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2024.01.31

犬にキウイを食べさせるなら。栄養&調理法まとめ[#ペット栄養管理士]

犬にキウイを食べさせるなら。栄養&調理法まとめ[#ペット栄養管理士]

かつては珍しいものだったのに、さまざまな人たちの努力によって身近になった野菜やフルーツって多いですよね。今回取り上げるキウイフルーツもそんな果物のなかのひとつ。
以前と比べ、スーパーで手に取る機会もかなり多くなったと感じます。
そんなキウイは、人間だけではなく、犬の健康維持にも役立つ栄養がたっぷり含まれています。
そこで、今回は犬にキウイを食べさせる時に知っておきたい情報をペット栄養管理士がまとめてご紹介します。
「これって食べさせて良いんだっけ?」と気になったときに参考にしていただけると嬉しいです。

DOG's TALK

POCHIのペット栄養管理士 岡安

POCHIのペット栄養管理士 岡安

ペット栄養管理士です。犬ぞりやフリスビーなど、犬とできるアクティビティが好き。大型犬を見るとテンションが上がります。

キウイは犬も食べられるフルーツです

キウイは犬と家族が一緒に楽しむことができるフルーツのひとつです。
キウイフルーツには果肉が緑色のものと、果肉が黄色いものの2種類があります。(それ以外の色もあるそうですが、主に手に入るのはこれら2種類がほとんどです)

キウイ(緑)に含まれる代表的な成分は以下の通りです。

■キウイ100gあたりの保証分析値

「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

エネルギー:約51kcal
タンパク質:約1.0g(乾物計算時:6.5%)
脂質:約0.2g
炭水化物:約13.4g以下
水分:約84.7g
灰分:約0.7g

■キウイ(黄)では以下のようになります。

「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

エネルギー:約63kcal
タンパク質:約1.1g(乾物計算時:6.5%)
脂質:約0.2g
炭水化物:約14.9g以下
水分:約83.2g
灰分:約0.5g

緑のキウイと比較するとカロリーと炭水化物が高く、水分量がわずかに少なくなっています。

キウイの果肉の色と栄養の違い

実は果肉が緑色をしているキウイフルーツと、黄色をしているキウイフルーツでは品種が異なります。
それぞれ多く含む栄養素にも違いがあるので、比較してみましょう。

・緑のキウイがより多く含む栄養
食物繊維、カルシウム、アクチニジン

・黄色いキウイがより多く含む栄養
ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化成分

実は、緑のキウイには緑のキウイだけが持っている栄養が含まれている反面、黄色いキウイには緑のキウイにも含まれる成分がより多く含まれているという特長があります。


緑のキウイだけが持っている酵素のアクチニジンはタンパク質を分解する酵素です。
アクチニジンは肉類だけではなく、ミルクなどの乳製品のタンパク質、植物由来のタンパク質などさまざまなタンパク質の分解を行うことができる万能の酵素。お腹の調子がなかなか安定しない犬や、フードの切り替えなどを予定していて、いい状態のうんちを維持したい時などに嬉しい存在ですね。

キウイにはシニア犬に嬉しい抗酸化成分がたっぷり

緑、黄色共通してキウイフルーツに豊富に含まれているビタミンC、ビタミンEは抗酸化ビタミンと呼ばれています。
老化やストレス、紫外線によるダメージの蓄積などに役立つ抗酸化ビタミン。
中でもビタミンCは体内で活性酸素によって細胞が傷付けられるのを防ぎ、ビタミンEはビタミンCの抗酸化力を再利用できる形に作り直す働きがあります。

これらを継続して取り入れることで、犬の元気と若々しさの維持に役立ちます。
活性酸素は細胞の老化や白内障などに関係しているといわれているので、シニア期の犬やエイジングケアを期待するなら、黄色いキウイがオススメです。

「ウチの子はタンパク質量が多いフードをあげているから、緑のキウイフルーツ」とか「紫外線が強くなったし、抗酸化としてビタミンCとビタミンEを摂取させたいから黄色いキウイフルーツにしようかな」のように、犬たちの食事のメニューや季節に応じて与えるキウイフルーツの色を変えてみるのも良いかもしれません。



アレルギー、中毒など注意点はないの?

キウイは犬の食物アレルギーを引き起こしやすい食材ではありません。
犬の食物アレルギーはそれまでに接触(食べた)機会が多い食材ほど出やすくなります。ですから、日常的にキウイを食べてきた…という犬でない限りはキウイにアレルギーが出ることはあまりないと思います。

ただし、アレルギーの少し厄介な特長に、交差反応といってよく似たタンパク質を持っている食品同士では、同じようにアレルギー反応が出ることがあります。(例)チキン→ターキー、ブタクサ→メロン、スイカなど)

キウイと交差反応が認められている食物には、リンゴ、モモ、サクランボ、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ニンジンなどがあるそうです。これらは人間でのデータですから、犬ではどれくらいの確度でアレルギーが見られるのかははっきりしていません。
ただ、これらの食品に食物アレルギー反応を示すことが分かっているなら、避けた方が安心かもしれません。

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まずご紹介するのは、夏にご紹介したひんやりおいしいスイーツです。作り方はとっても簡単。キウイ以外のお好みのフルーツでアレンジもできますよ。キウイそのものを加熱する工程がないため、酵素をしっかり摂取でき、緑色のキウイが持つパワーをしっかり取り入れられるはず。暖かい部屋で過ごす冬もぜひお楽しみください。

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キウイを乾燥させたドライフルーツにすればアレンジももっと広がります。
オススメなのは、甘さが際立つ黄色のキウイ。
犬たちが大好きな蒸しパンの具材としても大人気。意外と簡単にできるので、ちょっと残ったキウイはドライフルーツにしてみてはいかがでしょうか。
キウイそのものを加熱する工程がないため、酵素をしっかり摂取でき、キウイが持つパワーをしっかり取り入れられるはず。

おわりに

今回は身近なフルーツ、キウイについてご紹介いたしました。緑と黄色のキウイにはそれぞれ個性があるので、うちの子の体調やお好みに合わせて選んでみるのがオススメです。