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2020.10.14

ドッグフードの原材料としても注目!カボチャのワタを活用しよう

ドッグフードの原材料としても注目!カボチャのワタを活用しよう

ドッグフードにも使用されているカボチャ。甘くておいしいカボチャを、ポタージュやクッキーに練りこむなどの形で犬と一緒に楽しんでいる方も多いですよね。
このカボチャですが、今までは捨てられていたワタに豊富に含まれている嬉しい栄養素が注目されています。
本日は、今ジワジワと人気になっている「カボチャのワタ」とその理由についてご紹介します。

犬にも嬉しい栄養がもっとも豊富なのは、カボチャのワタ。

栄養たっぷりのカボチャですが、もっとも栄養が豊富に詰まっている部分は、実は捨てられることが多いカボチャのワタ。
カボチャに含まれている代表的な栄養素というと、カロテノイドの一種であるβカロテンのことを思い浮かべるのではないでしょうか。βカロテンはビタミンAに代謝される物質で、抗酸化作用を持っています。
ストレスや紫外線の影響を受け体内で余分に増えてしまった活性酸素により、細胞は傷付けられ老化していきます。βカロテンは活性酸素の発生を抑える働きがあるといわれていて、細胞の健康維持に役立つ栄養素として有名です。
中身の部分と比較すると約2倍近くのβカロテンがワタの部分に含まれていると言われています。

それから、カボチャのワタには腸内細菌のエサとなる水溶性食物繊維、そしてウンチをしっかり固めて健康的なウンチを作るのに必要な不溶性食物繊維の両方が豊富に含まれているため、お腹の弱い犬にもオススメです。
身の部分でも食物繊維が豊富なカボチャですが、ワタの部分には中身の2~5倍ほどの食物繊維が含まれているそうです。

カボチャのワタの活用が広がりつつある理由

カボチャのワタを上手く活用していくことが広がりつつある背景には、いくつか理由があります。
カボチャの持っている嬉しい栄養素を効率的に取り入れるなら、中身の部分よりカボチャのワタを上手く活用する方が効果的であることが分かったこと、そして食べ物の廃棄量が問題になっていることが背景にあります。
カボチャだけに限ったことではありませんが、ホールフード(「Whole(まるごと)」の「Food(たべもの)」)の考え方や生産された食べ物をできるだけ廃棄せずに最大限活用することで、世界の食糧問題やゴミ問題への対策を行っていこうという動きが活発になりつつあります。

以前はカボチャのワタは食感が良くないことから捨てられていましたが、ポタージュにしたりすり潰してペースト状にすることでその問題を解決することができますし、嬉しい栄養も豊富なので、注目度が上がりつつあるというわけです。

おわりに

さらに人気が出つつあるカボチャの製品にカボチャの種と種からとったオイルがあります。種には亜鉛をはじめとしてミネラルが豊富に含まれており、乾煎りしたりフライにしてナッツのように食べられたり、サプリメントの原材料にも利用されています。オイルにはビタミンEやβカロテンが豊富に含まれており、エイジングケアのオイルとしても注目されています。

手作り食に身近なカボチャ。これから秋が深まり、カボチャが美味しい季節もやってきます。ぜひ、カボチャを使うのならワタの部分や種も使って、おいしいトッピングなども楽しんでみてくださいね。

ちょっとブレイク ドッグフードクイズ

DOG's TALK

問題:"カボチャ"に含まれるβカロテン。最も多いのは、カボチャのどの部分?

正解:カボチャの種の周辺にあるワタの部分が最も含有量が多くなっています。食品ロスを減らすだけではなく、栄養を無駄なく取り入れるためにも、手作り食の際には上手く使っていきたいですね。スープなどにするのがオススメです。

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