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2023.04.19

カフェも買い物も一緒。NZのシティドッグたちのライフスタイル~南半球のDog's letter~

カフェも買い物も一緒。NZのシティドッグたちのライフスタイル~南半球のDog's letter~

世界の様々な地域に順応して暮らしている犬たち。
ところ変われば犬とのライフスタイルも変わります。日本とはちょっと違う?共通してる?目新しいドッグライフ情報を、自然豊かな南半球に位置するニュージーランドからお届けします。

自然豊かで犬好きな人が多く暮らすニュージーランド。
日々の中に犬が自然に溶け込んでいる光景が当たり前になっているこの国では、街のいたるところで犬たちの姿が見られます。
今回は、そんな街中で暮らす犬たちの姿をお届けします。

出かける時は常に犬同伴

国全体では中型~大型犬が多いのですが、都市部では小型犬もよく見かけます。牧羊犬気質を残したコンパクトなシェルティなら都市部でも暮らしやすいのかもしれません。

国全体では中型~大型犬が多いのですが、都市部では小型犬もよく見かけます。牧羊犬気質を残したコンパクトなシェルティなら都市部でも暮らしやすいのかもしれません。

一歩家から出れば、犬を見かけない日はないほど犬が生活に溶け込んでいるニュージーランド。
ビーチや森の中で出合う犬はみんな満面の笑顔ですが、街中でお行儀よくしている犬もキュートです。
ニュージーランドの都市部で暮らす犬は概ねフレンドリーで、社会性がしっかり身についていることが印象的。
外出時は常に犬と一緒という飼い主さんも多いため、カフェなどの飲食店や小売店も犬連れに優しい環境となっています。
今回はそんなシティドッグたちの日常をご紹介します。

入口に犬を繋いでおけるフックがあるシューズショップ。日本では驚く方が多いかもしれませんが、店先で飼い主を待つ犬の姿はこの国では日常です。

入口に犬を繋いでおけるフックがあるシューズショップ。日本では驚く方が多いかもしれませんが、店先で飼い主を待つ犬の姿はこの国では日常です。

犬と一緒にカフェ&ランチタイム

アウトドア好きな国民性を反映してか、ニュージーランドには屋外席を設けている飲食店が多いように感じます。
夏はもちろん、冬でも赤外線ヒーターが用意されているため、敢えてオープンスペースを好む人も。
こうした屋外席は犬連れで利用可能で、犬用の水入れも置かれています。

 

カフェでランチをしていた飼い主さんたちと眠そうな犬。

カフェでランチをしていた飼い主さんたちと眠そうな犬。

天気のよい日の昼下がり、海辺のおしゃれなカフェでランチをしている3人のグループを見かけました。
3人とも犬連れで、よく一緒に散歩をする仲間だそう。
テーブルの上にはピザやポテトなどおいしそうなものが乗っていますが、犬たちはおねだりすることもなく、リラックスしておとなしく座っています。
席の近くをほかの利用客が通っても、驚いたり、ちょっかいを出したりということはありません。
こうした基本的なマナーは、都会暮らしの犬にとって必要なことなのでしょう。
とりわけこの日はランチ前にビーチでたっぷり遊んだとかで、飼い主さんたちが食事している間、全員がまったりモードでした。

「いい子たちでしょう? さっき走り回ったからもう眠いのかも。この前はこの子たちとヨットに乗ったんです。犬たちと冒険するのは楽しいですよ」と微笑む飼い主さん。

オークランドには犬用のおやつを販売しているカフェも存在。
また、数は少ないものの、犬を屋内に連れて入れるカフェバーもあります。
犬連れで色々なお店に気軽に食事に行けるのは、幸せなことだと思います。

 

犬連れで食事を楽しむのもこの国では普通のこと。この子たちは人間の食べ物に興味を示さず、静かに過ごせていました。

犬連れで食事を楽しむのもこの国では普通のこと。この子たちは人間の食べ物に興味を示さず、静かに過ごせていました。

青空市場の犬預かりサービス

多くの人が行き交うファーマーズ・マーケット。こんなところにも、犬との暮らしに嬉しい「当たり前」がありました。

多くの人が行き交うファーマーズ・マーケット。こんなところにも、犬との暮らしに嬉しい「当たり前」がありました。

ニュージーランドでは週末になると各地でファーマーズ・マーケット(青空市場)が開催されます。
産地直送の新鮮な野菜や果物、地元の名産品、その場で食べられるフード屋台などが並び、音楽ライブも行われてお祭りのように活気ある雰囲気。

 

ファーマーズ・マーケット入口の犬預かり所の案内看板。「どうぞドッグシッティングサービスをご利用ください」とのこと。多くの買い物客が預けていきます。

ファーマーズ・マーケット入口の犬預かり所の案内看板。「どうぞドッグシッティングサービスをご利用ください」とのこと。多くの買い物客が預けていきます。

なかでもオークランド周辺で人気の高いマタカナ・ファーマーズ・マーケットへ出かけたところ、入り口付近に犬が集まる一角がありました。
人々で混雑するマーケット内には犬を連れて入れないため、買い物している間、ここで1頭につき$4(約320円)で預かってくれるのです。

 

通りがかる人たちの多くが思わず足を止め、犬たちを撫でていくため、まるで「犬のふれあいコーナー」のよう。
子どもたちも喜んで近づいていきます。ニュージーランド人はこうして幼い頃から犬に触れ、犬が好きになるのだなと感じました。

 

ニュージーランドでは、日常的にたくさんの人や犬との触れ合いがあります。このことが人はもちろん、犬たちにも共通する「フレンドリーな国民性」に影響しているのかもしれません。

ニュージーランドでは、日常的にたくさんの人や犬との触れ合いがあります。このことが人はもちろん、犬たちにも共通する「フレンドリーな国民性」に影響しているのかもしれません。

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