• コラム
  • スタッフコラム

2019.12.18

ドッグフードに多く使われる「ユッカ」。いったいどんな原材料?[#犬と食の一問一答]

ドッグフードに多く使われる「ユッカ」。いったいどんな原材料?[#犬と食の一問一答]

ポチで取り扱っているドッグフードに使用されている原材料を見てみると、「よく見るけど、これってどんなものだっけ?」と気になるものがあります。
今回は、"ユッカ"や"ユッカシジゲラ抽出物"として記載されている原材料についてご紹介します。
「そういえば、これって何のために使用されているの?」と改めて思ったときに参考になれば幸いです。

ユッカ・ユッカシジゲラ抽出物ってどんなもの?

ユッカとは、リュウゼツラン科イトラン属の植物の総称で、その中でも特にドッグフードなどに使用されるのはユッカジゲラという種類の植物です。
ユッカはリュウゼツランの仲間の単葉植物で、もともとはメキシコなどの南米の乾燥地帯が原産だといわれています。
ユッカは虫たちの力を借りて子孫を残す植物ですが、栽培自体は簡単で環境の変化にも適応する力を持っていたので、砂漠地帯だけではなく、世界的に栽培されるようになりました。

見た目で言えば、少し背の低い樹木で、アロエによく似た尖っていて肉厚の葉を持っています。ユッカの花は、幹の頂点にたくさんの白い花が集まった塊の状態で咲くのだそうです。

ユッカそのものは古来からアメリカ大陸の先住民たちによってさまざまな生活用品に活用されてきた歴史を持っています。長い葉の繊維はロープや布を作るために、花や果物は食べ物として大切にされてきました。

ドッグフードなどにも使用されるユッカ・ユッカシジゲラ抽出物は、多くはユッカの根の部分から抽出されたもの。このユッカの根は、古くから皮膚トラブルの治療の際に使用されてきた歴史があるのだそうです。そのほかにも出血した際の応急処置や関節炎にも有効だとされていたそうです。

ユッカ・ユッカシジゲラ抽出物に含まれる機能性成分とは?

サポニン・サポニゲン

天然の界面活性剤といわれていて、食べ物と一緒に取り込むと細胞膜を壊して細胞内の栄養を消化しやすくする作用を持っています。また、コレステロールの吸収を防いでくれる作用も期待されています。
また、サポニンには高い整腸作用があるともいわれていて、犬たちの腸内であまり増やし過ぎたくない菌たちの繁殖を抑えるため、食物繊維が豊富な食材と組み合わせて有用菌を増やすことがオススメです。
この腸内環境を整える働きから、犬たちのウンチに含まれている腸内細菌の副産物である悪臭を軽減する、とも言われているようです。

DOG's TALK

ユッカは少し前には「犬のウンチのにおいを軽減させる成分」として紹介されていたようですが、それも腸内環境を整えてくれる作用があったからで、直接的な効用はなさそうです。最近では犬たちの腸内環境を整えることが免疫系などにも良い影響があることが分かってきていますし、再度注目を集めていきそうな成分です。ユッカに含まれているサポニンは、ゴボウなどにも多く含まれているので、ゴボウを繊維質として継続して与えていくことでも犬のウンチのニオイが軽くなったりするのかもしれません。