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2019.08.07

夏を象徴する花、ひまわりのちょこっと豆知識。

夏を象徴する花、ひまわりのちょこっと豆知識。

8月に入り、いよいよ夏らしい強い日差しが降り注ぐようになってきました。私たちや犬たちにとって、強すぎる日差しはちょっぴり困りものですが、この強烈な日差しを浴びようと一生懸命背を伸ばす植物もあります。
そう、夏を象徴する花でもあるひまわりです。本日は、そんなひまわりの花の歴史とちょこっとポイントをご紹介します。

ひまわりの歴史

アメリカ原産のひまわりは、ネイティブアメリカンたちにとって非常に身近な植物として親しまれてきました。ひとつの花にたくさんの種をつけることから、紀元前のころから食料として珍重され、大切に育てられていたようです。
その後、アメリカ大陸の発見に伴ってひまわりの花や種もヨーロッパへと渡ります。その後にひまわりはロシアへと渡り、苛酷な環境でもたくましく育ち、なおかつ栄養も豊富なひまわりの種は、ロシアでも大切な作物として育てられることになりました。

世界的に見ると、原産国であるアメリカやヨーロッパ、アジアなどでは食用として栽培されていることも多いひまわり。ひまわりの種から作られるひまわり油はお菓子やマヨネーズ、ドレッシングなどの原材料として使用されていて、実はとっても身近な存在。
日本には17世紀の江戸時代に持ち込まれたといわれています。

犬がひまわりを食べても大丈夫?

食用としても栽培されるひまわりは、主に種を食用にします。ひまわりの種には、ポチではお馴染みの必須脂肪酸・リノール酸が非常に多く含まれています。皮膚の健康や被毛にツヤを与える作用があるといわれている成分です。
かつて、ネイティブアメリカンなどの間では、この豊富なリノール酸を含むひまわりの種は美容などに良い食材としても使用されていたのだそう。
そのほかにも葉酸やビタミンEも含まれています。

ただ、脂肪酸がたっぷりなだけに、犬たちに与える際には注意が必要。与える際は生のままでは渋みが出る場合があるので、殻がついたままの状態で一度炒ったりして調理したほうがいいです。また、固い殻を剥いて中身だけを食べさせるようにしたほうがベター。その中身も大量に与えてしまうとお腹を壊したり、肥満などの原因になる可能性があります。
フードのトッピングなどとして、ぱらぱらっとふりかけてあげるくらいにしてくださいね。

DOG's TALK

リノール酸は必須脂肪酸ですが、過剰な摂取を続けるとさまざまなトラブルのきっかけになるといわれています。どんな栄養でも同じように、栄養や食材に関する正しい知識を持ち、偏った食事は避け、バランスの良い食事を心がけるのが健康の基本です。さまざまな栄養をバランスよく摂取することを心がけたいですね。