などの炎症を抑制してくれることで注目され、サプリメントとしても活用されています。関節トラブルが気になるシニア犬や運動量が多い犬たち、皮膚・被毛が弱い犬たちは積極的に取り入れたい栄養素です。

さらにDHAは神経伝達や脳の健やかな成長に役立つ栄養素で、成長期のパピーたちがしっかりと成長していくために必須です。DHAをきちんと摂取して成長した犬は、気持ちが落ち着き、賢くなるといわれています。

また、旬のイワシならばお刺身でも楽しめるので、犬たちにちょこっとおすそ分けすることもできますね。
傷みが早いイワシは、刺身でも食べられるほどの鮮度で入手ができる季節は限られているので、この時期だけのごちそうとして、犬たちにも食べさせてみてはいかがでしょうか。

イワシの種類についての豆知識

日本で古くから愛されてきたイワシといえば、マイワシと呼ばれている種類です。このほかにも、ヨーロッパなどではオイル漬けにして保存食(オイルサーディンやアンチョビ)としても楽しまれているカタクチイワシ、干物として多く楽しまれているウルメイワシなどの種類が日本では水揚げされています。
ちなみに、「シラス」として楽しまれている魚は、ほとんどがイワシの稚魚と言われています。
シラスはカルシウムが豊富ですが意外にリンも多く、シラスで犬たちの食事のリンとカルシウムのバランスを取るのは難しいです。栄養バランスを整えるというより、食欲を刺激するちょこっとオヤツとして与えることがオススメです。

DOG's TALK

POCHI スタッフ OKAPY

私がこの「入梅イワシ」のことを知ったのは、食事にこだわりの強かった祖母から教えてもらったことがきっかけでした。「この時期のイワシを食べると賢くなるんだよ」なんて子どものころにいわれたのですが、確かにEPAには神経系の成長を助ける作用があります。成長期の子犬たちにEPAを定期的に与えることで、賢く情緒の落ち着いた犬に育つという研究結果もあるそうなので、あながち間違いではないのかもしれません。
カルシウムも豊富ないわしは、成長期のパピーやシニア犬にまさにぴったりの食材。ぜひ、季節の味を犬も含めた家族みんなで楽しんでみてください。
(ちゃんと祖母の言うことを聞いて、子どもの頃にたくさん食べておけばよかったなぁ。)

『イワシ』を手軽に楽しめるレトルトパックはいかがですか。

*1  POCHI Marche イワシ骨ごとやわらか煮 150g

*2  POCHI Marche イワシ骨ごとフレーク 80g