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2020.02.06

ドッグフードの「オーガニック」「ナチュラル」ってどういう意味?どんな違いがあるの?[#犬と食の一問一答]

ドッグフードの「オーガニック」「ナチュラル」ってどういう意味?どんな違いがあるの?[#犬と食の一問一答]

ポチで取り扱っているドッグフードにも使用されている標記の中には「よく見るけど、これってどういうこと?」と気になるものがあります。
今回は、"オーガニック"や"ナチュラル"として記載されているドッグフードの違いについてのご紹介。「そういえば、これってどういう意味なの?」と改めて思ったときに参考になれば幸いです。

「オーガニック認定を受けた原材料を使用」と表記されたドッグフードってどんなフード?

ドッグフードにおいて、「オーガニック」という表現を使用する際には明確な規定が存在しています。
例えば、アメリカで製造されているオーガニックドッグフードに使用されているUSDA Organic認証は、人間向けのオーガニック製品と同じく「認可された方法で生産された食品、またはその他農業製品のことを指す表示用の用語である。その手法は、資源の循環を育み、生態系のバランスを整え、生物多様性を保護することが可能な、文化・生物・機会を使用して行う農法を取り入れたものである。合成肥料や下水汚泥、放射線照射、遺伝子操作は使用してはならない」と定められています。

この認証を受けるためには、作物や家畜を育てる土地の土壌や水、肥料、種子、育成環境などの厳しい基準をクリアする必要があります。もちろん、国や地域によってこの認証の基準は異なります。どこの国のオーガニック認証を受けているのか、もチェックしてみると面白いかもしれません。

また、ドッグフードにおいては、犬たちの栄養バランスを調整したり、品質を維持するために、ビタミンやミネラル類を添加することがありますが、これはオーガニック原材料を使用しているドッグフードでも認められています。100%オーガニックや100%有機原材料と表記されているドッグフードであっても、栄養調整のためにミネラルやビタミンが加えられていることがあります。ちなみに、オーガニック原材料や有機食材だけで総合栄養食の基準を満たすためには、オーガニック認定のビタミンを用意する必要があり、かなり難しいといわれています。
技術がより進歩すれば将来的には、自然にも犬たちにも優しいオーガニック認定を受けた原材料のみで作られたドッグフードが手軽に手に入るようになるかもしれません。

ドッグフードにおける「ナチュラル」ってどういう意味?

ドッグフードの栄養基準を定めるAAFCOでは、「ナチュラル」という言葉を「自然のまま、あるいは従来の加工工程を施されているもので、人工的に作られた成分を含んでいないものを指す」と定義しています。そしてさらに「常識の範囲内(人間と同等の適正製造基準=GMP規制に沿った範囲)の化合物を加える場合は、免責条項として"ビタミン・ミネラル添加済み"と記載する」ようにと定めています。

しかし、先ほどのオーガニック認証とは異なり、AAFCOでは「ナチュラル」の定義を製造工程に関する部分だけに限定しています。その製造工程も、比較的大まかな基準だと言えます。つまり、ドッグフードに使用されている原材料の種類や成分、嗜好性、レシピの内容などには関係なく使用できる表記ということです。
一般的に「ナチュラル」ドッグフードは、製造方法においての基準を満たしているものであり、私たちのイメージとは少し違う、ということを知っておくと良いかもしれません。

DOG's TALK

自然界に存在しているものを基準とした「ナチュラル」で「自然派」な食事こそが犬たちにとっては最高の食事である、という意見もある一方で、獣医師さんからの「自然界には細菌やウイルスなどもたくさん存在しているのだから、現在販売されているドッグフードはどんなものも本当の意味でナチュラルな食事には該当しないのでは?」なんて問いかけもあります。また、化学的な合成保存料を使っていないものを「ナチュラルフード」と呼んでいる場合もあるようです。
まだまだ、発展途上の犬たちの栄養学。今後はどんな言葉やフードの流行が生まれていくのでしょうか。
いずれにしても、ドッグフードに使用されている標記や、表現は分かりにくいものもあり、惑わされてしまうことも多くあります。表記だけに惑わされず、犬たちの体質や体形にマッチしたフードを選んでいくことが大切ですね。